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5月17日(火) 旧暦4月11日
さかりをすぎてこんな風に咲く躑躅も青葉に映えて美しい。 デジタル体重計を貰った。 体重をはかるのみならず、いろんなことがわかる仕組みになっている。 体重、体脂肪、内臓脂肪、それにあと二つくらい数字がでで、最後は、以上の数字に基づいた身体年齢は◯◯歳である、と宣言される。 ほとんど体重計にのることがなかったyamaokaであるが、最近は面白くて朝晩のっかっている。 身体年齢は、四,五歳は若いって出ていたのだが、ここ二日ばかりは実年齢に一歳近づいている。日々安心してはいけないのである。 一番いけないのが、わたしの場合体脂肪。 結構高い数字が出て注意せよ指摘されている。 こんなに脂肪を保有しているのか、と膨らんだお腹をみてつくづく思うが、 さて、どうやってこの脂肪を減らそうか、頭の痛いところだ。 効果があるかどうかわからないが、悪あがきとして、今日はお昼のサンドイッチの耳を派手に残した。 おやつも抜いた。 体脂肪を燃焼させるにはどうしたら良いか。。。 「やっぱり夜は食べないと痩せるわあ」とスタッフの誰かが言っている。 「ええっ、夜を食べないなんて、、、絶対できない、私!」と叫ぶと、 「おめでとうごさいます。確実に肥満の道を歩いておられますね」と言われた。 デジタル体重計にのって一喜一憂している、脂肪をたっぷり宿したyamaokaである。 今日はお客さまが一人見えられた。 俳人の植松紫魚さん。 植松さんはこれまでふらんす堂より三冊の句集(第1句集『海流』、第2句集『地平』)第3句集『冬の犬』と、俳句鑑賞を一冊にまとめた『採華集』の四冊の書籍を刊行されている。 今度はエッセイ集のまとめるためにご相談にいらしてくださった。 これほどいろいろとご縁がありながら、実は一度もお目にかかったことはなかったのだ。 「よろしければ是非にふらんす堂へ」と申し上げたところ、ご多忙にもかかわらず、ご来社くださったのである。 医師である植松紫魚さんは、医学生のころより文芸を楽しんだ。俳句に出会ったのもその頃の学生時代。内田百間のものを好んで読んでいたところ、百間の俳句に出会いその弟子にあたる俳人の村山古郷氏を知った。やがて村山古郷が主宰する「嵯峨野」に入り、現在に至っている。二十代から始めた俳句は途中すこしの休みがあったとしてももう三十年以上になるという。 多くの人と交わることはなく、「嵯峨野の方たちとの交流も十年くらい前からです」という植松さんだ。 もの静かな俳人でいらっしゃる。 以上のことも、yamaokaが一所懸命聞き出したものである。 「仙川は始めてですか」とうかがうと、 「八年ほど前に、ピアノの発表会で来ました」とのこと。 多くは語られなかったが、どうやらピアノを趣味でなさっているらしい。 恥ずかしそうにご来社され、恥ずかしそうに帰っていかれた植松さんであった。 今日はまだ時間があるということなので、武者小路実篤公園をお教えしたのだった。 昨日、境野大波さんがご来社くださった。 「出版記念会のお礼を」と律儀なことである。 お祝いの会の翌々日の十四日に、記念会にいらしてくださった俳句のお仲間たちと奥さまの境野こなみさんのお墓参りに行かれたとのこと。 お墓詣参りの後、吟行句会になりました。青葉を詠み込んだ俳句を全員が、大波さんにおくりました。これも大波さんの人徳のいたすところだと思いました。 お仲間のひとりである荒井八雪さんがお葉書でお知らせくださったのだ。 俳句仲間に愛されている大波さんである。 今日の「増殖する歳時記」は、土肥あき子さんによって、菅美緒句集『左京』より。 立つ岩も寝そべる岩も緑雨かな 菅 美緒 緑雨とは新緑の季節に降る雨のこと。葉に乗る雨粒は緑を宿し、万象は生命の輝きに包まれる。掲句の立つ岩はそびえ立つ岩を思わせるが、もうひとつ寝そべる岩があることで地上の表情がぐっと和らぐ。いかめしいばかりと映っていた岩も、実は思い思い好き勝手なかたちで大地に遊んでいるのだ。同じ雨を浴びればあの岩もこの岩もあの山もこの川も、地上に暮らす仲間のように思えてくる。〈途中より滝をはみ出す水の玉〉〈今年竹黄泉より水を吸ひ上げて〉『左京』(2016)所収。 今日はゲラを読みながら、なんて嫌なヤツなんだろうと自分を嫌悪しながら読んだ。 ゲラと自己嫌悪には因果関係はないのだが、どういうわけか、こうぐっと過去の自分の嫌らしいところが目の前に迫ってくるのよ。 それも、やけに。 そういうことってありません? 記憶の隅っこへ押し込んでおいたものが、理由もなく迫ってきてひどく反省を促すっていうこと。 ああ、まただ。
by fragie777
| 2016-05-17 19:32
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