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3月5日(金)
午前中虎ノ門のあたりのビル街を歩いていてふと横をむいたときに見つけた青空。 そんなわけ(ってどんなわけ?)で、今日は朝早くから出かけたものだから、午後の仕事時間はゲラ読みにこころを注ぐ。 わたしは必死で読んでいたつもりが、いつのまにか深い眠りに入ってしまったらしい。 金の輪の春の眠りにはひりけり 虚子 ということか。 ゲラの上に顔をつっぷして寝てしまったらしい。 ハッと気づいて、そばにあったヴォルヴィッグに手をのばしグイッとつめたい水を飲み込んだ。 「ああ、寝ちゃった……」 とつぶやくと、そばで仕事をしていた愛さんが、フフフフ…ッて笑って、 「yamaokaさん、寝言言ってましたよ。」ですって。 「いやあー、なんて言ってた?」 「ウーン!……ってかわいい寝言でしたよ」 ウーンってって、いったい何の夢をみていたんだろう。 スタッフがみんな一所懸命仕事をしているというのに、わたしはひとり春の夢をむさぼっていたというのか……。 代表がこんな会社でいいんだろうか……。 これからは寝言にも気をつけなくてはいけないな、とわたしは思ったのだった。 その「夢」であるが、龍太句集の「山のこゑ」のゲラを読んでいて、こんな句があった。 母の手に墓参の花を移す夢 句集『忘音』に収められた作品だ。亡くなった「母への追慕が一集の集中となっている」と廣瀬直人氏の解説にある。この夢は、なんと切ない母恋の夢なのだろう。この句について、解説で廣瀬氏が竹西寛子氏の文章を引用しているがそれもまた良い。 今日地下鉄のなかにあった垂れ幕広告。 芭蕉の特集をしているので眼にとまった。 中央公論社でだしているフリーペーパーだ。 今の世の中はこのフリーペーパーが氾濫している。 「芭蕉と森下を歩く」とあるが、この森下とは芭蕉記念館のあるところである。 しかし、この芭蕉にはちょっと笑ってしまった。芭蕉というとお決まりのスタイル。 参加者は全員この恰好をして歩いたりして…。 「火と水の謎に包まれた俳聖」と小さなサブタイトルがあってその下に帆立貝の写真がある。これは関係ないか……。
by fragie777
| 2010-03-05 18:45
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