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12月10日(木) 納めの金比羅 10月29日
ねずみもちの実を見る胡散臭さうに 川崎展宏 (略)冬になって黒紫色に熟する実は、鼠の糞によく似ている。この実を鵯などがついばむ。強靱な樹木で、緑地帯や生垣などに多く植えられる。(青柳志解樹)(講談社版の「日本大歳時記」) わたしは日本古来の深い紫色をした実と仰いだのであるが、このように「胡散臭そう」に見られたり「鼠の糞」だったり、いやはやその名称ともども可哀想な実である。 名づけられればその名はその存在を支配してしまう。 木々は反論もせずにひたすら四時の巡りのなかでその使命をはたすのである。 今日も讀賣新聞の長谷川櫂さんによる「四季」は矢島渚男句集『冬青集』より。 裏山に兎を追ひし声残る 矢島渚男 高野辰之生家と前書がある。唱歌「故郷」は誰でも知っているが、歌詞を書いた高野は知らない人が多いだろう。生家は長野県中野市にある。この句、歌詞をそのまま切り入れた。名前より作品が知られる。これこそ作者冥利というもの。 余談だが、この「四季」にはいつもカラー写真があり、今回の兎がとても可愛い。 これも余談だが、♪うさぎおいし~♪とわたしたちはかつて学校で歌ったが、これが「兎を追った」という意味だったとははるか長じてから知ったのである。もっちろん「うさぎ美味し」の意味で歌っていたのよね。みんなもそうでしょ。。 風邪はどうやらすっかり直ったような気がする。 象さん先生が処方してくれた「紫胡桂枝湯(サイコケイシトウ」をたった今飲んだところである。 食事の30分前に飲む漢方で「喉の痛みによく効きますよ」って象さん先生はおっしゃった。 味もおいしく(?!)、効き目もバッチシである。
by fragie777
| 2015-12-10 19:30
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Comments(2)
Commented
at 2015-12-11 21:18
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
fragie777 at 2015-12-14 19:14
お教えいただき、有り難うございました。
俗説が1人歩きしてしまったのでしょうか。 (yamaok)
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