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11月24日(土)
ブログにもちょっと書いたが、ここ一週間ほどお腹がシクシクと痛くなることがあって、風邪かなとも思い葛根湯を呑んだりしている。 今日は石田郷子さんが住む名栗まで「紅葉灯り展」があって出かけたのであるが、途中でお腹が痛くなったらどうしようかとちょっと不安だった。 激しい痛みでもなく、一日のほんのわずかな時間に痛くなることがままある、といった程度なのでまあ、大丈夫だろうと、葛根湯を一袋バッグに入れて出かけたのだった。 旧家を解放した「紅葉あかり展」にはさまざまな工芸品が置かれ売られている。 食堂もあって、わたしはそこでけんちんうどんを食べた。 すばらしいおいしさだった。 その後名栗の山里をよく歩いた。 おまんじゅうやらりんごやらみかんやら煎餅やらよく食べた。 そして、 お腹の痛いことなどすっかり忘れていたことに気づいたのだった。 あら、いやだ いまこのブログを書き始めたらなんだか再びお腹がかすかにシクシクしだした。 これって心因性のものかしらん。 ストレスかなあ…。 今日の「増殖する歳時記」は、今井肖子さんによって、現代俳句文庫71『大島雄作句集』より。 百の鴨集まる何も決まらざる 小春日の池のほとりでぼんやりしているのは気持ちがよい。しかしただの日向ぼこりに終わってしまってはやはりいけないか、と鴨の陣に近づいてしばらく見ていると、時々仲間から離れてすねているように見えるのがいたり、大勢で一羽をいじめているように見えたりする。しかしもう少し寒くなると、凩の道を避けた日溜りに、みんなで上手に陣を張って浮き寝している鴨。あのふっくらした姿からは想像もつかないほどの過酷な旅をして生き抜いてきた彼等に、特にリーダーはいないという。鴨の池がありありと見える掲出句だが、すねるのも、いじめるのも、群れれば序列ができて集まっても何も決まらないのも、愚かなヒトの次元の話なのだろう。『大島雄作集』(2012)所収。 わたしは今日は小春日和の一日をぼんやりと過ごしてきた。 ストレスでお腹が痛くなってしまうほどの過敏で繊細なyamaokaでもあるってこと、 分かってくださった? 分ってくださればいいのよ。
by fragie777
| 2012-11-24 22:05
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Comments(2)
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