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10月2日(日) 旧暦9月2日
久しぶりの秋晴れである。 良かった! というのは、今日は大学時代の恒例のクラス会があって、港区にある愛宕山にのぼることになっている。 秋を堪能した一日となった。 新橋駅前SL広場に集合。 天慶3年(940)、平将門が東国で乱をおこした際にこれをすすみやかに平定した藤原秀郷がお礼に勧請。と解説にあるが、鉄筋の頑健な建物である。 いい路地だ。 所在地は忠臣蔵にゆかりのある旧田村右京太夫屋敷跡にある。現店主で3代目。 辞世の歌も記してある。 はたらく人。 「飛行機!」 という声でみないっせいに空を見上げた。 飛行機はうすぼんやりとしか見えないけど、わかるかしら。 愛宕神社は愛宕山の山頂にある。 愛宕山は、東京23区内における自然の山として一番高い山である。標高26メートル。 エレベータ組、なだらかな階段組、そしてここを上る組。 わたしはいけそうな気がしたので、まよわずこの階段を選択。 わたしがしんがり。 そうすると見たくなる。 で、 見た。 それからひたすら上って、どうにか到着。 もうこれで、出世は間違いないな。。。 昔はここから東京湾を望めたという。 いまは林立するビルディングのみ。 上りながら気がついたのだが、わたしはここははじめてじゃなかった。 7年ほど前に一度来たことがある。 この後、NHK放送博物館に皆で立ち寄る。 昭和31年(1955)に、世界初の放送専門博物館として開館。 わたしたちはここでとても楽しい時間を過ごしたのであるが、それはここでは書かない。 省略ね。 その後、栄閑院に立ち寄る。 ここは「猿寺」とも呼ばれ、猿回しが役人に追われて逃げ込んだが、住職により改心し諸国行脚に旅立った。残された猿は寺の人気者となり「猿寺」と呼ばれるようになったという。 ビルとの対比が面白い。 地下鉄の駅名の元になった門である。 古びているがどこか格式がある。 朱の門が美しい。 とうとう到着。 もうお腹ぺこぺこ。 お店を貸しきり状態にして、旧交を温めあったのであった。 北村君とは卒業以来だ。 変わってないなあ。 わたしにとっては、仕事から離れて、夢のような楽しい数時間だった。 二次会へと向かう友人たちに別れて、わたしは高円寺に向かう。 6時より、杉並にある堀ノ内斎場で、さる9月25日に亡くなられた俳人・水原春郎氏のご通夜祭に参列するためである。 水原春郎氏は、水原秋櫻子のご長男であり、「馬酔木」の名誉主宰であった。 ふらんす堂からは、生前最後の句集となる『寿(いのちなが)』を2011年に、またエッセイ集『紫陽花雑記2』を上梓されている。 たくさんのご縁をいただいた水原春郎先生であった。 水原春郎先生、有難うございました。 ご冥福を心よりお祈り申し上げます。 明日からは、また気合を入れて仕事である。 9月が終わればと思っていたが、いやいや10月もタイトなスケジュールになりそうだ。
by fragie777
| 2016-10-02 22:16
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