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10月26日(日)
![]() 今日はすこし蒸し暑いような一日となった。 吉祥寺という町は東京でも人気のある街であるが、わたしの家からは自転車でいけるほどの近さである。 ここのところ忙しくて足を運んでなかったのだが、今日はひさしぶりに行ったところずいぶんいろいろと変わっていたのに驚いた。 無印良品の店がドンキホーテになっていたり、愛用していた雑貨屋さんが洋服屋さんになっていたりで、 ゆく人の波は絶えずしてであるが、つまるところは諸行無常だ。 今日はこの吉祥寺の聘珍樓という中華料理店で、俳誌「泉」(藤本美和子主宰)の40周年のお祝いの会が開催された。 ふらんす堂では長年のご縁によりわたしとスタッフのPさんが伺いお祝いを申し上げた。 ご闘病中の綾部仁喜先生はもちろん出席はかなわなかったが、藤本美和子新主宰のもと、たくさんの「泉」の方たちが参加しあたたかな思いの通いあう40周年の記念祝賀会となった。 わたしは亡くなられた石田勝彦先生、関戸靖子先生、そしてベッドに仰臥しておられる綾部先生のことに思いを馳せながら、「泉」がこうして新しい主宰のもとで継承されていくことをとても感慨深いものとして感じていたのだった。 ![]() この40周年記念会は創刊30周年以来の大きな会となります。30周年のときのことをまざまざと思い起こしております。あのときは、仁喜先生が倒れ主宰不在の不安の中での大会でした。10年経ってまたこのような会を持つことができたのは夢のようであります。皆さまとともに今日の日を喜びたいと思っております。「泉」の歴史を考えますと40年という歳月はおろそかならぬ歳月であると思います。この10年は仁喜先生が倒れ喉を切開そして声を失うという深刻な状況のなかで歳月を送ってまいりました。主宰不在の句会がつづくなかでいつ終刊になってもおかしくないそういう切迫した状況でありましたが、それでも「泉」はただの一度の休刊もなくここまでやってこられました。これはもうお一人お一人の力の賜物であり、また俳壇内外の励ましがあって今日の「泉」があるのだと思っています。仁喜先生は入院中とはいえわたしたちの選を命がけでやってくださり、俳句とは何かということを身をもって示してくださった、そして私たちにもその先生の姿を見て、いつも以上の結束力と連帯感がうまれきたように思います。創刊以来かがげております「韻文精神徹底」ということはやはりわたしたちの志であります。それはつまり「定型と切れを大事にすること」であり、それは創刊の「泉」がかかげた志です。その志を胸にすこしでもより良い一句を目指していきたいと思っております。 藤本主宰のご挨拶を聞きながら、この10年がいかに怒涛の時代であったかを思い、この40周年をむかえられたことの感慨はひとしおであろうと思ったのだった。 ![]() 「俳句研究」編集時代に企画に困ったりストレスがたまったりしたときに綾部先生によくお話を聞いてもらい励ましてもらいました。しかし、ゆるい企画をすると諌められました。 石井氏は編集者時代の綾部先生との思い出をかたり、また藤本美和子主宰については「主宰はさびしいものである。泉のみなさん、支え励ましてあげてください」とさまざまなお話をまじえながらご挨拶をされたのだった。 井上弘美氏は、俳誌「汀」の主宰であるが「泉」の同人でもある。 美和子主宰とともに結社で学んできた人である。 ![]() 美和子主宰がこの10年をどのような思いで「泉」を支え仁喜先生を支えてこられたか、すこし間近く拝しておりましたので、今日の日を迎えられたことをこころから喜びたいと思います。今日は『綾部仁喜の百句』(ふらんす堂刊)が出来上がり、嬉しくて先ほどから拾い読みをいたしておりましたが、これは美和子主宰でないと書けないものであると思います。ここまでは他の人でも書けてもこのひと言が美和子主宰でなければ書けないんだよあというきらきらしたものが随所にあることを思いました。みなさんこの言葉のきらめきをひと言もこぼすことなく読んでいただきたいと思います。仁喜先生がご存命のときに刊行されたというのが良かったとおもいます。美和子さんは、ひと言でいうと「信義」の方である。それは他人を欺かないということだけでなく、自分を欺かない、そして俳句を欺かない、その「信義」が藤本美和子を貫いていると思います。そういう方が新主宰であることはわたしたちにとってとても嬉しいことだと思います。 ![]() ここ数年、同人会として考えたときに40周年が出来るだろうかと心配しておりましたが、今日の皆さんのお声を聞いて立派に実現したことを思い安堵いたしております。「泉」は主宰交代という大きな節目を越えました。私どもは新しい主宰を囲んでまだ踏み出したばかりでございますが、今後ともご支援とご鞭撻をよろしくお願いいたします。 藤本美和子主宰、 「泉」の皆さま、 40周年をこころよりお祝い申し上げます。 「泉」の皆さまとともにあったふらんす堂であることをあらためて思いました。 先ほど井上弘美さんのお話にでた『綾部仁喜の百句』。 新刊であるが、これについてはあらためて紹介したい。
by fragie777
| 2014-10-26 20:29
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