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5月21日
山法師がこんな風に咲いているのもすてきなものだ。 よその家の山法師を撮らせてもらう。 「いやあ、まいっちゃったよお!」って俳人の境野大波さんは頭をかいた。ふらんす堂に俳句仲間の遠藤千鶴羽さんをともなって午後3時にご来社くださったときのことである。遠藤さんが句集を刊行されるのでエスコートをしてこられたのだ。 何がまいったかっていうと、都内の新型インフルエンザの感染者が境野さんがお住まいの多摩センターから出た、ということである。多摩センターは私たちのいる仙川の終点にある駅で京王線だ。だからわたしたちもとても身近な場所なのである。京王線は都内の電車のなかでも山にむかうのどかな電車だ。その駅の多摩センターという町がにわかに脚光をあびてしまった。わたしたちもちょっと落ち着かない。 そんなわけで(?)、せっかくご来社くださったお二人の写真を撮るのを忘れてしまった。 毎日一万歩をあるくことめざして、すっかりスリムになった境野さんの美姿(?)と年齢不詳な少女のような雰囲気をもった遠藤さんをご紹介したかったのに、とっても残念…。 そのあとのふらんす堂は、嵐のごとくだった。 書籍の搬入があり、新刊書や再版書のおくりつけがあり、律子さんを中心に、リエさん、千恵さんの3人がフル回転で働き、それでも間にあわず、カトさんが帰りを遅らせててつだい、そこへピーさんも参戦(?)するという足の踏み場もない状態となった。 すごい人口密度でしょ。 こちらはさっきまで整然としたお客さまモードで、レースが掛けられていた机がいまやこんな風に。 いまは、その嵐もおさまりわたしたちはシュークリームをぱくついている。 明けはなたれた窓からは、きもちのよい夕風がとおりぬけていく。 今日の船団ホームページは、菅美緒さんの句集『洛北』の作品より。 緑陰や犬も似顔を描かれるゐて 紹介者の塩見恵介さんは、もうひとつ好みの句として、 安土城蜥蜴の口の中真つ赤 をあげている。 塩見さんの住んでおられる神戸も大変のようで、「はやくふつうの日常が戻らないか」って書かれている。 京王線沿線のわたしたちの日常も変わっていくんだろうか…。
by fragie777
| 2009-05-21 18:46
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