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6月13日(日)
新宿歩行者天国を歩いていて見つけた泰山木。 有名デパートの入り口に3本の泰山木がありみな見事な花を咲かせていたが、ほとんどの人は気づかずに通り過ぎてゆく。 サッカーのワールドカップが始まった。 巷をにぎわすこの蹴球スポーツをわたしも人並みに観てみようということでダイジェスト版をさっき観たところだ。 そして、わたしはすばらしく興奮した。 目がくぎづけになって口をおおきくあけて、「いやあ、素晴らしい!」と叫んだのだ。 何にって。 選手のプレーにではない。 それは、アルゼンチンチームの監督マラドーナの両耳をかざっているでっかいダイヤモンド(きっと)のピアスだった。 もういい歳をして白髪がまざった小柄の男の耳に栄光のごとくきらめくダイヤ。 仕立ての良いスーツ姿に不思議とマッチしてマラドーナという存在にさらにオーラを与えている。 「なんてイカシテいるんだろう……」 たとえダイヤでなくてそれがガラス玉であってもかまやしない。断じてカッコイイのだ。 リンゴをかじりながらの記者会見というのもマラドーナのやんちゃぶりが発揮されて笑わせてくれたが、それよりも何よりもあのピアス! マラドーナを観た全世界のサッカーファンのなかで、わたし以上に彼のピアスを見つづけた人間はいないと思う。 (というか、こんなことは決していばれることじゃないのだ。いかにわたしがミーハーで、お安い人間であるかをみごとに証明していることなんだけど……) どういうわけかわたしはこういうことにこころが感じ入ってしまうのだ。 たとえば、イングランドチームの白のユニフォームはいい、あの袖の長さが抜群であるとか、 そりゃ韓国チームのパク・チソン(でいいのよね)の素晴らしいプレーもちゃんと見ますよ。 でも、なんていうか蹴球スポーツの周辺にある自分の興味をひくトリビュアルなものにどうじても目が入ってしまう。 まっ、 いろんな楽しみ方があっていいとは思うんですけど。 皆さんも、マラドーナ監督のピアスをみるたびにうっとりとそれを見ているミーハーなyamaokaを思い出し、笑ってやってくださいまし。 今日の毎日新聞の新刊案内でふらんす堂の句集が二冊紹介されている。 一冊目は嶋崎茂子句集『ひたすら』。 冬鴎飛、ぶといふこと繰り返す 「百鳥」同人の第三句集。40年の句歴をもつ作家らし安定した作品世界であり、対象の切り取り方にぶれがない。静かに年齢を重ねてきたことが一句一句の奥行きとなっている。 二冊目は、津田伊紀子句集『涼しき灯』。 菊根分すみたる鉢の一と並び 60年におよぶ句歴を持つ著者の第一句集。写生派の道を長年歩み続けてきたことが、描写力の確かな作品となって結実している。 40年、あるいは60年の句歴ということ。 生きてこられた多くの時間が俳句とともにあったということなのですね……。
by fragie777
| 2010-06-13 19:55
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Comments(4)
ご無沙汰しております。
昨日、花園神社で唐組の公演を観るため、何度か前を通ったはずなのに、全く泰山木に気付きませんでした。残念です。 Twitter俳句、楽しいですね!
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fragie777 at 2010-06-14 18:46
ココロさま。
コメントをありがとうございます。 花園神社で、唐十郎はいまだにお芝居をしているのですね。 それにわたしはびっくりです。 Twitter俳句、拝見してます。 いろいろとありがとうございます。 (yamaoka)
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なお
at 2010-06-18 23:27
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fragie777 at 2010-06-19 08:45
なおさま。
コメントをありがとうございます。 サッカー、ダイアモンド、ピアスの組み合わせはある意味陳腐ですよね。 しかし、マラドーナの耳にあるそれは、宇宙のしずくであり、この傑出した男の存在にかしづくものとして光を放っているのです。 その違いにぜひに気づいていただきたい……。 (yamaoka)
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