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1月29日(火)
午前中、仕事をしているとどこからか太鼓をたたく音が聞こえてきた。 ドンツク、ドンドンツク、ドンツク、ドンドンツク…… だんだん音が大きくなる。 「これって、ほら何と言うんだっけ? お坊さんが太鼓をたたいて家の前に立ってお布施をもらったりするの、そういうのあるじゃない?」 って、わたしが言うと、 「托鉢僧ですか?」って誰かが言った。 「そう、そうその托鉢僧よ!」って言ってわたしは窓のところにすっ飛んで行ったのだった。 するとふらんす堂の相向かいのブティックの前にいる。太鼓(という表現でいいのだろうか)を叩きながらお経を唱えている。 (ちょっとコワイ。ふらんす堂にやってきたらどうしたらいいんだろう。お布施をあげるべきかな…)そんな風に思いながらもわたしは二階からじっと見ていたら、スタッフたちもやってきて眺めている。 托鉢僧たちは二階まではやって来ないで、次の店へと移って行く。少しホッとしてわたしは外へ出てこわごわと彼らのそばまで行ってみた。5人の托鉢僧である。尼さんの姿もある。 ![]() (お布施は貰えたのかしら……)と気になるyamaokaだった。 「第三回田中裕明賞」の冊子が出来上がって来た。 160ページを超す大冊である。 仕事がたてこんでおり、今日は手がつけられなかったが、明日には関わってくださった人たちなどを中心に送りたいと思う。 出来上がったことをツイッターで流したら、さっそく注文を貰ったのは嬉しい。 「第4回」の応募の締め切りも近付いた。 今回の応募句集も充実したものばかりだ。 締め切りは31日、まだ応募されていない方がいらしたら5冊、ふらんす堂に「田中裕明賞応募」と記して送ってください。 まだ間にあいます。 今日の讀賣新聞の長谷川櫂さんによる「四季」は、『季題別西村和子句集』より。 寒椿唇ひらきたるがほど 俳句では一つの比喩が句に命をもたらすことがある。この句、椿の莟が開きかけたところ。一重の赤い藪椿である。そこを「唇ひらきたるがほど」といえば、紅をさした唇へと連想が進む。華やかにして肉感的。じつに椿の花らしい描写。 長谷川櫂さんの鑑賞を読んで、わたしはすぐに長谷川さんがかつて詠んだ椿の句を思い出した。 こちらもすごく肉感的。 口ぢゆうを金粉にして落椿 第1句集『古志』に収録の作品だ。当時の担当編集者だったyamaokaはこの句にふれて驚いたのだった。『古志』にはそういう作品がたくさんある。いい句集だ。 『季題別西村和子句集』は、俳人西村和子の今日までの集大成をなす句集である。 まだ、このブログで紹介をしていなかったが、「季題」をどう読むか、すぐれた入門テキストになるのではないかと思う。 すこし落ち着いたら改めて紹介をしたい。
by fragie777
| 2013-01-29 19:43
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