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8月2日(木)
「岩煙草!」って指差して教えてもらわないと見過ごしてしまうような地味な花だった。 しかし、俳人たちは果敢に俳句に詠む。 滝川に鳴りこもるあり岩たばこ 阿波野青畝 滴りに濡れにぞ濡れて岩たばこ 瀧 春一 「若葉は食用になり、煎じて漢方薬としても使われる」と歳時記にある。 昨日新刊予定の山田航さんの歌集『さよならバグチルドレン』について少し紹介したが、もう一冊近々に作りあげる予定なのが、永田淳さんの第二歌集である。 永田淳さんは2011年に一年間にわたってふらんす堂のホームページに「短歌日記」を連載してくださった。それを一冊にまとめたものである。 詳しいことは出来上がってきたときに紹介したいと思うが、ご存知の方も多いと思うが永田淳さんは今は亡き歌人の河野裕子さんのご子息である。河野裕子さんは2010年の8月に亡くなった。もうすぐその命日の12日がやってくる。母が亡くなった翌年の2011年に連載された「短歌日記」は当然のごとく亡き母への思いが深く沈潜しているものとなった。歌集名をうかがったときに、わたしは河野裕子さんのよく知られている短歌をすぐに思い浮かべたのだった。 たつぷりと真水を抱きてしづもれる昏き器を近江と言へり 河野裕子 で、 永田淳さんの歌集名は? 「湖(うみ)をさがす」 である。 そしてまた湖を探しにゆくだろうこくりと骨を鳴らしてのちに 永田 淳 いま、仙川商店街は「おらほせんがわ祭り」でものすごい人で溢れかえっている。 駐車場まで行けるかなあ、行けたとしても車が出せるかどうか、ちょっとわからないくらいの人出だ。 今日の夕飯は、ソーメンとゴーヤの天麩羅、そしてわたしの得意なかき揚げ天麩羅、あとはサラダと決めている。 「ゴーヤってどうやって食べるのが一番おいしい?」って数日前に料理上手な友人のkisaさんに聞いた。 「天麩羅が一番よ! しかも種ごとね」とkisaさん。 昨日それを決行しようとしたら食事の誘いが入ってしまった。 今日はどんなことがあっても「ゴーヤの天麩羅」をするつもり。 冷蔵庫の野菜室でゴーヤがいいかげん飽き飽きして横たわっている。 待っててよ! 人ごみを乗り越えて行くからねっ。
by fragie777
| 2012-08-02 19:29
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Comments(2)
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