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1月3日(土)
じつは昨日も今日も遊びつづけている。 昨夜は友人宅で、「wii」というパソコンゲームで遊び興じ、今日は今日でたっぷりと遊んでいまもどったところである。 花札で「オイチョカブ」という遊びをやったことのある人はいるだろうか? わたしは今日はじめてやってみた。 俳人の石田郷子さんのところに遊びにいって、郷子さんのおつれあいの善さんから教えてもらったのだ。 花柄のシャツを着た善さんはあいかわらずロックでカッコイイ。 善さんのつくったおしるこに、囲炉裏で焼いたお餅をいれておいしくいただき、ワインやらお酒を飲みながら、まずは百人一首をやりそれから花札と、お正月気分を満喫したのである。 昨年ふらんす堂から句集『朝餐』という句集を刊行した安藤恭子さんも見えていて、ほかに郷子さんのご友人ののあさん、かやとさん、あかりさんもいる。 わたしの実家でもお正月は必ず百人一首と花札をやって家族で楽しんだので、この二つはお正月にはかかせない。 やっぱりこうでなくっちゃ…。 しかしながら、提案者である郷子さんはさすがつよい。 高校時代に暗記をさせられたという安藤さんもなかなかつよい。 わたしは、好きな歌だけは取られまいとそれはもう必死。 かやとさんもお気に入りがあるらしかったが、多くはとられてしまい苦笑の連続、はじめてだというのあさんはなかなかいいセンスをみせて何枚もとり、とびきり若いあかりさんはおしとやかにしかし確実にとるべきものはとる。ロックな善さんは、読み手となって六人もの声色をつかって私たちを笑わせてくれた。 百人一首は、途中から源平戦となり、源氏と平家のふたつのグループに分かれて対決し負けたほうが罰ゲームをやらされるというスリリングなものとなった。 百人一首のあとはいよいよ花札。 まずは私たちも知っている(知らないお人も何人かいたのだけど…)花合わせであそび、 それからいよいよ「オイチョカブ」。「カフェ椋」で売っているトンボ玉をお金のかわりにかけて、わたしたちは気合をいれてのぞむ。 じつは安藤恭子さんはかつて、はじめて行ったラスベガスで5万円を獲得したという栄光ある実績の持ち主であることがわかり、日本酒ですっかりいい気分になってしまった善さんにかわり親となってわたしたちに明解な指導をする。彼女は、宮沢賢治の研究者でもあるのだが、それにもましてギャンブラーとしての才能があることが今日判明されたのだった。 「いいわねえ、大学の先生だけでなく、ギャンブラーとしてもやってけるんじゃない…」 って言うと、 「いやあ、わたし、こういうの好きなんですよ。血が騒ぐというか…」 と嬉しそうな安藤さん。 しかし、花札をしていても緻密な分析力をみせる安藤さんはやはり研究者の徒というべきか…。 囲炉裏もありこうしてストーブも燃え、わたしたちは本当にたのしいひと時を過したのだった。 カフェ椋を辞するときは、身も心もあたたかくなった私たちだった。 こゆきちゃんだけが、ちょっといじけて淋しそうだった。
by fragie777
| 2009-01-03 23:49
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Comments(2)
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akari
at 2009-01-05 20:27
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yamaokaさま、こんばんは。
お正月気分を満喫の、楽しい半日でしたね。 あ、私がいる・・・と、うれしく(そして、すこしどきどきしながら)読みました。 皆さんにはいつも抜けたところばかり見せている気がしますが・・・、「確実にとるべきものはとる」という箇所にアンダーラインを引きたいです! またカフェでお会いできることを楽しみにしています。 本年もどうぞご活躍ください。
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fragie777 at 2009-01-05 22:50
akariさま、こんばんは。
コメントとっても嬉しいです! 歌留多や花札をご一緒できてとても楽しかったです。 しかしながらいま思い出しますと、 歌留多はakariさんにぴったりですが、 花札(オイチョカブ)はどうもあまりにもかけはなれすぎている のではないかと、 あのような気品のある方を、極道の世界に引き入れてはいけないと 反省しております。 でも、また遊びましょね。 (yamaoka)
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