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2月5日(日) 東風凍解(はるかぜこおりをとく) 旧暦1月9日
早春の矢川緑地をあるく。 冬から解き放たれて鳥たちの健啖ぶりもすさまじく、賑やかな春先の風景であった。 まるまるとよく肥えている。 しかし、水仙は冬の季語。 黄水仙は春の季語って知ってました? (仕事上、季語分類をすることが多く、実際の季語に触れることは仕事を楽しくする) 「ものの芽ともいうのよ。」と教えて貰った。 ものの芽のあらはれ出でし大事かな 虚子 「オレンジ色の胸をした鳥って何ていう鳥?」と聞くと、 「山雀かしら」と友人。 あるいは、モズかしら、それともジョウビタキかしらん。 春動くという気配に満ちている。 「きっとこれは素心臘梅(ソシンロウバイ)。良い香りがするわ」と友人。 小さな矢川でこんな鯊が釣れるとは知らなかった。 「お家で天ぷらにするの?」って聞いたら、男の子が悲しそうな顔をした。 まったくもってダメなyamaokaである。 友人たちに遅れてしまい、一人で見上げたのだった。 「ふらんす堂通信151号」の感想をボツボツ貰っている。 「いいねっ」と言ってくれる人が多くて嬉しい。 励まされる。 大井恒行さんが3日付けのご自身のブログ「大井恒行の日日彼是」でこの「通信」のことを取り上げてくださった。 やや批判的なご意見もふくめて丁寧に読んでくださっていることはとても嬉しい。 じゃんじゃん言ってやって、と思う。 そうか、大井恒行さんは、杉山久子さんとおなじ山口県生まれなのだ。 杉山久子さんのエッセイに登場するおばあさんの句がいいわね、って言っていた友人もいた。 森永陽一郎さんのエッセイが面白かったという反響ももらっている。 ほかにもいろいろと。 ふらんす堂が30周年を迎えたことを「いくばくの感慨がある」と大井さんが書かれているが、大井さんには本当にお世話になった。取次店を紹介して貰ったり、いろいろと相談に乗ってもらったり、大井さん、有り難うございます! かつて大井恒行さんは、K◯堂書店の書店員であり、組合運動の中心的活動家だった。 同世代ということもあり、多くを説明しなくてもわかり合える心やすさがある。 今でもいろいろと応援をしていただいている。(感謝!) 余談であるが、かつてはるかむかしに大井さんからいただいた埴谷雄高の『欧州紀行』という新書版の本がある。 この本のこと、大井さんはきっと忘れてしまっていると思うけど、yamaokaは大事に読んできた一冊である。 埴谷雄高が辻邦生を伴ってヨーロッパを旅したエッセイである。(なんと辻邦生はT君とのみ表記) 埴谷雄高は62歳だったらしい。 二人ともすでに故人である。 何度か読んだはずだったのだが、昨夜スペインのところを読み返して驚いた。 そこに、 プラド美術館に行ったら、ボッシュとブリューゲルだけを観ればいいと友人に言われて、その二人の画家だけを丹念に観ることに時間を費やしたと書かれていたのである。 ゴヤは「裸のマハ」を横目でちらりと観たのみらしい。 ベラスケスもグレコもフラ・アンジェリコもそこにはいなかった。ゴヤの黒い絵も見ていないようだ。 なんとまあ、とわたしはしばし呆然としてしまったのだった。 ボッシュもブリューゲルもそりゃ、観なくちゃならないけど。、、、 わたしは、複雑な思いで懐かしい『欧州紀行』を閉じたのだった。。。。
by fragie777
| 2017-02-05 20:55
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