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1月26日(火)
![]() 御成門を降りて増上寺のそばにある東京プリンスホテルにむかうときにかならずこの門のまえを通過する。 わたしはこの門をそのままとおりすぎることがいつもできない。 東京タワーを背景にして不思議なオーラをただよわせている門だ。 いい加減遅刻をしているのだが、今日もどうしても立ち止まってしまう。 今日は4時から、東京プリンスホテルで、毎日芸術賞の授賞式がある。 金子兜太先生の句集『日常』が、特別賞を受賞されたのだ。 毎日芸術賞は、これまでふらんす堂の刊行書籍では、桂信子句集『草影』と岡本眸句集『午後の椅子』が受賞しているが、特別賞というかたちで句集が受賞したのは、今回の句集『日常』が初めてあるということだ。 授賞式で、兜太先生が壇上に立ったとき、「ふらんす堂刊行の句集『日常』など……」と司会者がアナウンスをしたとき、私は心のなかで(オーシッ! 「ふらんす堂」などという小さな出版社をいったいこの会場に集まっている沢山の人たちは知っているのかしら、それでもこんな素晴らしい方の句集を刊行してるんですよお、って私は心の中で叫んだのだった。 ![]() 「秩父という山国で暮らしながら生き物感覚を鍛えている」と語る金子兜太氏。 力強いオーラに充ちていた。 そして、相変わらず屈託のない痛快な話しで会場を沸かせていた。
by fragie777
| 2010-01-26 22:29
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