カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
検索
画像一覧
|
1月31日(日)
この写真は今日見た芸大生の卒業制作の一部。 中尾牧子さんという人のオブジェである。 あとでタイトルと全体像を公開。 俳人の上田信治さんが 週刊俳句 Haiku Weeklyで、先日行われた四ツ谷龍さんの講演「夜の形式」について、詳細なレポートを書かれている。 そこでは、四ツ谷さんが語りたかったことができるだけ忠実に報告されているだけでなく彼がその場で聴かせてくれたショパンの音楽やバルトークの音楽までユーチューブによって聴くことがでくるのだ。わたしもさっそくバルトークを聴きなおした。ウーム、いい…。わたしの友人のあかりさんもこのバルトークの「戸外の情景 夜の音楽」」を聴いてから、CDを買ってずっと聴いているとメールをくれた。 しかも単なる報告のみではなく、上田さんご自身の感想や意見を織り交ぜながらの興味深いレポートとなっている。さらに、四ツ谷龍さんが田中裕明の「夜の形式」の文章に触れながら、その場で彼が本当に語りたかったであろうことが、色を変えた文字できちんと明記されているのだ。 わたしは、24日の四ツ谷さんの講演を単にその日だけのものにとどめておきたくないと思い、ふらんす堂のホームページでもそのサイトを設けるつもりだった。いらしてくださった方々に感想や批評をいただき、またシンポジウムのパネラーの方たちにも感想いただき、もちろん四ツ谷龍さん、進行、司会の橋本直さんにもことばをいただきその内容を充実させたいと思っていた。 しかし、実際どのようなことが語られたかはなかなか報告するのは大変である。 上田信治さんのこの度のレポートはそれを再現して充実したものである。 ふらんす堂のサイトにもリンクをはらせてもらうことをお許しいただいているので、講演に来られなかった方はこちらをアクセスしていただければ、よくその内容がわかるというものだ。 四ツ谷龍さんの2時間におよぶ白熱した講演をぜひ上田信治さんのレポートを通して体験してもらいたいと思う。 来週は第2部についてのレポートが、こんどは東大俳研の生駒大祐さんがよって書かれるということだ。 それも楽しみである。 なおふらんす堂のサイトはいま原稿をお願いしているので、掲載は2月後半となるとおもう。 今日は、上野にいって、シピオーネ・ボルゲーゼという17世紀の名門貴族の男の趣味につきあってきた。 ラファエロ、ボッティチェリ、カラヴァッジョ、そして彫刻家ジャン・ロレンツォ・ベルニーニなどなど、ひとりの男が集めたかと思うとすごいといわざるをえない。ルネッサンスの芸術はやはり面白い。 ダ・ヴィンチや、ミケランジェロやジョルジョーネなどが同時代のあるいはその後の芸術家にいかにおおきな影響を与えたか、そしてそれを模写することもまた芸術の一環であったのだ、ということを今日改めて知った。イタリアを旅行したときに、ローマ近郊にあるこのボルゲーゼ美術館になぜ行かなかったのかと、悔やまれた。バロックからマニエリスムへの流れが今日のこのボルゲーゼ美術展でなんとなく分かるような気がした。 そしておなじ美術館で、芸大生の卒業制作展をやっていたのでのぞいてみた。 いくつかの面白い作品があった。 上の写真もそのオブジェの一部。 ほんとうはこんな感じ。 「ライオンの頭部」 と題された中尾牧子さんの作品。 そして上野公園を闊歩していたライオンのように威風堂々としていた秋田犬。 「リュウ」と呼ばれていた。
by fragie777
| 2010-01-31 21:47
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||