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    <title>ふらんす堂編集日記　By YAMAOKA Kimiko</title>
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    <description>ふらんす堂の編集日記と最新ニュースなど。 By YAMAOKA Kimiko</description>
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    <dc:creator>fragie777</dc:creator>
    <dc:rights>Copyright 2012</dc:rights>
    <pubDate>Sat, 26 May 2012 23:43:43 +0900</pubDate>
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        <title>ふらんす堂編集日記　By YAMAOKA Kimiko</title>
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        <description>ふらんす堂の編集日記と最新ニュースなど。 By YAMAOKA Kimiko</description>
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    <item>
        <title>茶摘ならぬ……</title>
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        <description>
<![CDATA[  
5月２６日（土）<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/26/80/f0071480_2313268.jpg" border="0" width="482" height="361"/></center>野性の雉を見た。<br/>
道路の真ん中をのんびりと歩いていたのだ。近づいていくとスタコラと逃げ始めた。<br/>
この写真はすでに遠くに行ってしまったものを思いっきりのズームで撮った。あんがいきれいに撮れているでしょう。<br/>
<br/>
<br/>
俳人の石田郷子さんに家（山雀亭）に遊びにいった。<br/>
埼玉県飯能市の奥名栗村という山里である。近くを流れる清流は夏には蛍がとびかい、河鹿の声もよく聞こえる。家の裏側まで野性の鹿や猿がやってくるという。この雉も山雀亭のすぐ前の道を歩いていたのだ。<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/26/80/f0071480_2320038.jpg" border="0" width="482" height="361"/></center>これは郷子さんがもっている茶畑。このなかの二畝ほどを持っている。<br/>
「茶摘みをしよう」ということになった。<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/26/80/f0071480_23214232.jpg" border="0" width="482" height="361"/></center>みんな一心に摘んでいる。わたしは申し訳程度にいつくか摘むとすぐにあきてまわりをブラブラした。<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/26/80/f0071480_23223786.jpg" border="0" width="482" height="361"/></center>これは収穫したお茶の葉。ここからお茶となるのはほんのわずかであるという。<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/26/80/f0071480_23233452.jpg" border="0" width="361" height="482"/></center>お茶畑のなかの闖入者。これはなんだと思います？<br/>
竹の子ではありません。<br/>
こんにゃくの花なんでそうです。これはまだ蕾の状態とか……<br/>
めずらしいんですって。<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/26/80/f0071480_23263718.jpg" border="0" width="482" height="361"/></center>茶畑前方にひろがる山々。<br/>
まさに万緑である。<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
夕方には東京にもどり赤坂までいって、世紀の恋愛劇を見た。<br/>
<br/>
「他人の傷口をあざ笑うのは、傷の痛みを知らぬやつだ」<br/>
