悼・金子兜太

2月21日（水）　　旧暦1月6日

金子兜太氏。（2011年2月24日兜太邸にて撮影）

この日は対談集『金子兜太×池田澄子』のために、池田澄子さんとともに兜太さんのところに伺ったのだった。

早春の庭におりていろいろと案内してくださった兜太さん。

紅梅が咲き、足元には蕗の薹。

嬉しそうな兜太さん。

足どりも力強く。

主を亡くした庭には、8年前と同じように紅梅が咲き、蕗の薹が顔をだしているだろう。

心よりご冥福をお祈り申しあげます。

　

今日はお客さまが所沢からおひとり見えられた。

内野春月（うちの・しゅんげつ）さん。

「ホトトギス」の同人でいらっしゃる。

俳人の小泉洋一さんのご紹介で第2句集を上梓されることになったのだ。

俳句をはじめられてほぼ30年になられる。

句集の担当は文己さん。

いろいろな資料をご覧になられて造本をお決めになられたのだった。

内野春月さん。

お義父さまもお義母さまも俳句をつくっておられ、いつの間にかご自身も俳句をつくるようになったということである。

いまは、「ホトトギス」では稲畑廣太郎主宰のご指導を受けておられる。

句集名は「梅日和」。

まさにそんな日にご来社くださったのだった。

今日は讀賣文学賞の授賞式が、千代田区の帝国ホテルである。

これから伺う予定。

山口昭男さんにお祝いを申しあげたい。

二次会にどうぞって、版元の青磁社の永田淳さんから声をかけていただいている。

そちらにも少し顔を出すつもり。