ふらんす堂編集日記 By YAMAOKA Kimiko

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21世紀のインク壺。

1月4日(土)

21世紀のインク壺。_f0071480_18364771.jpg


一日のほどんどを仕事場で過ごす。
写真は、今日空にしたインク壺と愛用の万年筆。
万年筆はパーカーで、インクはパーカーのロイヤルブルーだ。
すこし紫がかったパーカー特有のブルーが好きなのだ。
この万年筆はもう長く使っていて途中で落としてペン先が駄目になってしまったものを修理にだしてふたたび使っている。
亡くなった母がやはりこのトルコブルーのまったく同じ万年筆を使っていてそれでよく手紙を書いていた。パーカーの何かの記念でこの万年筆が特別販売されたときに飛び付くようにして買ってそれ以来ずっと使っている。
仕事柄万年筆はよく使う。
空になったインク壺はなんだか愛おしい。
つくづくと手にとって眺める。
ガラスのつめたさと手になじむかたちのまろやかさがいい。
蓋をあけるとインクの匂い。好きだな。
21世紀にこうして空のインク壺をしみじみと手にとる人間はどのくらいいるのだろうか。
インク壺よ。
人間世界から消えないでほしい。


午後3時に髪のカットを予約してあったので、仙川のいつもの美容室に行く。
「今日はどうしますか?」って聞かれたので、
「いつものように」って答えると、
「アンシンメトリーで帽子の似合う髪形ですね」って即座に返事が返ってきたので、
「フフフフフ……そうお願い」とすまして答える。
この男性美容師さんとわたしはよく車の話をする。
わたしは秘かに確信している。
真っ赤なフェラリーに一度は乗ってみたいと彼が思っていることを。
その夢は実はわたしも同じである。


今日はこれから友人がやっているベルギービールの店に行くことになっている。
何人かの若い友人知人が来るのだけど、今年就職したN君の社会人報告会が中心だ。
彼は優秀な大学を卒業し望んだ会社に就職したのである。が、そこで徹底的に企業人として目下作りかえられつつある。彼もおおいに燃えている。それがいったいどんな風に実現されていくか、とても興味がある。不肖、yamaokaも経営者ですからね。
ええっ、N君、風邪でダウンして欠席っていま連絡が入った。
あら、残念。
きっと今まで頑張っていてお正月休みでホッとしたのかもしれない。
しかし、髪も切ったことだし、少し顔を出すことにしよう。


(どうでもいいことだけど、今日の写真にわたしのMacintoshのパソコン画面が写っている。この画面を見てもわかるでしょ。どんだけわたしが整理能力がないかっていうことが。これでも整理したんだけど、いろんな書類データが散らばっている。どんどん増えてきて収拾がつかなくなっちゃうのよ。となりのまだ立ち上がりきっていないWindowsもおんなじ。あ~あ。)
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by fragie777 | 2014-01-04 19:36 | Comments(0)


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