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6月27日(土)
![]() 家の二階の出窓を覆うように山法師の木が一本ある。 その茂った葉のあたりをよくよく見れば動くものがあちこちにいる。そのうごくもののひとつに目がとまり、ありゃあ…と驚いた。 (スズメバチかもしれない…) 蜂であることは確かであるが、胴体がながくて細い。 (ヤバいよ、スズメバチだったら…) さっそく、庭に降りて、その木をとおまきにして巣がないかどうか目をこらす。 (……いまんとこ大丈夫だ…) すぐに一年に一度刈り入れを頼む植木屋さんに連絡する。 「庭が生い茂っていて、スズメバチがぶんぶん飛んでて、こわいからすぐに来てください」と懇願すると、植木屋さんは、 「いやあ、それが、五十肩で仕事をすべてキャンセルしてお断りしてます。」と言うのだ。 (……そ、そんな…) というわけで、根元には雑草がおいしげりびっしりと葉で埋め尽くされた木が立ちならぶ、歩いて5歩のわが家の雑木林は、なかなか荒涼としている。 わたしは家のなかからバナナを食べたりしながらそれを眺め、 (なかなか凄まじいなあ…) なんてそれでも暢気に思っている。 岩井貴之さんの詩集『LIFE』が出来上がってくる。とつぜんお電話をいただき、あっという間に一冊となった詩集である。担当は、編集作業ははじめてというPさん。先輩の愛さんにいろいろと教えてもらいながら、とどこおりなく一冊をしあげた。装丁も意欲的にトライしてこちらもPさんの装丁の初仕事となった。装丁についてはいろいろとわたしもアドバイスをしたが、美しい詩集となったのではないかと思う。ネット上では金箔押しの効果があらわれないのが残念である。 「俺は記号 透明な 夜の記号」 と濃紺の帯に詩行が白い文字で記されている。 今日の船団ホームページは、先日ふらんす堂より刊行した小枝恵美子さんの句集『ベイサイド』より。 青葉風まんが喫茶にジョーといる 鑑賞者の塩見恵介さんは、「ジョーの本名とはいったい何なのだろう?」と問うている。そこからジョーをめぐってドラマが生まれると。わたしったら単純に、(ああ、これは『あしたのジョー』のジョーのことね。つまり、漫画喫茶で『あしたのジョー』を読んでいるわけね…)などと、短絡的におもってしまった。 漫画+ジョー=あしたのジョー なんという創造的貧しさ。 総合誌「俳句」7月号がとどく。 『季語別櫻井博道全句集』の書評が載っている。評者は、谷雄介さん。20代の若い俳人である。「博道の『清潔さ』」というタイトルだ。丁寧にこの『季語別櫻井博道全句集』を読みこんでいく。文末に「博道の俳人としての強い矜持。果たして僕達もそれを持ち得るだろうか。本書を読みながらそんなことを考えていた」とあり、若い俳人にそういう問いかけがなされただけでも、この句集の刊行の意義はあろうかというものだ。さっそく編者であり博道の妹君であられる平林孝子さんにこの書評をファックスする。 眼鏡の句が三句紹介されていたが、わたしの好きな眼鏡の句を紹介すると…。 春分の滑り台より眼鏡の子 『文鎮』所収
by fragie777
| 2009-06-27 17:04
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