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2月19日(金) 旧暦1月12日
今日は帝国ホテルにて第67回読売文学賞の受賞式があり、さきほどもどったところである。 しばらくぼんやりとして過ごしてしまった。 この度の読売文学賞の伝記・評論部門に宮田鞠栄さんの『忘れられた詩人の伝記 父・大木惇夫の軌跡』(中央公論社)が受賞された。 宮田鞠栄さんは、俳人大木あまりさんのお姉さまである。 かつては「海」の敏腕編集長として素晴らしい仕事をし、多くの作家や詩人を世に送り出した方である。 また文章家としてもすぐれた方である。 この度受賞されたご本はわたしもいただいており拝読した。 詩人・大木惇夫の詩がふたたび息を吹き返し、詩人の波乱にとんだ人生が流麗な日本語で丹念につづられてゆく、筆力というものを感じさせられた大冊であった。 詩歌部門は、歌人小池光氏の『思川の岸辺』(KADOKAWA)が受賞された。小池光氏は、ふらんす堂刊行の『石川啄木の百首』の著者であり、ご縁をいただいているお方である。 お目にかかってお祝いを申し上げた。 この詩歌部門では、ふらんす堂刊行としては矢島渚男句集『冬青集』と石田郷子句集『草の王』が候補としてノミネートされていたが、受賞にいたらず残念だった。 今日は久しぶりに大木あまりさんにもお目にかかることができ、お元気そうなご様子だったので安心した。 大木あまりさんは、句集『星涼』で第62回読売文学賞を受賞されているので、姉妹での読売文学賞受賞者となった。 まことにおめでとうございます。
by fragie777
| 2016-02-19 23:43
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