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11月10日(火) 旧暦9月29日
昨日のこと、 銀行へ行った帰りに野良猫たちが屯する路地に寄り道をした。 歩いて突き当たりまで行くと、パラパラと飛び出してきてこちらをにらんだ。 突き刺すような野良猫の目だ。 横を見たら、ちがう眼が睨んでいた。 やや唐突であるが、『徒然草』の一文が気になっている。 97段だ。 その物に付きて、その物をつひやし損ふ物、数を知らずあり。身に蝨あり。家に鼠あり。国に賊あり。小人に財あり。君子に仁義あり。僧に法あり。 この箇所の「君子に仁義あり。僧に法あり。」のところでナンダ?と思ったのだが、とくに「君子に仁義」っていうところで立ち止まってしまった。とっさに思い浮かべたのが、マキャベリの「君主論」だ。 マキャベリの君主論は、よく経営者のための経営哲学として応用され、塩野七生などもそのことに触れていて、わたしもそれに関する本を読んだことがある。(なんたって経営者のハシクレですもの)、で、大いに面白く読んだのだが、(参考にして実践するほど骨のある人間じゃないけど)、わたしが驚いたのは吉田兼好先生もそれと同じようなことを言っているということだ。 徒然草の愛読者ではなないが、(過去にいちど受験勉強をしているときに読み通したことがあるだけ)ここにきて、97段をたまたま知って俄然「徒然草」に興味をもった。 「つひやし損ふ物」として、「君子に仁義あり、僧に法あり」とは、「その心は?」と知りたいものである。きっと「徒然草」をじっくりと読んでいったときに「その心」がおのづから見えてくるのだろう。 『徒然草』に挑戦してみっか。 人生そう長くないのに、読んでおきたい本が山積している。 韓ドラばっか見ていないでさ、 って思うこともある。
by fragie777
| 2015-11-10 18:26
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