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1月10日(土) 十日えびす 旧暦11月20日
寒晴れの一日となった。 今日は友人たちと横浜で遊ぶ。 と言ってもわたしは待ち合わせの場所にたどりつけず、外人墓地で待ち合わせることになった。 大きな楠の木がある。 彼方には横浜の町並みが見える。 友人たちと合流して外人墓地にそってあるく。 ここは教会など西欧風の建物がならぶ横浜情緒のある美しい通りである。 空の青さが目にしみるようだった。 友人のSさんがそっと触れてみた。 「ずいぶん軽いわ……」 わたしも触れてみた。 本当だ。 軽い…… 海のみえるところまで歩く。 寒の海は深い群青色だ。 途中で、メールがはいる。 俳人の藤本美和子さんからだ。 「仁喜先生、今朝お亡くなりになりました。。。」 そうなのか、、、、、 昨年の秋頃からかなりお悪いということを伺っていたが、 とうとう亡くなられたのか、、、、、 なんとも言えぬ思いに満たされる。 とても安らかに逝かれたということを伺い、こちらの気持も安らかになる。 長い長い闘病の果てだ。 寒木の美しい一日だった。 綾部先生は寒木がお好きだった。 「寒木」という句集があるほど。 寒木を寒木として立たしめよ 仁喜 寒木になりきるひかり枝にあり 仁喜 綾部先生、 有り難うございました。 奥さまの御許で安らかにお眠りください。
by fragie777
| 2015-01-10 22:50
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