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9月18日(木) 旧暦8月5日
この茸は食べられるかどうか、分からないけど。 雨降りがつづき、世相は気の滅入ることが多く、脳天気のわたしもいささか憂鬱である。 さきほど知ったのであるが、わたしのあとすぐに同じように出版社を立ち上げた同僚のご夫婦がその出版社を廃業されていたというを知った。 すでに今年の三月を以てということらしい。 少なからずショックを受けている。 かつて同じ出版社で机を並べて働いた仲間だった。 ときどき記念の会などで会ったり見かけたりして、(ああ、頑張っているんだなあ)と言葉は交わさなくても、どこか励まされるものがあった。 小さな版元同士頑張りましょう、という気持があった。 彼らのことを知ってちょっと落ち込み悲しい気持になった。 しかし、である。 30分後には、鬼のような形相をして髪を振り乱し、 「ちょっとお、ツメが甘いとダメよ!」ってスタッフに檄を飛ばしているyamaokaなのであった。 今日の毎日新聞の坪内稔典さんによる「季語刻々」は、大串章句集『海路』より。 鰯雲外野席より拡がれり 大串 章 この光景、昭和だなあ、という感じ。作者は1937年佐賀県生まれ、現代の代表的俳人の一人だ。新句集『海路』(ふらんす堂)から引いたが、「兄らしく弟らしく鯊を釣る」もいかにも昭和の仲のよい兄弟という感じ。昭和時代にはこのような兄弟がいっぱいいた。「兄弟は二人の他人青蜜柑」は昭和を過ぎて今や老境の私の感慨。 出来上がりが楽しみだった小川軽舟さんの2014年の俳句日記2014 小川軽舟句集『掌(て)をかざす』の見本がとうとう届いた。 「短歌日記」同様、装幀の和兎さんが力を入れて良いシリーズにしたいとおもっている第一弾となるものである。 もっちろん和兎さんだけでなくyamaokaもである。 あらためて後日紹介したいと思うが、このような一冊である。 角が丸いということ、 美しい丸背であるということ、 この2点にふらんす堂スタッフ総動員の思いを籠めた。 小川軽舟さんらしい知的な品格のある出来上がりと思いません?
by fragie777
| 2015-09-17 18:28
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