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7月18日(火) 旧暦閏5月25日
武蔵野の青田。 そこにいたたった一羽の鴨。 新聞記事を紹介したい。 昨日付の毎日新聞では 櫂未知子『カムイ』が取り上げられている。 いちじくの火口を覗く夜なりけり 櫂未知子 第3句集。集名は出身地の北海道余市に近い神威岬から。時に意表を突く発想と表現の自在さがあり、多彩である。 今日の『船団ホームページ』でも坪内稔典さんによって櫂未知子『カムイ』より一句が紹介されている。 南風(みなみ)吹くカレーライスに海と陸 櫂未知子 「たらたら流れる汗を南風が快く吹いている感じ」と坪内さん。 そして「家カレー」という言葉を知ったと坪内さんは書かれているが、わたしは知らなかった。「家カレー」って、つまりは家で作るカレーのことかなあ。本も出ているということであるが、いったい本が出るくらいのカレーに関する文化的含蓄ががこめられている本なのだろうか。それとも家でつくるカレーのあれこれ、と言って様々なカレーの作り方が紹介されているものなのかな、それはそれで侮り難いものがある。カレーの世界の奥深いことは重々分かっているつもりではある。カレーに楯突く気は毛頭ございません。 仙川には、ついこの間までパキスタン人がやっているカレー屋さんがあり、20年くらいは続いていたのだが、2年ほど前に店を辞めてしまった。ナンやタンドリーチキンは美味く、カレーも本格的で味は悪くなかった。辛さもいろいろとあるので辛党にも応える店だった。わたしたちは時々行っていたのだが、やはり営業的にはいまひとつだったのか、残念である。店があった前をとおり過ぎるといつもその味が蘇ってくる。 営業的にいま一つと思ったのは、常にデッカイスクリーンにインドの歌や踊りが流れていて、それが容赦なかったこと、あれは結構キツかった。そして店の内装がいま一つだったかなあ、蛍光灯の光がまぶしいところに椅子と机が並べられただけ、お客同士はいやでも顔を見合わせることになる。わたしだったら灯りの工夫で全体をもう少し暗くして、観葉植物などを置いてちょっと遮るようにするんだけどなあ……などと大きなお世話なりに常に思っていたのだった。 店のイメージ作りは大切である。どんなに味がよくってもそれだけじゃダメっていうことを、このカレー屋さんのことを思出すたび思うのである。 前のふらんす堂の仕事場のすぐ近くで会えば挨拶し合うそんなカレー屋さんだった。 と、 いつの間にか、カレーの話しになってしまった。 昨日の毎日新聞で酒井佐忠さんが「詩歌の森へ」は「海程」の終刊について書いている。来年9月(8・9月合併号)で終刊となることに決まったようだ。この時期に決めたのは、現在「海程」に集まった人の活動の新たな場を確保するための時間が必要で、満年齢(白寿ー数えで百寿)となる時を選んだとしている。とあり、新たな受け皿となる俳誌の誕生には、協力を惜しまないが、金子氏が提唱した「造形俳句」の実践の場としての「「海程」という俳誌名は、金子氏が主宰者でなくなった時点で終熄させたい考えを示している。ということである。酒井さんは、金子氏はいまなお活躍中だが、戦後俳句の象徴的存在の「海程」終刊が惜しまれる。と 「海程」の終刊で、俳壇はまたずいぶんとさびしくなる、そんな思いがまっさきにした。「海程」が担ってきたものがどういう形で継承されていくのか、それも興味のあるところだ。 と、今日は「カムイ」「カレー」「海程」と三つの「か」について紹介してみました。 ということでブログのタイトルを「三つのか」としようと思ったんだけど、 どうも、ね。 ええっとじゃ、四つ目のかがつく「鴨」にするか。 まさか、 冗談よ。。。 カレー屋を成功させるには。 あはっ、 それも冗談。 じゃ、何にする。 決めた。 これもどうっていうことないけど。。。 まっ、 いいや。
by fragie777
| 2017-07-18 20:07
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