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5月16日(月) 旧暦4月10日
![]() 今日は昨日行われたお祝いの会の報告をしたい。 午前中の11時より第1回千葉県俳句大賞の授賞式が千葉市ホテルプラザにおいて行われた。 第1回の千葉県俳句大賞は、大串章句集『海路』である。 ![]() ご挨拶をされる大串章氏。 そういう形でだんだん海に親しむようになって、10年ぐらいしてから、「海を詠む」ということに違和感がなく海にとけ込める感じなって、海岸の風景などを作れるようになりました。 それから、現地を直接歩いた方々の作品を読むというのも勉強になるなということも感じました。 『海路』のあとがきにも書きましたが、私は昭和20年8月15日は旧満州、現中国東北部で敗戦を迎えて、10ヶ月ほどしてから父親の故郷の佐賀県の嬉野に引き揚げてきて、そこで小学3年から高校3年まで過ごしました。大学を出てからは横浜の独身寮に入って3年、そこから千葉県の本社に移って3年、それから大阪の営業所へ異動して5年、また本社に移って3年、名古屋営業所に移って5年、この5年の間には福山製鉄所という広島県の製鉄所にも勤めました。 ![]() 第1回千葉県俳句大賞 句集『海路』 大串章 (ふらんす堂) 準賞 句集『獺の祭』 三苫知夫 (文學の森刊) 奨励賞 句集『展翅板』 林 ゆみ (本阿弥書店) 神保町・学士会館で行われた俳誌「花鳥来」100号記念と『深見けん二俳句集成』創刊記念の会について紹介したい。 ![]() ご挨拶する深見けん二主宰。 「花鳥来」は昨年の12月に100号を迎えました。100号と申しましても季刊誌ですので25年になります。まあ、こんなにも私が長生きをできるとは思いませんでした。特に最近の3年は、わたしも体調を崩し家内も入院をするなど、編集の人たちには極端なご迷惑をおかけしましたが、なんとかおけげさまで家内もわたしも今日を迎えられることができました。むかしから弱い弱いと言われ、皆もわたしが一番先に死ぬんだろうと思っていたのが(笑)一番長く生きてしまって今年の3月5日に94歳になりました。 「花鳥来」というのは山口青邨先生が亡くなられた後「夏草」が終刊、その後いくつかの雑誌ができあがりましたその中のひとつとして出発を致しました。高浜虚子先生と山口青邨先生という大きな先生に若い時に学びましたが、「花鳥来」に集う方々もこのお二人の先生に学んでいただきたい、ということが「花鳥来」の創刊の考えでした。それともう一つは虚子先生がされている俳句会というもの、これは普通に句を作って出すといことではなくて皆互いに平等の立場に立ちまして、出句と同時に選句を大事にするいう考え、これが虚子先生のいわれる俳句会ということです。その俳句会を実践するために「木曜会」を発足し、長年にわたって句会をしてまいりました。作句と同時に選句を同じ立場で鍛えるということをやってまいりました。そういうことは例会をはじめ十ほどの小句会がありますが、そのすべての句会でそれを実践しています、そのことが「花鳥来」としての唯一の誇りとすべきものでないかと思っております。そのおかげで虚子先生のように俳句会で作品をつくる、ということが皆さんにしみ通って来たんじゃないかと思います。これは逆に言いますと主宰としての選というものが欠けていたんじゃないか、という反省はございますが、しかし、「俳句会こと作句の場」であるということにおいて、それが出来たということを私としては誇りに思っております。 ![]() 午後6時からは、上野・ホテルパークサイドにて俳誌「天頂」創刊200号記念大会がおこなわれた。スタッフのPさんが出席。 ![]()
大学4年になって書いた卒業論文があまりにひどく、このままでは終われないという思いがありました。定時制高校の教師を9年やり、大学教授にまでなりました。 なんとか無事に71歳まできて、無事に定年を迎えられたことを喜びたいと思います。 私は「天頂」です。「天頂」の皆さんは私です。一体なんです。私が言っていることをそのままご自身のことだと思っていただいて、明るく強くそして恥をかき、今を感じながら、自然の流れに任せながら、時にあらがいながら、俳句を楽しんで苦しんでまた楽しんで、この繰りかえしです。 ![]() 今日の毎日新聞、文芸ジャーナリスト・酒井佐忠さんによる「詩歌の森」は今回の田中裕明賞についてである。タイトルは「異色の田中裕明賞」 第7回田中裕明賞(ふらんす堂主催)が、北大路翼の『天使の涎』(邑書林)に決まった。新宿歌舞伎町を主な舞台に、欲望の渦巻くカオスの街を、俳句という定型詩に地を這うような視線で描いた異例の作品集である。収録集は2000句におよび、これまでの句集の様式に挑戦する情熱があふれている。45歳で早世した田中裕明にちなんだこの賞は、髙柳克弘や津川絵理子ら清新な感性の優れた俳人が受賞しているが、北大路の俳句に懸けた破格の真情も注目される。 新宿に地面などなし雪狂ふ 大久保病院の全景が見ゆ雪の夜 新宿を焼き尽くす火や一行詩 新宿の街のカオスと聖なるものとしての「雪」、あるいは「詩」との対照が面白い。 町に立つホスト同士の距離うらら 耳がまつ赤少女に雪がとり憑いて お姫さま抱つこで春野へ行かないか 歯の白きコリアンスター沈丁花 だが実は、この街にやってくる人たちへの作者の眼差しは「天使」のように優しい。 ふらんす堂ホームページの中で、選考委員の一人、小川軽舟は「歌舞伎町という舞台に徹底的にこだわって圧巻。花鳥諷詠と現代風俗の融合が奇観をなす」と述べ、石田郷子は「世間にも読者にも甘ったれていない」と評価。従来の俳句観では扱いにくい素材や「無頼のポーズ」も、俳句への熱愛と闘いのためと考えたい。 おなじ毎日新聞の新刊紹介に加藤静夫句集『中略』が取り上げられた。 赤い羽根つけて仕事へ行くごとく 2002年に角川俳句賞を受賞した著者の第2句集で、50代後半から60代にかけての作品を収める。現代の都会生活者の雑駁さや機微を詠んで個性的。 月曜日というのはいつもいそがしい。 それなのに、今日はお昼に外食。 「真いわし丼」(750円)を食べた。 これが美味かった。(写真に撮ることをわすれるくらい) 透き通ったいわしの刺身には脂がのって、ひんやりと喉をすべっていく。 季節限定の「真いわし丼」 大当たりであった。 ![]()
by fragie777
| 2016-05-16 18:39
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