<br/>
とマーキューシオに向かっていうロミオのセリフが有名だ。<br/>
<br/>
最後の終わり方で茶番となってしまったのが残念だった。<br/>
<br/>
それにしても……<br/>
<br/>
ね。<br/>
<br/>
<br/>

 ]]> 
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        <dc:subject>未分類</dc:subject>
        <dc:creator>fragie777</dc:creator>
    <pubDate>Sat, 26 May 2012 23:43:43 +0900</pubDate>
    <dc:date>2012-05-26T23:43:43+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
        <title>お金借りてます。</title>
        <link>http://fragie.exblog.jp/17582155/</link>
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        <description>
<![CDATA[  
５月２５日（金）<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/25/80/f0071480_18511286.jpg" border="0" width="482" height="361"/></center>カルミアの花。<br/>
ほったらかしにしていても毎年華やかに咲いてくれる花だ。<br/>
<br/>
<br/>
今日も金色の靴をはいた。<br/>
金曜日だから……、そうじゃない、支払日だから金まわりがよくなるように……、そうじゃない、靴のクローゼットを開けたらなんだか悲しそうな金色の靴が目に飛び込んできたのだった。<br/>
手にとって履くかどうしようかしばらく躊躇していると愛猫の白猫が寄ってきてわたしを見上げている。<br/>
「ねえ、どう思う？この靴を履こうかなって思ってんだけど……」<br/>
フーン…というふうにあまりにもあどけない目をしてわたしを見つめる。<br/>
履こう。<br/>
決めた。<br/>
なぜかって、猫の濡れているようなブルーの目とわたしが手にしている金色の靴が美しく響き合ったのだ。<br/>
（上等じゃない……）ってわたしは思った。<br/>
<br/>
<br/>
金色の靴をはいた一日の今日、夕方歯医者に行って仕事場にもどってみると、美しい黄金の果物がふたつわたしの机の上においてある。そして金色の箔がほどこされたきれいな句集も置いてある。<br/>
どちらもいただいたものである。<br/>
金色のご利益といいうものである。やったね！<br/>
黄金のフルーツからは柑橘系のよい匂いがし、句集の金箔からは蜂の羽音が聞こえてくるようだ。<br/>
どちらもこれから味わうつもり……。<br/>
<br/>
<br/>
今日のねんてんの今日の一句は、昨日につづき鶴濱節子句集『始祖鳥』より。<br/>
<br/>
　イヤリングちょっと揺らして街薄暑<br/>
<br/>
昨日に続いて句集『始祖鳥』（ふらんす堂）から引いた。薄暑の候の快さを詠んだ句であろう。「ちょっと揺らす」という動作に日常を揺らすというか、日常からわずかにずれる快感がある。<br/>
<br/>
<br/>
今日はいつもの支払い日のごとく仙川にある銀行（郵便局も信用金庫もふくむ）をすべて制覇するごとく廻った。金色の靴を履いたわたしがね、銀行のドアーをあけると、銀行マンがさっさっと寄ってきて、<br/>
「ふらんす堂さま、よくいらっしゃいました！　お待ちしておりました！」と並んでいる人たちを尻眼にしながら悠然と窓口に案内される、<br/>
んなことは金輪際なくて、およそわたしがふらんす堂という小さな出版社をあくせくやっているなんて誰も知らないと思うな……だからいつも列の最後尾につけておとなしく待っている。ただし、芝信用金庫に行くとちょっと違うのだ、店長さんだってわたしを見るとニコニコする。それはけっこうな金額の融資をしてくれているからね、（おっ、ふらんす堂はなんとか頑張ってるな…）と見ているわけである。わたしも（お金借りてます）って顔をしてあげてニコニコするのだ。そういうことなのね。郵便局のお兄さんもわたしのことは知っていて、なんせ小さな郵便局で家族ぐるみで付き合っているもんだから、わたしがふらんす堂という出版社をやっているyamaokaということも知っているし、年齢だってどこに住んでいるかも知っていると思う。粗忽者ということも彼はきっと知っていると思うな……。<br/>
わたしが歯医者に行っていることはよもや知るまいが……。<br/>
<br/>
ああ、やっと歯の麻酔が切れてきた。<br/>
「麻酔が切れるまで食事をしてはいけません」ということ。<br/>
<br/>
<br/>
さっ、今日はパスタにしよう。<br/>
ベーコンとアスパラガスのバスタ。<br/>
そしてサラダはタコとトマトとアボガド（最近凝っている）のサラダ。<br/>
