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7月7日(金)小暑 七夕 旧暦閏5月14日
(このアガパンサスという言葉がなかなか出てこずに、インターネット上で「紫の花 ア」だけでググったところ、すぐにでてきた) 「第八回田中裕明賞」ができあがり、関係者の方々のお手元には届いているようだ。 受賞者の小津夜景さんより、担当のPさんにメールを いただいた。 小津さんのブログで宣伝してくださったということである。 ブログに書かれていた文章より抜粋して紹介したい。「選考会というアトリエ」というタイトル。 なによりも嬉しいのは、俳人以外の皆さんがお祝いを仰るとき、かならず俳壇を褒めてくださること。おそらく裕明賞受賞者の中では、ダントツで俳壇を褒めさせているはずです。てへ。 で、その俳壇ですが、わたしには全く未知の領域です。唯一知っている田中裕明賞について個人的感想を述べると、この賞は審査する側が権威としてふるまったり、あるいは審査される側がそれまでの価値観を打倒(あるいは追随)したり、といった通俗的&大衆迎合的な色彩が薄く、むしろ審査する側&される側双方のコラボレーションによって俳句のポテンシャルを広く組み替えてゆく作業場的な印象を受けます。自分にも居場所があったのは、そういった、選考現場に存在する〈アトリエ的雰囲気〉ゆえなのかしらと思ったりも。 「アトリエ的雰囲気」 いいですねえ。なんだかワクワクしてきます。選考会そのものもひとつの創造的な場として存在する。って言うことよね。田中裕明賞がこれまでにない新しい様相をまとって、それこそ主催者側の意識をはるかに超えて、さらに素敵な賞としてあるような気がしてくるではありませんか。 小津さんのブログを拝見して、センスのよさがきわだった上質な表現者であり享受者であることをもあらためて思い(写真も素敵)、ふっと選考委員の岸本尚毅さんが言った「受賞しなかったときのもったいなさは僕は明らかに『フラワーズ・カンフー』の方が大きいと思います」という言葉が思い出されたのだった。 ともかくも冊子「第八回田中裕明賞」できあがりました。 お待たせしました。 (といっても、早かったでしょっ) また、『鷹羽狩行俳句集成』の凡例に付加された電子書籍版が、発売されております。 鷹羽狩行先生にそのことを申し上げるべくお電話をした。 「先生、例の一文を凡例に付け加えたものが電子書籍ですでに売られています」 「おお、そうですか。」 「わたしも先ほど購入しました。」 (版元といえども、使うためには買わなくてはならないのである) 「ええ、そうなの」 「そうなんです。ですから買って先生に寄贈という訳にはいかないんです」 「僕はこの電子書籍っていうやつは、なんだか別の世界のことのようで訳がわからないよ」 「ええ、先生はお買いになる必要はないと思います。でもすでに売れてるんですよ」 「そうですか!嬉しいことです」とおっしゃって電話を切られたのだった。 付け加えられた凡例の一文。 今日はちょっとふざけたスカートを穿いて出社した。 よれっとした大仰なフリルがついた綿麻の長目のタイトスカートなのであるが、前にスリットが深く入っていて歩くたびに太腿が露わになるっていう寸法である。色は渋い薄茶色。網タイツをつけようと思ったのだが、あいにく穴の空いたヤツばかりなので、生足に薄手のパンプスカバーのみを穿いた。 要するにいい歳をしたオバサンのする格好じゃないんだけど、かまやしないのよ、モンローウォークはしないけど太腿をちらちら覗かせて仙川商店街を闊歩して出勤。 誰も振り向きもしなかったけれどね。 人によってはセクシーなんだろうけど、わたしの場合は……どうもね。 でも、仕事場でスタッフの文己さんが、 「素敵なスカートを穿いてますね!」と誉めてくれた。 わたしは調子にのって、 「ふざけたスカートなのよ、あるくとこんな風に太い脚が……」と言って、フリルをさばいてアール化のきざしがみえる膝小僧を露わにしたのだった。 文己さん、フフッって笑ったが、きっと心の底から呆れたと思う。
by fragie777
| 2017-07-07 19:52
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