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3月11日(水)
午後、印刷屋さんの山村さんから電話が入る。 「いまひとつ、本文をすすめてるんですけど、刷りあがりがちょっといつもと違うんです。」 「ええっ、どうちがうんですかあ?」 「なんというか全体にアミがかかったような、淡いような…」 「おかしいですね。いつもとおんなじデータの筈なのよね」 「どうしましょうか? 印刷止めましょうか?」 これは印刷屋さんにとっては大変なはずなのだが、ふらんす堂は印刷の仕上がりに命をかけてるもんだから、山村さんもそこのところをよく分かってくれたうえでの電話なのである。 印刷物をすぐに見られないはがゆさがあるのだが、まだ、刷り始めて間もないところだということなので、ともかくも止めてもらい、その刷りあがりをすぐに送ってもらうことにした。 一方、校了担当者であるカトさんが、その原因をあれこれ突き止めている、。今日は相棒の真紀さんがお休みなので、パソコンに向かって孤軍奮闘となる。 しばらくすると、「yamaokaさーん、わかりました!」という声とともにカトさんがやってきて、原因と対策を見つけたという。手には印刷物が…。ひと通り説明を受ける。 「ともかくも、山村さんとよく話していい形になるようにして下さる」とわたしはカトさんにすべてをゆだね、いまはパソコンに向かってこのブログを書き始めたのである。 しばらくするとカトさんが保育園に電話をしている声が向こうの部屋よりする。 「すみませーん。スミレのカトです。申しわけありませんけど延長をお願いしまーす」 (そうなのか、お迎えが遅れてしまうのか…ス・マ・ナ・イ・な) ふたたび山村さんから電話が入る。 ふらんす堂の対策に対して対応できるかどうかの返事なのだ。 どうやら大丈夫そうだ。 山村さんももう少し現場に残って頑張ってくれるらしい。 こんな風にして予期せぬ出来事は、たびたび起こる。 最良の仕事をしようとしても何かがそれを阻む、っていうことはよくある。 しかし、最終的にたよりになるのは人間なのだ。当り前のことだけれど…。 人間のその仕事への取り組みいかんでいろんな予期せぬことが、大きなミスにならないで食い止められる。 「ああ、大丈夫でしたあ? 良かったです。それじゃ、明日も引き続きよろしくお願いしまーす」って電話にむかってカトさんの明るい声がする。 「ホント、御苦労さまでした。無事問題解決ね!」って言うと、 「アハハハハ、久しぶりに燃えましたあ、こういうパソコン上のトラブルをどう解決していくかってわたし好きなんですう」とうれしそうである。 余裕じゃない?! カトさん。 今回わたしがこのことでやったことは、「止めて」ということと、「問題をつきとめて」ということぐらいかな。 あとはカトさん、山村さんのやりとりですべて解決したのであった。 頼りになる人たちにわたしはとても恵まれていると思うんですけど、 なにか…。
by fragie777
| 2009-03-11 18:26
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