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4月17日(金) 旧暦2月29日
白の踊り子草ははじめてだ。 バレリーナをふっと思った。 実はまだ仕事場にいる。 空腹をヨーグルト味のハイチュウでごまかしながら仕事をしている。 歯の詰め物が噛んでいるととれてしまうことがあるからご注意をって書いてあるけど、ハイチュウばっかりは舐めていても拉致があかない。 だから思いっきり噛んでやった。もごもごってね。 そしたらすぐ口のなかでなくなってしまうの…… で、 いまもうひとつ口のなかに放り込んだところ。 今日は本来なら市ヶ谷のホテルで行われている「第六回鮎川信夫賞」の贈呈式に行っているはずだった。 今回の受賞者はおふたり。 岸田将幸『亀裂のオントロギー』(思潮㈳) 阿部嘉昭『換喩詩学』(思潮㈳) 岸田将幸さんはよく存じ上げている詩人で、ふらんす堂からもかつて詩集『丘の陰に取り残された馬の群れ』を刊行させていただいている。 贈呈式のご案内をいただいたので、お目にかかってお祝いを申しあげたかったのであるがどうにも仕事が終わらず泣く泣く諦めたのだった。 それでも宿題はまだ山積みの状態。 泣きべそもんである。 それはともかく、 岸田将幸さま、阿部嘉昭さま、 この度のご受賞おめでとうございました。 こころよりお祝いを申しあげます。 今日の毎日新聞の坪内稔典さんによる「季語刻々」は、ふたたび太田土男句集『花綵』より。 松の芯七十代のこころざし 太田土男 季語「松の芯」は松の新芽。まっすぐに長い芽を立てる。そのようすを「緑立つ」とも言う。今日の句、その松の芯を見上げて、自分の70代の志もこに松の芯に似ていると思ったのだろう。松の芯も志もすっきりと素直に立っている。句集「花綵」から引いたが、作者は1937年生まれ、俳句雑誌「草笛」の代表である。 そして、今日の「増殖する歳時記」は、藤島務さんによって嶋崎茂子句集『ひたすら』より。 河原鶸天地返しの田に降りる 嶋崎茂子 河原鶸は山林や田、河原などで群れをなしている雀に似た鳥で、飛ぶ時の鮮明な黄色で鶸だと分かる。双眼鏡で見るとピンクの太いくちばしと翼の太く黄色いしま模様が見える。見晴しのよい葦先にとまりキリキリ、コロロと鳴いたりジュイーンとさえずったりする。農事では厳寒期に土を氷雪にさらして病害虫を殺すために「天地返し」という作業がなされる。そんな労苦も終わった頃に春の兆しがやって来る。鶸の訪れもその一つである。今百羽にも及ぼうかという河原鶸の群れが一斉に大地に舞い降りてきた。春到来したり。その他<御慶いふ小さな町の小さな駅><夏草の匂ひいのちのにほひかな><冬鴎飛ぶといふこと繰り返す>などあり。『ひたすら』(2010年)所収。 さあ、あといくつかメールを書いたら帰ろう。 家には吉野の銘酒八咫烏が待っている。 大事に飲んでんの。。。。 皆さまにはよろしき週末を。 そして、 わたしの口にはもうひとつハイチュウを! エイッ! では。
by fragie777
| 2015-04-17 21:55
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Comments(2)
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オスカー
at 2015-04-18 08:49
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こんにちは。
踊り子草…姫踊り子草は見たことがありますが、踊り子草は初めてかも……そして踊り子草はおひたしにして食べられるとか? 野の草花も初夏に向かっている気がします。まだ昼間と夜の気温差がありますので、お身体に気をつけて下さい。
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fragie777 at 2015-04-18 20:39
オスカーさま
確かに二輪草は珍しいかもしれません。 わたしは以前那須のお寺で二輪草を見たことが在ります。 それはピンクと赤の華やかなものでした。 今回の吉野で見た白はむしろ目立たなくて、友人に二輪草って教えられなければきっと知らなかったと思います。 コメントありがとうございます。 (yamaoka)
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