|
カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
検索
外部リンク
画像一覧
|
7月25日(月)大坂天神祭 旧暦6月22日
昨日の神楽坂。 「田中裕明賞授賞式」について紹介する前に、今日の新聞記事を紹介したい。 今日の毎日新聞の俳句月評では、櫂未知子さんが「大人の”絶妙”句集」と題して二冊の句集を取り上げている。矢島渚男句集『冬青集』と広渡敬雄句集『間取図』である。 俳壇最高の賞といわれる蛇笏賞の授賞式に出席した。第五十回の記念すべき今年の受賞者は矢島渚男、受賞句集は『冬青集』(ふらんす堂)である。 太陽はまだまだ子供屠蘇を酌む ひとりづづ持つてみんなが猫じやらし 雪来るをどの木も気づきゐるらしき 手袋となりし獣の一部かな 同句集には面白い句がたくさんあり、ここに挙げたのはごく一部である。写生に徹するのではなく、かといって空想の世界にひたすら遊ぶでもなく、いわば「自在な句集」と評すべきか。では、著者のこの闊達さはどこから来るのだろうか。協会に属さす、「とぼとぼ細々と句作を続けて六十年を経ました」(「受賞のことば」より)という、他者に惑わされることなく歩んできた道のりのゆえかもしれない。主宰誌の「梟(ふくろう)」の歩み同様、マイペースのよろしさを実感できたこの度の受賞であった。 蛇笏賞が俳壇のトップの賞に近いとすれば、角川賞は新人の登竜門だといえるだろう。ただ、「新人」とはいえ、季語に精通し、十七音という器を熟知していなければこの賞は受賞できない。それゆえ短歌賞に比べ、年齢が高くなるのはやむを得ないだろう。その角川俳句賞を六十歳を過ぎる頃に受賞した広渡敬雄の第三句集『間取図』(角川文化振興財団)が刊行された。 獣らは齢を知らず寒施行 幹軽くたたきて巣箱掛けにけり 鳥籠の鳥しづかなる夏書(げがき)かな 抒情と「もの」との出合いが絶妙である。ものを描写するだけではなく、かといって思いを述べるのみではなく、読んでいてまことに楽しい句集だった。著者の広渡敬雄について、筆者は「達人」と評したことがある。つまり実人生、そして俳人としての生き方それぞれを、悠々とこなしていると。矢島渚男の美しきマイペースぶりと同様、自分のしたいこと、すべきことを熟知している。 昨日の讀賣新聞の長谷川櫂さんによる「四季」では、宇野恭子句集『樹の花』からだ。 蛍火や葉脈ふつと透かしたる 宇野恭子 蛍の放つ光には表情がある。電気やガスの灯とちがって命ある生き物の光であり、息や脈によるものだからだろう。草の葉の裏に隠れている蛍。灯るたびに草の葉がほのかに明るむ。密かな思いを伝えるかのように。句集『樹の花』から。 今日の讀賣新聞では、高野公彦歌集『無縫の海』が紹介されている。 2015年の短歌日記。毎日一首ずつ計365首を収録。人間、社会、歴史を見る目がさえる。 滝ありて水の裸形の閃々と落ちつぐ棒の涼しかりけり 高野公彦 今日の朝日新聞の「風信」は、岡野泰輔句集『なめらかな世界の肉』より。 第1句集。世界を、内部から言葉だけで触ってみるように句をよむ。 崖が見え空が見え花烏賊のゆく 岡野泰輔 * * * それでは、昨日の「第7回田中裕明賞」の吟行会と授賞式の様子を写真で紹介したい。 お祝いの会は明日します。 その前に大切なことを報告します。 選考委員のお一人である石田郷子さんが、今回をもって選考委員を降りることになりました。大変残念でありますが、ご本人の強いご要望であるのでその意向をお受けし致しました。 石田郷子さんに代って、第8回から津川絵理子さんが選考委員として選考をされます。 今回の授賞式では、辞められる石田郷子さんのご挨拶があり、またお引き受けくださった津川絵理子さんのご挨拶をyamaokaが代読いたしました。 冊子「第7回田中裕明賞」にすべて載ります。 さて、吟行会の集合は飯田橋の駅に12時45分。 わたしが着いたときは多くの方がすでに集まっていて、岸本尚毅さんはもう行ってしまった。 左より森賀まりさん、中町とおとさん、山口蜜柑さん、藤井あかりさん。 中町さん、山口さん、藤井さん、それぞれ応募者の方々。 森賀まりさんと中町とおとさん。 矢野さんと鎌田さんは応募者の方々。 和服姿である。 結構yamaokaは気に入っている。 すでに余裕の表情。 2時半より句会がはじまる。 句会結果は冊子を読んでいただきたい。 ![]() そして、授賞式。 明日は「お祝いの会」の様子を紹介します。 北大路さんが率いる俳句集団「屍の会」の方々と俳誌「街」のお仲間が出席され、いままでとはすこし違う(?)雰囲気のお祝いの会になったのであります。
by fragie777
| 2016-07-25 20:13
|
Comments(0)
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ファン申請 |
||