ドレッシングはフルーティなオリーブオイルとバルサミコソースであえて胡桃をつぶしていれるつもり。<br/>
美味いよ。<br/>
<br/>
デザートはもちろん金色の果実。<br/>
<br/>
<br/>
明日はちょっと遠出をしてから夜は世紀を超えて万人の胸をうつ悲劇を観る予定。<br/>
<br/>
皆さまもよき終末を……。<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/25/80/f0071480_2113539.jpg" border="0" width="454" height="340"/></center>今日はなぜかふらんす堂にお若い俳人のひとたちが集まって。<br/>
前方左から神野紗希さん（新刊の句集『光まみれの蜂』（角川書店刊）を手にして）、野口る理さん（最近ご結婚をされたばかり）の女子おふたり、後方左より高柳克弘さん、西村麒麟さん、福田若之さんの男子。<br/>
<br/>
（yamaoka、まじ若さまぶしいっす…）<br/>
<br/>

 ]]> 
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        <dc:subject>未分類</dc:subject>
        <dc:creator>fragie777</dc:creator>
    <pubDate>Fri, 25 May 2012 21:07:03 +0900</pubDate>
    <dc:date>2012-05-25T21:07:03+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
        <title>若さを超えて。</title>
        <link>http://fragie.exblog.jp/17578054/</link>
        <guid isPermaLink="true">http://fragie.exblog.jp/17578054/</guid>
        <description>
<![CDATA[  
5月２４日（木）<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/24/80/f0071480_1746143.jpg" border="0" width="482" height="361"/></center>そよごの花。<br/>
わが家のそよごだが、１０数年目にしてはじめて花を見た。直径５ミリほどの小さな白い花だ。<br/>
（今年こそは見るぞッ……って決めていたのだ）<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
　舐めて貼る切手冷たき聖五月<br/>
<br/>
今日のわたしはこういう行為をして手紙を投函した。<br/>
これは佐藤文香さんの俳句である。彼女の第一句集『海藻標本』に収録されている。文香さん、見てたの？って。んな訳ないか……。この度句集『海藻標本』を再版し三刷が出来上がった。この句集を開いたらこの句が目に飛び込んできてあらまあ、と思ったのだ。この句集は２００９年度の宗左近俳句大賞を受賞している。<br/>
文香さんが２０代前半でまとめて一冊にした句集であるが、完成度の高い句集だ。この句集の評価は「若い」ということがポイントではない。年齢というものは消えている。（こういう言い方、ヘンかな…）<br/>
序文で池田澄子さんはこう書いている。<br/>
中学生のときに連句もしたという、ごく早い俳句との出会いによって、俳句の特質を理解しているのか、凡人の私には到底知りえない不思議を、彼女は持ち合わせているらしい。第一句集『海藻標本』は全て自力で編まれた。どれだけの数からの抜粋であるかは知らず、驚くべき完成度、まさに俳句である<br/>
いまふたたびこの句集を手にして中を開くと、一句一句がどうどうとしている、そんな風におもえてくる作品群だ。「若さ」で媚びていないのだ。<br/>
夏の句をいくつか紹介したい。<br/>
　少女みな紺の水着を絞りけり<br/>
　アイスキャンディー果て材木の味残る<br/>
　靴箆の後ハンケチを渡しけり<br/>
　草笛に草の名前のありにけり<br/>
　梅雨晴の広告塔を母と思ふ<br/>
　知識階級に生まれて夕端居<br/>
　夏の蝶自画像の目はひらいている<br/>
　ヨットより出でゆく水を夜といふ<br/>
　標本へ夏蝶は水抜かれゆく<br/>
　うすものや帰らざること告ぐるにも<br/>
　明るみを鳥の歩める皐月かな<br/>
　ぬばたまの夜を過ぎゆく祭かな<br/>
　藤棚の下闇に似て物語<br/>
　空蝉に指の湿りを移しけり<br/>
私は俳句を選んだ。<br/>
つかう言葉のひとつひとつを思い遣ることができる。<br/>
「あとがき」は若さゆえの自負心に溢れている。<br/>
それはそれでまた好ましい。<br/>
<br/>
<br/>
今日のねんてんの今日の一句は、出来たてのほやほやの鶴濱節子句集『始祖鳥』より。<br/>
<br/>
　平凡に生きてうっふん枇杷の種<br/>
