8月2日(水)
「万太郎の好きな一句」アンケート、いい感じで集まって来ている。嬉しいな。すこし前のこのブログにいわゆる有名句がないと書くやいなや、ちゃんと有名句もあがってきた。「神田川」の句や「湯豆腐」の句、ありますよ。ハガキアンケートが読者の手元に届くのは少し先になると思うので、いまのところはHPのアンケートものばかりとなる。ひとつ失敗したなと思ったのは、このサイトに好きな理由を書くためのコメント欄を設けなかったこと。今週末にはその欄を設けたいとおもっている。アンケートの集計欄には、そのコメントは載せられないかもしれないが、おひとりおひとりの好きな理由はぜひ伺っておきたいもの。さきにアンケートに答えていただいた方にも是非伺いたいと思っている。
君嶋真理子さん、装幀のために来社。君嶋さんの酒量はふえる一方らしく「このあいだ酔っぱらってブロックに激突してたん瘤つくっちゃった!」と平然としている。それを聞いたわたしも中井愛も慌てて「ええっ、だ、だいじょうぶだったの?」と聞くと、「ウン、大丈夫だと思うよ。よく覚えてないんだけど、ダンナにひっぱられて帰ってらしい、」「まわりの人はだいぶ心配したらしいけど……どうもまずいっすよ」と言いながら大変おおらか。おいおいどうもまずいっすよじゃないだろッて思わず、わたしと中井でつっこむ。まったくほんとにいい加減にしなさい、君嶋さん!!
来週の「朝日新聞」の夕刊に詩人の手塚敦史さんのインタビュー記事が載るらしい。手塚さんからはメールで教えて貰っていたが、その担当記者の白石明彦氏が手塚さんのの『詩日記』を読みたくなりました、と言ってわざわざ買いにみえる。「私は電話で話しただけなのですが、大変好青年という印象を持ちました」とおっしゃって、買ってくださった『詩日記』を大切そうにかかえて帰られた。私もなんだかとっても嬉しくなりおつりの200円をお渡しするのをすっかり忘れ、大慌てで祭でにぎわう人込みのなかを200円を握りしめて走ったのである。背の高いうしろ姿がみえ、おおいそぎておいついて、「も、もうしわけございませーん」と息をきらしながら200円を渡すと、白石氏はにっこりとして受け取られた。ああ、良かった!!
写真はミラノの大聖堂。