6月20日(火)
今日も梅雨晴間の蒸し暑い一日となる。今日はお客さまが多いことゆえ、冷房をつけることに。1時すぎに、句集を製作中の嶋礼子さんがご来社、すこしして装幀の君嶋真理子さん。今日は俳誌「門」の同人松平吉生氏の句集『渾沌』の装幀をするためである。そのあと4時ころ境野大波さんが贈呈用のあてな紙をもって来社。(チョコレートケーキのおまけつき!!)大波さんの句集『一羽』はもうすぐ出来上がってくる予定。わたしは個人的にもよく存じ上げているおひとで、「オレもブログはじめたよ」って私と中井愛にアドレスを教えてくれた。「さっそく行ってみまーす」と言うと「なんかコメントして…」とのこと。大波さんが帰られたあと、さっそく覗いてみた。「大波の俳諧日記」ですって。読めばなかなか充実した日々の様子。(大波さん、人生愉しんでるなあ。)もとNHKの記者だけあって、文章も無理がなくて面白い。ちなみにアドレスはhttp://grimaud.cocolog-nifty.com/blog/ ご興味のある方はアクセスを。
かねてより俳人茨木和生氏より、大阪俳人のシリーズをなさりたいとご相談をうけて製作をすすめていたのであるが、この度その第一弾「大阪の俳句 明治編1」の『松瀬青々句集 妻木抄』が出来上がった。大阪俳句史研究会の活動の一環としての企画編集によるものであって、この『妻木抄』は茨木和生氏の編集による。つぎの第2回配本のお原稿もすでにいただいていて、こちらは俳誌「雲の峰」主宰の朝妻力氏の編集による芦田秋窓句集『草紅葉』である。写真は第一回配本の『妻木抄』新書判スタイルのハンディな句集。君嶋さんの装幀でとてもスマートに仕上がって私は大満足。こういう句集の仕事は地味であるが、ふらんす堂にとっては実績になる大切な仕事なのだ。
わたしの大事な自転車がどうやら失くなってしまった……先週初めに乗ってきて、大雨のため仕事場の近くのいつものところに止めておいて、そのままバスに乗って帰り、そうしてそのあと車で出社したり、歩いて出社したりして自転車のことわすれていて、(この期間べらぼうに忙しかった)ああ、そうだと思った時はもう影もかたちもない……。盗まれてしまったらしい。悲しいことですが…。自転車がないととても不便でしかたがないから今日安いのを買ってしまう。そのときに二つの候補のなかで迷ったのであるが、まようときって皆さんはどうなさる? 例えばAは長持ちして日本製で手堅い、Bはそれよりも劣るのだけれど(中国製で一〇〇〇円位安い)見た目ではこちらが好き。すごく微妙な違い。色も両方とも赤とシルバー、5分くらいまよってわたしは見た目で決めた! つまりBにしたわけ。そりゃ内実も大切だけど、わたしって結局最終的には見た目で選ぶかも知れないな。見た目が気に入らないと幸せ気分になれないんだって思った次第。人生もこんな感じでやってきたのだけれど良かったのか悪かったのかよくわかりません。でも大声で言うことじゃないかもしれない。ええと、内緒の話ね。