<br/>
出たばかりの句集『始祖鳥』（ふらんす堂）から。「うっふん」がいかにもあの光沢のある枇杷の種にふさわしい。甘い枇杷っていう感じがする。<br/>
　作者は1949年生まれ。今、船団の会の会務委員をしてくれており、私にとっては近所の心強い仲間。熊本生まれの彼女は、有明海で馬刀貝掘りをした思い出を持っており、その馬刀貝掘りを再体験したいと願っている。出版祝いを兼ねて彼女といっしょに馬刀貝掘りに行きたいのだが、関西圏のどこかにいい場所はないだろうか。<br/>
<br/>
このブログではまだご紹介をしていないのだが、さっそくに坪内稔典さんが紹介して下さった。「始祖鳥（しそちょう）」とは、鳥の先祖と云われており、恐竜から鳥への移行の途上の鳥であるとか……、最近「始祖鳥は黒かった」ということが分かったらしい。<br/>
この句集についてはいずれまた改めて紹介します。<br/>
<br/>
<br/>
今日はおひとりお客さまがいらした。<br/>
森本信雄さん。<br/>
詩集の御相談に見えられたのだ。<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/24/80/f0071480_18425259.jpg" border="0" width="454" height="340"/></center><br/>
「むかしから詩のようなものは書いていましたが、詩人の先生について指導を受けたのは定年退職をしてからです」と森本さん。<br/>
その先生とは福間健二さんである。その福間さんのご紹介だ。<br/>
昨年ふらんす堂より、詩集『ぜんぶ耳のせい』を刊行された服部葵さんは詩のお仲間である。<br/>
<br/>
<br/>
ちょっと付記しておきますが、わたしはいつも切手をなめているわけではありません。<br/>
海綿がかわいていたりして、まっいいかっ、ってごくまれになめてしまうのです。<br/>
<br/>
念のため。<br/>
<br/>
<br/>

 ]]> 
</description>
        <dc:subject>未分類</dc:subject>
        <dc:creator>fragie777</dc:creator>
    <pubDate>Thu, 24 May 2012 18:51:12 +0900</pubDate>
    <dc:date>2012-05-24T18:51:12+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
        <title>赤のパワー。</title>
        <link>http://fragie.exblog.jp/17574621/</link>
        <guid isPermaLink="true">http://fragie.exblog.jp/17574621/</guid>
        <description>
<![CDATA[  
5月２３日（水）<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/23/80/f0071480_1812530.jpg" border="0" width="482" height="361"/></center>気高き薔薇の蕾。<br/>
この薔薇はこれから句集を紹介する近江満里子さんにささげたい。<br/>
<br/>
<br/>
近江満里子句集『微熱のにほひ』は、近江満理子（おうみ・まりこ）さんのはじめての句集となる。<br/>
近江さんは、俳誌「鬼」（復本一郎代表）に所属し、「鬼賞」を受賞されている。この度の句集には復本一郎氏が思いのこもった熱いご序文を寄せている。<br/>
　髪とけば微熱のにほひ春の雪<br/>
句集名となった一句である。すこし風変わりなこの句集名は読み進んでいくうちに納得させらるるところとなる。後半に、<br/>
　　身に馴染むものに微熱も晩夏光<br/>
という句がある。つまり著者の近江さんにとって微熱のある身体が日常の日々なのである。近江満里子さんは膠原病という難病と向き合い闘っておられるのだ。<br/>
昨今、私の射程の中に入ってきた自由律俳句の開拓者荻原井泉水は、有季定型の俳句のあらかたを「遊戯」と呼んでいる。季を入れ、切字を入れ、それを十七音にまとめる。それが巧みに纏められているか、否かで上手だとか、下手だとか言われる（なんと現在の俳壇状況に似ていることよ）。─こんな俳句は「遊戯」である、というのが井泉水の見解である（荻原井泉水編著『自然の扉』）。私も井泉水のこの見解に加担する。<br/>
　が、近江満里子の第一句集『微熱のにほひ』は、断じて「遊戯」などではない。それは、この句集を繙（ひもと）かれた読者の皆さんの一人一人が、作品を通してお感じになられることであろう。満里子は、この句集で果敢なる挑戦を試みている。有季定型の掣肘の中で、どこまで心の叫びを形象化し得るかである。それは血みどろの苦しい闘いであったろう。尊い。<br/>
復本一郎氏の序文はこんなふうに始まる。<br/>
　揚花火夫に何を残さうか<br/>
　昼顔や脱いでも着ても宙ぶらりん<br/>
