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3月11日(土) 旧暦2月14日
休日なので歩いて仕事場に行くことにした。 風はやや強いが、春らしい陽光に溢れている。 家の近くにある辛夷も気になっていた。 辛夷をきれいに咲かせている家があるのだ。 辛夷は白木蓮などより野趣に富んでいて高木で仰ぎみることが多い。 この家の辛夷は、手をのばせば花びらに触れそうなくらいの高さなのがいい。 毎年一度は見ておきたい辛夷なのだ。 今年はどうかな? 咲いていた! まさに今が盛りである。 空の青さによく映えている。 わたしは満足してこの場を離れたのだった。 「ふらんす堂通信」に「BL俳句」を連載されている関悦史さんの第2句集『花咲く機械状独身者たちの活造り』(港の人)が刊行された。 タイトルがながいと話題になっているらしく、通称「花独活(はなうど)」と呼ばれていると関さんがツイートしておられた。(うまいことを考えるものだ) 関悦史さんは、第1句集『六十億本の回転する曲がつた棒』で、第三回田中裕明賞を受賞されている。 待ち望まれた第2句集となる。 2011年末から2016年冬までの作品1402句が収録されている、ということでかなりの句数である。 編年体でなく、「内容・傾向」に大別という編集になっているから読みやすいのでは。 いやいや、頁をひらくと豊饒なる言葉の海に溺れそうになる。どんな事柄も一句に仕立てる見せる貪欲さ、博覧強記の関悦史の面目躍如というところなのだが、やがてわたしには関悦史という人間がさまざまに発光してみせる澄み切った透明体のように思えてくるのだ。不思議である。 ふらんす堂通信で連載中の「BL俳句」も収録されている。 BL俳句だけを読んでも関さん、巧いなあと思う。
by fragie777
| 2017-03-11 16:22
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