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12月24日(土) クリスマス・イブ 納めの地蔵 旧暦11月7日
![]() 昨日、山登りへ向かう途中で会った猫。 忙しい一日だった。 午前中は、母教会へクリスマス礼拝に向かう。 メッセージの聖書の箇所は、マタイによる福音書第2章1節から12節。イエスの誕生に向かう東方の博士たちの話である。 今日のメッセージで改めて興味深く思ったことは、イエスの誕生を祝福するためにやってきた東方の博士というのがベツレヘムより距離にしておよそ2000キロもはなれたアッシリアの方面からであったこと、シリア砂漠を越え、チグリスユーフラテス川を越えてやってきたということ。また、悪名高きユダヤの王ヘロデは、自分の弟を殺し、二人の息子を殺し、ヘロデの子どもになるならヘロデの豚となった方がいいといわれていたこと。東方の博士たちが飼葉桶にねむる幼子イエスを礼拝してささげた、黄金、乳香、没薬は、誰にささげるものであるかそれぞれに意味があり、黄金は王に、乳香は神に、没薬は死者にささげるものであったという。このささげものにもイエスの生と死をを象徴するものがあるという。 聖書が語らんとするものはもとより、その背後にあるさまざまな意味や物語を知っていくことは興味深いことである。 午後は、観たいと思っていた映画を観るために渋谷にむかう。 シアター「イメージフォーラム」というはじめていく映画館である。 どうやらわたしがかつて勤めていた出版社があったすぐそばらしい。 ![]() その人となりについての資料がほとんどない、ボスについて、「快楽の園」を中心に謎多き画家の素顔の迫ろうというもの。 「快楽の園」については昨年プラド美術館で見たこともあり、20年以上も前に見たときから興味を特にもっていた画家である。「快楽の園」の細部に着目しながらこの絵の不思議さと奇怪さと醜悪さと奇想天外さなどなどを、さまざまな角度から解明していこうとする意欲的なもので、ボス好きだったら一見に値するものかもしれない。 思ったのだが、この「快楽の園」については、快楽の園のある部屋で2週間ほどいっしょに過ごして朝から晩まであきるほど眺めても、その細部を見切ることはできないのではないか、ということだ。 それがたかが数十分ほどをこの絵の前にたち、この絵を見極めようとおもってもそれは到底無理だし、なんだか得体のしれないものがうごめいている奇怪な絵ぐらいにしか思えないだろう。それでも人間を魅了するには十分であるけれど。 この映画で特に気に入ったところは最後の部分である。 エンディングに「マタイ受難曲」のわたしが一番すきな部分(どこだかは教えないけれど)が流れるのである。 クリスマス・イブのこの日にふさわしい曲だ。 この映画において、わたしを一番心震わせたことである。 映画がおわったあとは、かつて通った会社(いまはもうない)の傍まで行って、しばらくそのあたりを歩き、なつかしんだのだった。 夜は「七面鳥」に呼ばれた。 というか、例年ほぼ毎年、友人宅のクリスマス会に呼ばれる。 子どもの親同士ということで何組かの家族同士の交流がはじまったのだが、 クリスマスには必ず「七面鳥」を焼く。 ![]() 子どもたちも大きくなってそれぞれに集まってきて、ひとときクリスマスを祝う。 ![]() 七面鳥でお腹をいっぱいにしてさっき戻ったところである。 「七面鳥」は季語かな。 どうだろう。 季語ではないようだ。 クリスマス羊の役をもらひたる 西村和子
by fragie777
| 2017-12-24 00:23
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