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11月23日(日)
![]() ![]() 朝早家をく飛びだし、いま戻ってきたところ。 大人になるとね、いろいろと用があるのよ。 その用をいろいろとすませて、 夕方からは前から予約していた渋谷のシアター・コクーンで「皆既食」を見る。 bunnkamuraの25周年記念のお芝居らしい。 蜷川幸雄演出のもので、開始時間7時から10時までの3時間という長い芝居だった。 詩人ランボーとヴェルレーヌの愛憎劇が中心だ。 今風に言えば、BLものって言ってもいいかもしれない。 ふふふふ…… かつてデカプリオ主演の映画「太陽と月に背いて」の演劇版であると聞いていたのだが、蜷川幸雄がどう演出するか楽しみだった。 感想は、ひと言で言えば良かった、につきる。 「太陽と月に背いて」の映画も観ていたはずだが、「皆既食」のほうが二人の心情の絡ませ方などが繊細で、ヴェルレーヌの内面性などもより深く描いているように思ったのだった。 もう一度映画も見直してみようとも思っているが…… そして、 ですね。 何よりもランボーを演じた岡田将生くんが美しかった。 それはもう天使のようでもあり、悪魔のようでもあり、無垢な少年のようでもあり、 四ツ谷シモンの作った少年のように美しかった。 そして天才詩人というものをよく体現しているようにわたしには思えた。(そのいらつきも含めて) また、この世の美しいボーイたちに興味があるお方は、 岡田くんの美しさを見るだけでも価値があるかもしれません。 必見です。 演出にあえて注文をつけるとしたら、ランボーの詩の一節でもいいから朗読して欲しいと思ったことぐらいか。 最後に、ランボーの死を知ったヴェルレーヌが言った台詞が耳に残った。 俺は若さの追憶を愛する。 これって、 「俺」でなくてもよくわかってしまうな。
by fragie777
| 2014-11-23 00:04
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