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7月21日(金) 旧暦閏5月28日
仙川駅前の百日紅。 猛暑に挑戦するかのようにその赤を誇って咲いていた。 明後日は「第8回田中裕明賞の授賞式」がある故に、ふらんす堂はいろいろと慌ただしい。 仕事の合間をぬって、その準備をしなくてはならないのだ。 わたしは銀行にいき、資金を調達する。 Pさんと文己さんは、もっぱら会場つくりや進行にあたっての準備である。 挨拶も考えなくてはならない。 わたしは人前で話すのが、苦手なので必ず原稿をつくる。 それでもあがってしまって早口になる。 この苦手意識はどうにもならないので、もう悩まないことにして、ともかくきちんと原稿をつくって読むようにしている。 でも、おっちょこちょいだから、その原稿を落としたり、忘れたり、ほかの紙を握りしめて壇上にあがったり、どんだけ呪われてるいるんだ。 この世に生きにくい人間なのよ、yamaokaは。 しかし、ふてぶてしいところもあるので、どうふてぶてしいかっていうと、すぐ忘れるっていうこと。 忘れることの速さにかけては隼も真っ青になりわたしにひれ伏すと思うわよ。 他の人だったら舌噛んで死にたいっていうくらい、恥多きわが人生であるけれど、ヘイチャラなのは、この忘れるという特技による。 いろんなことを忘れちゃうっていうのは、案外幸せ者かもね。 でも言っておきたいのだけど、菫のような恥じらいもあるのよ(笑うな)、人前で話せないっていうのはすごく恥ずかしいからなのよ。 小さい頃は家にお客さまが来ると恥ずかしくて出ていけなかったくらいだもの。 人前が平気な人は、この「恥ずかしい」っていう感情をもってないのかもよ。(ここで敵をつくったな……) 「恥ずかしがり屋」でなかったらわたしの人生どんだけ違っていたかって、ため息まじりに思う事もあるけど、それもすぐ忘れる。 準備に大わらわの文己さん。 毎日新聞の坪内稔典さんによる「季語刻々」は、髙柳克弘句集『寒林』より。 日盛や動物園は死を見せず 髙柳克弘 季語「日盛」はよく晴れた夏の日の正午から午後3時くらい。もっとも日ざしの強い時間帯だ。その日盛りの動物園を詠んだのが今日の句だが、確かに動物園では死んだ動物を見せないだろう。実は先日、名古屋の東山動物園で発情したカバを見た。飼育員の話によると、月に1回くらい発情、その日は息も絶え絶えになるという。 小津夜景句集『フラワーズ・カンフー』も三刷が決定。 明日は、小津夜景さんの出版をお祝いする会がある。 ふらんす堂からはPさんが出席。 きっと楽しい会になると思う。 みずほ銀行から出たところにいた炎天下の蛙。 「暑くない?」って尋ねたら、 ケロッとしていた。
by fragie777
| 2017-07-21 18:58
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