桜の花に誘われて

４月１０日（日）　旧暦3月４日

春爛漫の気持ちのよい日曜日の一日を友人たちと石川酒造をたずねて遊んだ。



白壁の美しい建物である。

中に入ると大きな欅が二本、夫婦欅といわれているということ。
どちらが夫でどちらが妻か、わたしたちは推理したが、なかなか結論にたどり着かなかった。
手を広げているように見えるのが妻、という友人もいるし、いやそっちが夫でしょうという友人もいる。
細いほうが男という見解もあり、もうこれはその人間の男性観女性観にかかわってくることなので、なかなか面白い。
まっ、どっちでもいいわよ、つまりは「仲良きことは良きことかな」っていうことにしましょ。




ちかくにあった大きな酒樽。

わたしたちはね、
この酒樽によじ登って、お酒を飲んだの。。。


なんてことあるわけないじゃん。

これは昔の酒樽。
飾ってあるわけ。



その横にあるポスト。
これも飾り物としてのオブジェ。



茱萸の花。



これは日本でもっとも古い麦酒壷。
こんな愛らしい女性が、お酒についていろいろと説明してくれた。


天井。

瓦屋根を使ったという床。



麦酒工房とその前に置かれたスバル360。
この車はなつかしい。
わたしの母が愛用して乗っていた車だ。



本蔵の前の床に描かれているもの。




中に入ると、

ここでお酒はつくられる。
純米酒と本醸造の違いを説明され、日本酒の基礎知識を教えてもらう。
蔵のなかはひんやりとしている。



外に出ると試飲が待っていた。



わたしたちはこの花桃のように顔を赤くしていい気持ち。


かつて使っていた古井戸。
いまはテーブルとして使っているということだが、井戸は生きていて耳をよせると水琴窟のような水の音がする。


17代当主石川弥八郎のお屋敷。
この門は長屋門といって有形文化財であるという。



庭がすばらしい。




さあて、お昼！

麦酒で乾杯して昼食。
酒造内には、なかなか気のきいた和風と洋風のレストランがある。
ここの麦酒は美味かった。



屋敷そばにはブランコが。


わたしも漕いだの。
麦酒がほどよく身体にまわりいい気持ち。



ここで飼われている猫「トメちゃん」

「トメちゃん！」って呼ぶと、必ず「ンニャ～！」って返事をする。
かなりの歳の猫である。


麦酒を何杯も飲んで、酒かすでつくったアイスクリームを食べて、お酒をおみやげに買って、

あーあ、たのしかった。


名残の花に別れをつげて、わたしたちは石川酒造をあとにしたのだった。





帰りの道でみかけた張り紙。
なぜか気になる。。。。

インコよ、いずこ。。。