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9月10日(水)
![]() 仙川周辺は農家も多いので、 「お客さんが持ってきたのですか?」とたずねたところ、 「いいえ、社員が家から持ってきたのです」ということ。 なかなかやる社員である。 銀行で税金の支払いをすませ、仕事場にもどると「梨のおくりもの」があった。 友人が家でとれたものをたくさん送ってくれたのだった。 大きい梨がたんと入っている。 (こいつはすごいぞ) というわけでスタッフたちにもわけて、今晩のデザートはこれね。 (実りの秋なんだなあ……) と、にわかに涼しくなった風に実感したのだった。 「すべて、月かげは、いかなる所にてもあはれなり」 とは枕草子における清少納言のことばであるが、満月をご覧になられました? わたしは、昨夜、そうだって思い立って窓の外をうちながめたところ、雲間にかくれた満月を20秒くらい眺めたのだった。 あとでまた、と思いながらどうも世の雑事にというか、たわいもない絵空事のあはれにこころがとらわれて、月のことはすっかり忘れてしまったのだった。 ほんとうに通俗的な人間である。 いまにはじまったことじゃないけど。 さて、今日の毎日新聞の坪内稔典さんによる「季語刻々」は、酒井弘司句集『谷戸抄』より。 虫止んで海王星からとどく音 酒井弘司 虫がなきやめたあと、聞こえるのは海王星の音だ、という句。「えっ、ホント?」と反論したい人がいるかもしれないが、反論しないで素直に認めたい。虫の声の後は海王星の音を聞く、それって壮大でいいではないか。自分の存在が宇宙大に広がっている。やや難聴の私は虫の声を聞きがたい。でも、海王星の音は聞こえる気がする。 たしかに虫の鳴き声のするころの夜空は星が充実している。 「海王星」ってどんな星。 ウイキペディアを調べたところ真っ青な美しい惑星だ。 Neptune(ネプチューン)の名称をもつ。 「海王星からとどく音」って海神(Neptune)の雄たけびもしくはメッセージなのだろうか。 大阪にお住まいの稔典さんと谷戸にお住まいの酒井弘司さんだけに、夜空よりNeptuneのメッセージが届くって、と思い巡らすのもロマンがあっていい。 いったいどんなメッセージなんだろう……。
by fragie777
| 2014-09-10 18:32
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