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3月18日(木)
今朝はけっこう早くから家を飛び出した。 朝も6時半に起きた。 漢詩人の王惟さん、ざまあごらんあそばせ。 どうしても決行したいことがあったのだ。 それは、仕事場までの道の途中にある「辛夷の木」と「白木蓮の木」を見にいくことだった。 この二つの木はそれぞれ別の家に植えられていて、かなり離れたところにある。 「白木蓮の木」は3,4本あってどの木も大木である。 このあたたかさでもう大分花が開いてしまったかもしれない……。 花だって一期一会というもの。 今年の花は去年の花とは違う。わたしだって違う。もう去年のわたしじゃない。(皺なんかだいぶふえちゃってっさ…) っていうことで、わたしは今日は大活躍の朝だった。 歩きまわって仕事場についたときはへとへとだった。 こっちは、辛夷の花。 そしてはるかかなたに天辺だけ見えるはくれんの花を目指した。 はくれんの花にはもう傷みがあってすこし切ない。 しかし、わたしには仕事が待っている。 大特急で仕事場にむかう。 そんなわたしを可愛い野良猫がじっと見ている。 ほら、 こんな風に。 今日は写真の大サービスね。 今日の「増殖する歳時記」は、三宅やよいさんによって、山本純子さんの句集『カヌー干す』より。 パジャマから出てパジャマへ帰る遅日 三宅さんはこの句に「忙しいお父さん」をまず考えたようであるが、正直わたしはドキッとした。 ええ、何がって…。わたしのベッドのところにはわたしが脱ぎ捨てたパジャマ兼部屋着のねずみ色のスエットがよれっと私を待っているのさ。帰るとなにはさておき、再びそれに足をつっこむというわけ。 っていうことはほぼ、わたしもオヤジなわけか……。 この句「遅日」という季語のあしらいが、詩人山本純子ではなく俳人山本純子の技(わざ)だなあって思う。 今日の毎日新聞は、坪内稔典さんによって、久保純夫さんの句集『フォーシーズン++』より。 陽炎のはらわた消えてなくなりぬ 坪内さんは、久保さんの俳句を「ホラー俳句」として楽しんでいる。 たしかに全体に隠微な暗さがあり、不条理な重さがあってゾクッとくる。 久保純夫という俳人の独自なものだと思う。 アンケートが少しずつですが集まっております。 ご協力くださった皆さま ありがとうございます。 えっ、まだ答えてないあなた、 是非、あなたのお答えを待っています。 あなたの一票が、 じゃなかった、 あなたの一言が ふらんす堂を大きく変えます。 さっ、 今日もこれで終わり。 ねずみ色のスエットめがけて帰ろうっと。
by fragie777
| 2010-03-18 18:36
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