カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
検索
画像一覧
|
11月28日(火) 旧暦10月11日
お天気はよくなかったがわたしは歩いて仕事場に向かうことに決めていた。 今朝のこと、タートルネックの身体にジャストフィットするセーターを着た。 鏡に姿をうつしてみるとまあ、普通である。 ひょいっと横を向いてみた。 やややっ、 なんということ!! 胸のよりお腹の方が高いではないか。 それはもうびっくりした。 こんなになっていたとは。 しかし、わたしは着替えることはしない。 こんなブザマな体型を人前にさらすことをわが戒めとすることにした。 できるだけ今日はお腹のひっこめていよう。 そう決めたのだった。 以下の写真は、家をでて仕事場までに出会ったものを撮った写真である。 ご近所の家の冬紅葉。 山茶花。 このところ野良猫が少なくなったなあ。 野良猫は死ぬときどこで死ぬのだろうか。 わたしは野良猫の死んだところをまだみたことがない。 彼等は人間に見つからぬように死んでいくのだろうか。。。 などなど、野良猫のことばかり考えて歩いていた。 ふっと猫の気配がした。 遠くに一匹野良猫が。。。。 この写真ではわからないが、スゴイ目をしてこっちを睨んでいた。 どう、すごいでしょ。 野良猫の中の野良猫っていう目つきである。 すこし歩くとまた遠くに一匹いる。 こっちも気高い目をしている。 いい目だ。。。 薔薇はやや青ざめて立っていた。・ こういう薔薇もきらいじゃない。 満天星躑躅の紅葉である。 この傍らで二人のスーツ姿の男が立ち話をしていた。 シメはこの柿。 渋柿なのかなあ。 鳥にもつつかれずになかなか凄まじい様子である。 こんな感じで家をでて仕事場につくまでおよそ30分、 なかなかいいコースでしょう。 お腹はすこしへっこんだかしら。。。 でも、見ない。 愕然とするから。。。 後藤比奈夫先生からお電話をいただいた。 「あなたんとこ、「俳句」12月号届いている? 実はねえ、私の『あんこーる』の書評が載っていてね、それがなかなかいい評なんで読んで欲しいとおもって」 「はい、届いてます、そして存じています」スタッフのPさんが、それを読んで、「いい書評ですよ。目を通しておくといいですよ」って教えてくれていたのだ。 だから評されていることは知っていた。 評者は、浅川芳直さん、25歳の俳人である。 タイトルは「心の写生」 比奈夫先生に言われて再読したが、やはりいい評である。若い俳人が書いたからというのではなくて、書評として優れていると思った。 「ホントにいい評ですね。」と申し上げると、 「これだけのことを書けるのは、なかなかたいしたもんだと思います」と比奈夫先生。 タイトルがやるなあ。「心の写生」(浅川さんは『自句自解ベスト100後藤比奈夫』
もちゃんと読んでいる) 若い俳人がこうして『あんこーる』をきちんと評価して後藤比奈夫という俳人を顕彰することは、著者のみならず、版元としてもとても嬉しい。 たまたま深見けん二先生ともお話する機会があって、この『あんこーる』評について話したところ、深見先生も読まれていて「僕もいい評だと思ったよ」とおっしゃていた。 そして、「若い人が評価をしてくれることは嬉しいですね。僕も「俳句界」で西村麒麟さんが、いい評を書いてくれてとても嬉しかったですね」と。 ご自身の作品が年齢を超えて読まれ理解されることほど作家として嬉しいことはないと思う。 (作品が不易なるものを獲得していくはじまりでもあるのだから)お二方の晴れやかなお気持ちが電話の向こうから伝わってきたのだった。 深見先生には、来年の3月にむけて、第九句集の刊行のための句稿をいただいたばかりである。 句稿を拝読すると、こちらも写生に徹し、背筋のシャンとした力のみなぎった作品である。 そのことを申しあげると、 「いやあ、老いの句はできるだけ捨てました」ということ。 『菫濃く』以降の作品となる。 楽しみにしていただきたい。
by fragie777
| 2017-11-28 20:47
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||