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10月21日(金) 旧暦9月21日
今日の野良猫。 にしてはおっとりとしていて人の気配にもすこしも動じない。 鳥取、震度6。 さっそくテレビをつけた。 情報を知るのにはテレビがやはりいい。 (テレビを購入して正解だった) 今日の午後はテレビをずっとつけっぱなしで仕事をしている。 余震がつづいている。 こわいな、、、 被害が大きくならないことを祈るばかりだ。 「むかしはこんなに地震が多かったかしら」スタッフが言う。 「どうなんでしょう」 「ううん、むかしはこんなに多くなかったわよ」とわたしが言う。 地震対策とか考えたことなく、のんびりしていたように思う。 でもむかしっていつのころだ。 わたしの場合は少女だったころだから、20世紀をすこし遡ったところであるから結構なむかしである。 東京で生活するようになってから地震が怖いものであることを知った。 しかし、若いスタッフも最近になって地震が多くなったと思っているようだ。 「耐震構造の住宅が言われるようになったのは最近ですよねえ」と。 ああ、確かにそうかもしれない。。。 総合誌「短歌」(最新号かな)に歌人の岡井隆さんが、「詩の点滅」という連載のなかで 高柳克弘句集『寒林』について書いておられる。抜粋となるが紹介したい。歌人であるからこそ、見えてくるものもあるんだって思った。 わたしの『寒林』を読んでの率直な感想は、妙に力まない作句態度の魅力であつた。2014年、2015年の作品から引いてみる。 わかりあへず同じ暖炉の火を見つめ 2014年 小説を伏す船窓の寒潮に 冬帽子森は思索を促しぬ 人間は道に素直や揚雲雀 ビルディングごとに組織や日の盛 よろこびは過ぎ花園に椅子一つ 寒鯉のしづけさは子にうつりけり 暖炉まで日の差してゐる廃墟かな 2015年 竹林は機智を拒みて雪蛍 撃たれたる鳥の恍惚山桜 退屈に兆す狂気や蟹通る しろじろと砂に死ぬもの油照 手袋に人欺きし手を包む 淡々と、怖いことを言つてゐる。妙に秀句を目ざさない。ある種の淡さを意志的に保つてゐる。たしかに短歌とは違ふところを目ざしてゐる。わたしはそこが羨ましい。 今日の栗木京子さんの「短歌日記」は、ハンカチが主人公である。 日記の文章に、「歯茎に違和感を覚えて歯科医院に。診療の間、ずっとハンカチを握りしめている。」とあって笑ってしまった。 そして栗木さんにとても親近感を覚えた。 嬉しい。 いつも意気地のない自分を恥ずかしいと思っていたので。。 歯医者さんは本当にいや。 この間、歯医者さんより「定期検診に来てください」っていうハガキが来ていたなあ。 きっと痛くなって慌てて行くんだ、わたしのことだから。
by fragie777
| 2016-10-21 19:09
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