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1月10日(日)
それで、わたしの髪はどうなったかというと、(昨日のつづき…) なんとか無事にさっぱりと刈られた。 でも結局何も言えず、洗髪台の上で身を固くして縮こまっていた。 カットが終了したあと、美容師さん、大きな手鏡であっちこっちとわたしの出来上がったばかりの頭を映しながら、 「ええっと、今回は前よりいささか襟足の部分のカットの角度を変えました。そして左横の髪の部分に変化をもたせ、右も前回より流れをかえてカットしてあります!」 と自信満々である。 「この違いは分かる人にしかわかりません!」 と断言した。 (へえー、いったい誰がわかるんだろう! わかる人間がわたしの周りにいるか…! このわたしだってさっぱり分からん…) だいたい、わたしの環境ではわたしがこうやって3ヶ月ぶりに髪をカットしたことでさえ気づく人間がいるんだろうか? っていう具合である。 しかしながら出来栄えはまずまずである。 家に帰って出迎えてくれた猫たちにまず聞いてみた。 「ねえ、カットしてきたんだよお。カッコいい?」 黒猫のヤマトはじいっとわたしを見て、 「フンニヤォ~」と言った。 (相変わらずあたまのいいヤツだ…) 一方白猫の日向子は、チラッとみてフンと目をそらした。 (相変わらずのポーカーフェイスか…) そしてあとは誰も何もいわず… まっ、そんなもんでしょ。 さてと、今日は休日の矢川緑地を歩いた。 すがすがしいまでにすべて刈り取られた湿原。 よく見ると鳥の足跡が… 葦の芽ぐみがはじまっている。 しばらく歩くと蝋梅のかがやく空があった。
by fragie777
| 2010-01-10 22:27
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