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1月23日(月) 旧暦12月25日
おもしろい名前でしょう。 スペイン・セルビアのアルカサル(イスラム教とキリスト教の建築様式が合体した豪華な宮殿)の庭にあったもの。 可憐な花も咲いていた。 日本の沖縄にもあって別名「酔っ払いの木」とも言う。 この写真だとちょっとわかりにくいのだけど、大木になるとお腹がぷっくりふくらんで、お酒をたっぷり飲んだ人のお腹に似ているからの命名なんですって。 花はもっと賑やかに咲くようだが、もう時季をおえる時だったのかしら、この咲き方がかえって清楚で可愛らしかった。 寒い一日となった。 銀行へ入金しなくてはいけないお金があって急いでいったところ、通帳もカードも持っていないことがATMの機械の前で発覚し、もう一度ふらんす堂に戻って行き直し。ヤレヤレである。 銀行とふらんす堂は商店街の北端と南端にあるので、いい運動とはなるが、まったくの時間のロスであることには間違いなし。 夕方近く、郵便局へ現金書留を出しに行く。 気をきかせて82円切手と52円切手を数シート買ってふらんす堂に戻る。 仕事場にもどるやいなや、 「郵便局に行くなら、どうしてそこにある手紙やらを投函してきてくれなかったのですかあ?」 という声がかかる。 「ごめん、ごめん、でも82円と52円の切手は買ってきたわよ」と言うと、 「ええっ、100円切手が欲しかったんですよね」という声。 「あらまあ、そうだんだあ、今日のわたしの行いの評価は30%だわね」と言うと、 「30%って何のことですか!?」という声。 「じゃなかった30点」 「まったくもう25点ですよ!」 ところで、 わたしはふらんす堂で役に立っているのだろうか。。。。。。 今日の讀賣新聞の長谷川櫂さんによる「四季」は、中村光声句集『聲』より。 雪しんしん選ばなかつた未来あり 中村光声 選択肢は受験問題だけではない。生きるということは次々に現れる選択肢を選びつづけることだろう。切羽つまったときにも、見えないもう一つの選択肢がある。振り返れば雪原に刻まれた、大樹のように枝分かれした道。句集『聲』から。 「週刊俳句第502号」 で、できたてのほやほやの 田島健一句集『ただならぬぽ』について、福田若之さんがいちはやく書評をして下さった。タイトルは「言葉の培養」。 田島健一『ただならぬぽ』(ふらんす堂、2017年)は、開かれるページの上でその言葉を培養する。 ふりそそぐ案山子悲しみ神のいしき 忠実な嫁の嫁菜の読めない愛 「案山子悲しみ神のいしき」のつながりは、「案山子」と「悲しみ」は、カ行音およびサ行音とイ列音の連鎖によって、ただただ「神のいしき」という言葉が生まれることに費やされたように見える。「神のいしき」という言葉が生まれることこそが、あらかじめ期待されていたことであったかのように思えるのだ。言い換えれば、ふつうの言葉がその増殖の過程で、突然変異を起こすようにして、不思議な言葉の発生をもたらすという事態に向けて、一句がはじめから方向づけられていたかのように思えるのである。同様のことが「嫁の嫁菜の読めない愛」についても言える。「嫁」が「嫁菜」の発生を、「嫁菜」が「読めない愛」の発生をもたらしている、そのことが、あらかじめ方向づけられていたかのように一句が展開しているのだ。 つづきを読む→「言葉の培養」 興味のあるところである。 わたしはまだ若之さん評を読まないんだ。 このブログで紹介するときに、影響されてしまうといやだから。。。。 ああ、でも「言葉の培養」っていう文字が刷り込まれそう。。。 セビリアの「アルカサル」についてすこし写真で紹介。 ここをくぐりぬけると「トックリキワタの木」に出合う。 この日も青空が際だっていた。 イスラム様式の建物には必ずといって良いほど「中庭」がある。 この中庭が光と風を呼び込むのだ。 こちらは公式の間だ。 水を豊かに使ったアルハンブラ宮殿を思い出した。 お姫さまだけに許されている庭よね。 スペイン人はおおむねのところ、アバウトであると今回の旅でさんざん聞かされたのであるが、 タイルを間違って貼ってしまったらしい。(ほかにもいくつかあった) アバウトなyamaokaは、ぐっと親しみを増した。 どこかのんびりとしている。 断っておきますが、「アルカサル」はもっともっと見るべき美しいところがある。 わたしは自分の気の向くままによく考えもせず写真をバチバチ撮っているだけなので、それほど「アルカサル」の紹介には役だっていないと思う。ホント。。。 アバウトで気ままというスペイン体質なんだなあこれが。 だから、興味を少しでも持たれた皆さまは、どうぞセビリアに行ってよーく観光してくださいませ。 しかも王宮の中庭と自分の家を比べて羨むのだからこれはもう笑止千万である。
by fragie777
| 2017-01-23 20:24
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