カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
検索
画像一覧
|
5月6日 立夏
ゴールデンウイークも一応おわり、ふらんす堂でも仕事が開始された。 さあ、気合いをいれて仕事をするぞって大きく息を吸ってたまった仕事をかたづけはじめたのであるが、あっという間に一日が終り、明日からまた休みに入ってしまう。 なんとも落ち着かないことである。 どうでもいいことであるが、ジーンズをどう若々しくスタイリッシュに穿くか、そのことで朝20分くらい悩むことがある。 悩んだ果てにいつも大したことのないオバサンがジーンズを穿いている姿を鏡のなかに見出す。 しかしである。 いろんな悪あがきをしたあげく、わたしの場合、白との組み合わせが一番カッコよくジーンズが決まるということを発見した。白のTシャツは身体の線が出過ぎてダメ、白の細見のワイシャツをラフにきるか、あるいは白のブラウスを着崩して着るか、いまのところわたしが合わせられるのはそれだけだ。色ものや柄物は絶対ご法度である。白のワイシャツの上だったら、色のセーターなどはまあ組み合わせられる。最近オレンジの派手な丈の短いサマーカーディガンを買った。それを白の厚めのTシャツの上に羽織ってすかして歩いていたら、通りすがりのひとに「きまってるわよ!」って声をかけられた。「あら、ありがとう」ってニッコリほほ笑んでみせたのだ。 (安い女でしょ。) さて、今日はジーンズの上にユニクロのヒートテックを着てその上にご法度の柄物の網Tシャツ(ゴルチエが安いときに買ったもの)を着たのだ。しかしそれだけではダメだ。やはり白が欲しい。 で、むかしユニクロで買った春ものの白マフラーを首にまきつけて後ろに垂らしてみた。 おお、決まってるではないか……。 鏡のなかのわたしは結構満足したのだった。 こんなことにエネルギーを費やすのだったらもっと他に使い道があるんじゃない、って。 ホントよね。 愚かしい女だわよ……。 さて白のマフラーを首にまきつけたわたしは今日ひとりお客さまをお迎えした。 俳人の山西雅子さんである。 こういうきりっとして清潔な方にお目にかかるには、白こそふさわしい。 (白のマフラーは山西さんへのわたしのリスペクトである。) 昨年一年間ふらんす堂のウエブサイトで、「花の一句」の連載をして下さった山西雅子さんであるが、その「花の一句」を一冊にするべく、今日はその打ち合わせにご来社いただいたのだった。本来であれば新しい仕事場でおむかえするところであったのであるが、残念ながらそれは叶わなかった。 逗子にお住まいの山西さんは2時間以上をかけて仙川にやって来られたのだ。 「花の一句」は、花の重複と俳人の重複をできるだけ避けたということでいろいろとご苦労もおありだったようだ。決して手を抜くということをなさらないお方なので、読み応えのある本になることは間違いない。9月の刊行を目指して進めたいと思う。 遠くからやってきた山西さんに今日は是非にお見せしたい「花」があった。 近くの桐朋学園に咲いている「桐の花」である。 関係者以外は入ってはいけない学園内を守衛さんにお断りして、すこし近づいて仰ぎ見た。 しかしその桐の木ははるか校舎をこえて高く、桐の花の気高さはいっそうであった。 わたしたちはため息をつきながらただただ仰ぎみるばかりだった。 写真撮影は駄目ということで、紹介できないのが残念である。
by fragie777
| 2011-05-06 19:47
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||