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4月1日(水)
先日の不忍池のお花見風景。今日あたりは桜も見どころとなっているだろう。 長年愛用のパソコンのMACG4(マッキントッシュ)がとうとうこわれ出した。 ブイーンブイーンとものすごい音がし出して、そばで仕事をしていた愛さんと律子さんがこの異常な音に驚いている。実はもうそろそろ寿命だろうということで、新しいマッキントッシュが到来していたのであるが、仕事の忙しさに追われ、ついついそのままにしてきてしまったのだ。ふらんす堂でマッキントッシュを使っているのは唯一わたしだけ。しかしながら仕事の大事なデータがかなりある。これがイカレちゃうとマジやばいのだ。わたしはヴォルビックの蓋よりも青ざめた。パソコンをリースしているキャノンの技術者のNさんに連絡をとる。なんということだ。Nさんは今週いっぱいお休みをとっているという。ガーン…。じゃ、営業マンのKさんを電話で呼び出して「help!!」って叫ぶ。「パソコンのことならわかりますので…」と飛んできてくれた。もうすでにフンとも言わなくなっているわがG4を、どういう魔法をつかったのか立ち上がらせてくれた。 「ともかく共有フォルダに保存しましょう」ということで、「yamaokaさんの共有フォルダの暗証番号は?」と聞かれた。「……うーんと、○○かな…」「違いますね」「じゃ、△△かな」「それも違いますね」こんな感じでどうにも思いだせない。しかし、あれこれ試みてくれてすっかり忘れてしまったわたしの暗証番号を、わたし抜きでやはり魔法をつかって見つけ出してくれた。 「ちょっとこの感じですと時間がかかりますので、このパソコンのCDがあると思うのですが…」と言われる。 (………、いったいどこだろう?わかんないよ)今日はお休みの頼みのつなの真紀さんを電話に呼び出す。 「だいぶ前のことですねえ」と言いながら、あれこれを場所を教えてくれるが、ダメ、見つからない。 Kさん、これもあきらめて違う形で対応してくれて、しまいには、「わたしも家でマッキントッシュを使ってますので、同じものがあるかどうか明日まで見つけてきましょう」(おお、なんと親切なことよ。) 「お、お願いします」と藁にもすがるような気持ちである。 「ところでメールのアドレスをエクスポートしたいということですが、メール関係のプロバイダの資料を見せてもらえますか」と。「ああ、それならあります!ええっと」(あれっ、おかしいな…、こっちかな、いや絶対あるはずよ、れれれ、じゃこの引き出しか)あっちこっち顔をつっこんで探してみるが、結局見つからない…。もうKさんの顔が見れないよ…。 わたしってこんなもんなんです。 もう、まったくすべてが混沌の日々で……。 小笠原鳥類さんが、たなかあきみつさんの詩集『ピッツィカーレ』についてさっそくメールをくださった。ここに紹介したいのだが、壊れてしまったマックの中にある。でも家に帰れば家のメールに保存してあるはずだ。 あとで、紹介します。 山梨日日新聞の昨日(3月31日版)で、「俳人協会新人賞の日原傳さん」という見出しで、日原さんの記事が掲載されている。著者の顔写真と、句集『此君』の書影も。大学時代に中国哲学を専攻しいまは法政大学の教授でもある日原さんは、漢詩にも造詣が深いことは知っていたが、昨年は日本漢詩連盟の機関紙「扶桑風韻」の応募した作品で最優秀賞を受賞されていたことを知った。俳句と漢詩をきわめる才があるなんてなんとカッコいいのでしょう。司馬遼太郎のものなどを読んでいると、幕末あたりの意識的な若者は漢詩や俳句のたしなみがあり、一句詠んで人を斬りにいく、そういう教養があった時代だ。日原さんはその当時に生きても全然ひけをとらない方だなあなぞと変な感心をしてしまった。 今はこのブログを家で書いている。窓を雨が打ちつけている。 外は真暗だ。 さて、小笠原鳥類さんからいただいたたなかあきみつさんの詩集『ピッツィカーレ』についての感想を紹介したい。 「別の楽しさに運ばれていく、と言えばよいのでしょうか。楽しいのかどうなのかわからない、と最初は思いながら、この濃厚に書き込まれた重い詩を読もうとすると、実はこれは軽い踊りでもあって布も動いて舞っていて、これまでの自分とは異なる楽しい、ゆっくりと重く確実に動く目の運動に導かれていくのではないかと思って読もうとしています。」 いつも手ごたえのある詩集には誰よりも早く反応してくださる鳥類さんに版元として励まされている。
by fragie777
| 2009-04-01 19:38
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