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6月8日(木)
「ねえ、あなた、ばらを漢字で書ける?」すこし前に、九段下の鷹俳句会までお使いにいったスタッフの加藤泰子が、そこで校正の仕事をされていた永島靖子氏に突然尋ねられた。「ゲラを受け取ってくるだけでいいのよ」と言われて暢気にかまえていた加藤はこの奇襲攻撃に焦った。「あっ、あの、あのう」としどろもどろになりながら、お腹のなかで(カタカナのバラだったら書けまーす!!)と叫んだそうである。大汗をかきながら、ゲラを受け取って逃げるように帰ってきた。「もう、やだあ」と帰ってくるなり叫び、このお使いに関しては以後彼女に頼もうとするとビビッて逃げてしまう。 それでも、最近の加藤は渡邊真紀とともにパソコンで正漢字の作成をしているので、ずいぶん漢字に詳しくなって、今朝のミーティングでは「ばらが書けるようになりました!」と嬉しそう。「ふらんす堂で働いているメリットって漢字につよくなることかなあ」と。(ほかにはメリットはないのかい!?)とわたしは口には出さずに心でつぶやき、「ま、まあそうよね」と同意。でも恥ずかしながらもう何十年と漢字にふれる仕事をしているわたしであるが、「蒸篭」っていう漢字が読めず、「ウーン、じょうろ?」なんてね。まあ、そういうことは誰だってあるでしょう?(いや、ありすぎかな) というわけでふらんす堂は漢字に強い人がそろってます。さあ今度は誰に鷹俳句会にお使いに行ってもらいましょうか。加藤さん、楽しみにしててね。うふふふ。 今日は、俳人の境野大波さんが、俳句仲間の秋山夢さんを連れて来社される。境野氏の第二句集『一羽』の製作をいま小社で進行中であるが、今度は秋山夢さんの句集をおつくりさせていただくことになった。秋山さんは「草蔵」(佐々木六戈主宰)の所属している気鋭の俳人である。第一句集ということで打ち合わせに見えたのである。お昼を三人で食べた後、あのおいしい天然酵母のパンやさんでそれぞれパンを買い、帰って行かれた。 仕事場より夜家にもどると、深見けん二氏より「俳句日記」の原稿がファックスされている。「二日分しかできません。これから句会にでかけます」そうして文末に「頑張るぞー」と書かれてあって、わたしは思わず「深見先生、その気合、最高でーす!」と声にだして笑ってしまった。決して手を抜くということのない方なのである。 写真はフィレンツェ・サンマルコ教会のフラ・アンジェリコのもうひとつの「受胎告知」。かねてよりここに行くことを切望し、そして忘れられないサン・マルコ美術館となった。 下の写真は今日送っていただいたフルーツゼリーのお菓子。あまりにも美しいので携帯カメラでパチリ。加藤泰子が写真をとるために持っていてくれたのであるがいまにも涎をたらさんばかりであった。(喜)
by fragie777
| 2006-06-08 22:11
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