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5月21日(月)
「金環日食、ご覧になりましたか?好奇心旺盛なyamaokaさんなら見逃しませんよね。」 って白濱一羊さんからいただいたメールにあった。わたしは、 「日食、かろうじて見ました。天体系にあんまり感動しないyamaokaでした」とちょっと白けたお返事を返してしまったのだった。 この度の金環日食はなかなかそう見られるものではないらしく、巷の人はかなり昂奮していたようだ。わたしは朝起きて、(今日は曇日だな……)と思い、階下に降りて行った。そこではすでにテレビがつけられていて、「見えました!見えました!」とテレビは昂奮状態だった。(おお、そうか……)とわたしは思い出し、「ねえ、日食をみる眼鏡を貰っているのだけど見る?」とご飯を食べている人間に云うと、「見る」というので二つもらったうちの一つを渡して二階の窓から眼鏡を顔にあてて見た。くっきりと環が見えた。(ふーん……)って思った。隣の人間も(ふーん)って思っているようだった。眼鏡をそこにおいて食事をしに階下に降りていった。テレビは相変わらずの昂奮状態で、「日食、日食」と叫んでいる。わたしは「朝食、朝食」といいながら納豆をかきまぜたのだった。どうもいまひとつ乗れないのよね……。 (ただ、本人はその気ではないのだが、どういうわけか日食用の眼鏡をふたつもいただき、たまたま起きた時がまさに金環日食真っ最中というわけで期せずしてしっかりと見たことになった。) 暑い一日となった。おやつにアイスクリームを食べようということになった。 ふらんす堂からあるいて20秒ほどのところにアイスクリーム屋さんが出来たのだ。 高いよなあ、って思っていると、素晴らしいことを思いだした。ヒミツのお金があるのだ。 「ねえ、今日はあのヒミツのお金を使いましょ!」と言うと、スタッフたちは「わーい!!」って言って喜んだのだった。わたしはうやうやしくヒミツのお金が入っている封筒を取り出し、そこからアイスクリーム代をぬいた。Pさんが買いに走った。わたしはバニラ、愛さんはココナッツ、緑さんはラズベリー、奈緒さんはローズミルク、PさんとSさんはフロマージュを食べた。みんな多くを語らず黙々と食べたのだった。アイスクリームを食べているときが一番静かな時となった。 今日の毎日新聞の新刊紹介で、柴田美佐句集『如月』が紹介されている。 春の雲欅にかかりては離れ 1963年生まれの著者の第2句集。自然の恵みに心をゆだね、ゆったりと言葉を紡ぐ清々しい作風に、「雲母」「白露」で学んできたことがうかがえる。 おなじく毎日新聞の坪内稔典さんによる「季語刻々」は、現代俳句文庫70『藤本美和子句集』 より。 一滴のうすくちしやうゆ緑さす 水原秋櫻子編「新装版俳句小歳時記」(2005年)はこの季語を「若葉影が映ること」と定義している。つまり、若葉の光が照り映える感じ、それが「緑さす」である。ちなみにこの季語は「広辞苑」にもまだ出ていない。俳句発のきれいな言葉として広めたい。今日の句、緑さす一滴の薄口しょうゆがまるで宝石みたい。 明日は新刊詩集の紹介をします。 日食は生態系に影響をあたえるのだろうか…。 我が家の猫の白猫のほうは、洋服ダンスの奥深く隠れてしまい、呼んでも決して出てこようとしなかった。 みなさんの家の猫はどうでした? あるいは他の動物たちは?
by fragie777
| 2012-05-21 19:55
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