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3月7日
新しいアルバイトさんも決まり、体勢も整いつつあることにほっとする。今日は2冊の句集が出来上がり、その代送があるので朝から慌ただしい時間となる。こういうときに目をかがやかせて張り切るのが川口。手際がよくて、しかも丁寧で美しい仕事をするので本当に安心。 ふらんす堂をはじめたころは一人で夜中まで代送の仕事をしていたこともあり、今はそういう意味では、とても助かっている。(でもそれはそれで楽しかったなあ) 私の方の仕事もたてこんできて、目先5ミリしか見えないようなちょっと切迫した状況。仕事があることは嬉しいけれど、こういうときってミスをすることが多いので、はやまる気持ちを抑えるために私はできるだけゆっくり話すようにこころがけて、気持ちを落ち着かせ、仕事にとりくむようにしている。 3月に刊行する深見けん二句集『水影』(ふらんす堂文庫)もほぼ編集作業がおわり、おおよそ予定通りにいきそうである。栞は歌人の小島ゆかり氏にお願いしたのであるが、深見けん二氏の作品の本質をよく見据え、俳句への理解の深さのきわだつ、優れた文章である。出来上がりが楽しみ。この句集のための営業のチラシもほぼ完成し、明日はひきつづきポップを加藤泰子がつくってくれることになっている。こういうチラシやポップは加藤泰子が素晴らしいセンスで仕上げてくれる。 午後からは装丁の君嶋真理子さんが来社。今日はふたつの本の装丁を仕上げてもらう。私は君嶋さんのことを、ひそかに「無敵の君嶋」と呼んでいる。だって、無敵なんだもの。どう無敵かって、それはまず、装丁についての私の要望をどんな大変なことであっても、「いいですよ」と嫌な顔ひとつせず、じゃんじゃんやってくれる。「ラフ2,3枚お願い」と頼むと軽く5,6枚は作ってくれる。そして平然としている。しかも底抜けに明るく、彼女の悲しい顔や怒った顔はこれまで見たことがない。そして何よりも酒が強い。今日も「ここんとこ控えていても、やっぱり毎日飲んでるんですよー」と嬉しそうな顔。最近は子どもを産みたいと思っているらしいが、私が「そんなにお酒ばっかし飲んでると、アルコールの匂いのする子が生まれてくるよ」と言うと、「アッハハハ‥そうだといいなあ」ですって‥。もうまったく。 「泉」の横山悠子氏来社。 (山岡喜美子)
by fragie777
| 2006-03-07 23:15
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