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7月20日(木) 旧暦閏5月27日
夾竹桃。 住宅街のいろんなところでこの花に会う。 これは真紅であるが、ほかにピンクや白がある。 わたしは白が好きかな。。。。 税関吏わかく夾竹桃あかし 木下夕爾 新聞などの記事を紹介したい。 17日付けの讀賣新聞の「枝折」に西村和子著『清崎敏郎の百句』が紹介されている。 富安風生の後を継いで「若葉」主宰、読売俳壇選者を務めた清崎敏郎。著者にとっては「慶大俳句」時代からの師だった。師の100句を鑑賞する。 「俳句四季」8月号では、井田美知代句集『遠い木』が二ノ宮一雄さんの「一望百里」に紹介されている。 井田美知代「翡翠」(鈴木章和主宰)創刊同人。「燕俳句会」(笹本千賀子代表)会員の『雛納』に次ぐ第二句集。 遠い木のように子のゐる弥生かな 他にも「子」とのことを詠んだ次のような句がある。多くの共感を得るはずである。 放つておくことも子育て瓜の花 子育てのしまひは祈り種浸す 仮りの世の母子でありぬ柿若葉 子には子のかなしみのあり茄子の花 心根の深さは、そう言われれば確かにそのとおりだと思わせる独自な作品を生み出す。 蝉の森きれいな耳になつてゆく さらさらと今をこぼして母は花 枇杷の実を供へ彼の世のほの明かり ゆたんぽの湯の沸くまでのひとりかな 道のうへ道急ぎゆく夕立かな とつとつとミシンうたはず夜長かな 梅雨晴間かたく木綿の乾きけり どの道も帰り道なり落葉踏む 今日はふたりのお客さまが見えられた。 おひとりは、進行中の句集の装丁の打ち合わせに、志磨泉さんがご来社下さった。 志磨さんは、俳誌「知音」に所属する俳人である。 第一句集刊行の予定だ。 担当はPさん。 装丁のご希望をはっきりと持っておられる志摩さんは、用紙や色などを熱心に決めて帰られた。 その後は、詩人の広瀬弓さんがご来社。 写真と詩の本を刊行される予定である。 今日は用意した全体のラフイメージについて、一つ一つ確認され、希望などをうかがったのだった。 担当はyamaokadである。 写真集づくりはすごく興味のあるyamaokaである。 これは誰もが知っている「方丈記」の冒頭部分であるが、これはわたしの机の上の状態を言っている。 今日あったものがすでになく、あるはずのものも姿を消していく。 「ねえ、鋏知らない?」 「青のボールペンここに置いておいたんだけど」 「わたしの知らないホッチキスがある! いったい誰が持ってきたのよお」 日々のわたしの叫びは、もう誰も相手にしてくれない、むなしく私に還って来るのみ。 わたしの机の上のものは「消えてとどまることなし。」なのである。 もうそれは不思議というよりほかはない。 今日は消しゴムが消えた。 さっきまであったのに。 もうわたしは捜すことをしない。 文具のある抽出しから新しいヤツ「MONO」をそっと取り出してわたしの机の上に置いた。 しかし、この消しゴムの運命は、、、 あらゆるものが流れ去っていく無常の机なのである。
by fragie777
| 2017-07-20 19:50
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