　献体を決めし腕の汗疹かな<br/>
　葬儀用積立貯金どぜう鍋<br/>
　絶対に治らぬといふ言葉寒<br/>
　超音波・Ｍ Ｒ Ｉ ・Ｃ Ｔ 、凍つ<br/>
　重患と略されてをり春の雨<br/>
　春愁の生唾といふ温きもの<br/>
　ひと日づつ生きるあそびや竜の玉<br/>
　走り梅雨検査着の紐ほころびて<br/>
このようななかなかシリアスな作品を集中に散見することになる。<br/>
俳句を始めるのと前後して、難病の膠原病の症状が現れてきました。病気を認めたくない、負けたくない、その一心で決して病気の俳句は作るまいと決めていました。でも、マイナスの部分もすべて受け止め、自分の壁を壊さなくては「心からの俳句」にはならない─そう導いてくださったのが復本先生でした。　<br/>
師復本一郎に導かれて著者の近江満里子は病気と向き合いそれを作品化していく力を得ることになる。復本一郎氏の思いとそれに応えようとする近江満理子さんの思いがこの句集を生みだした、といっても過言ではない。この句集の体裁は通常のかたちと少し違っている。収録句数は少なくないのだが、本の厚さは極力薄い。一ページに５句という組みにところどころ変則的に一句、二句、三句組が現れる。このこともまた復本氏の編集方針であった。<br/>
　指先の置きどころなき寒さかな<br/>
　あやとりの橋が崩れて冴返る<br/>
　大西日ゴリラゆつくり立ち上がる<br/>
　あたたかや封書で届く師のたより<br/>
　眼をつむるといふ快楽や蟻地獄<br/>
　冬ざれやがつんと折れるミシン針<br/>
　鬱ですかおたまじやくしをあげませう<br/>
　白菊の腕に重きかをりかな<br/>
　原爆忌ひとぎつしりとゐて静か<br/>
　たつぷりとご飯をよそふ子規忌かな<br/>
　月涼し死に行く父と死の話<br/>
　この部屋の匂ひも遺品秋灯<br/>
　できたての白玉ぱくと食べて泣く<br/>
　患者様なんて呼ばれてなめくぢり<br/>
　包帯を美しく巻き文化の日<br/>
　汁粉食べ自宅軟禁風蟄居<br/>
　神様にふみ書くあそび金木犀<br/>
　秋晴れのマンホールより「はい」と声<br/>
生き死に直面した作品がある一方、どこかユーモラスに自身を見つめる目がある。それがこの読者のこころを慰めてくれる。わたしもほっとする。反面、非常に研ぎ澄まされたな感覚があってその繊細さはこの近江満里子という俳人の詩質であることをうかがわせる。<br/>
今、満里子は、膠原病という難病と闘っている。この句集の一句一句は、満里子が命を賭して紡いだ作品である。<br/>
と復本氏が序文は序文で書き、<br/>
発病と俳句を始めた時期がほぼ同じ頃だったことに、人間の力を超えた宿命のようなものを感じます。季節がひとつ過ぎていくごとに、出来ることが減ってきていますが、最後に残るものが俳句であってくれたら、いや絶対に俳句でなくてはと願わずにはいられません。今しかない、明日は来ないかもしれない─そういう思いを胸に、「心の底からの叫び」が聞こえてくるような俳句を目指していきたいと思います。<br/>
と近江満里子さんは「あとがき」で書く。師も弟子もひたすらな思いだ。<br/>
この本の装丁は君嶋真理子さん。<br/>
ふらんす堂の刊行書籍としてはどちらかというと赤を主体とした華やかな本となった。<br/>
著者の近江満里子さんが画家のニコラス・ド・スタールが好きであるということを知り、装丁の君嶋さんがそれをふまえてブックデザインをしたのだった。<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/23/80/f0071480_1932105.jpg" border="0" width="340" height="454"/></center>帯は金箔押しにしてみた。<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/23/80/f0071480_1932565.jpg" border="0" width="340" height="454"/></center>これは扉。<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/23/80/f0071480_19332250.jpg" border="0" width="454" height="340"/></center>表紙。赤をテーマとしたのは、「ご病気でいらっしゃるので赤のパワーでお元気になっていただきたい」という担当の愛さんと装丁の君嶋さんの思いである。<br/>
その愛さんの好きな一句は、<br/>
　怒らない人ねと言はれ目刺食ぶ<br/>
ということ。「怒らない人ってわたしも云われることがあるんですけど、そう云われるのがあんまり好きじゃないんですね、きっと近江さんも……」と愛さん。<br/>
本をお納めしたら近江満理子さんよりメールをいただいた。<br/>
実は刊行日の5月10日は、私共夫婦の 30回目の結婚記念日でした。私の進め方がのろくて、すこし遅れてしまい ましたが、奥付けの日付がそのままで ほっとしました。30年たって、とうとう子供に恵まれたような気がしております。カバーのデザイン、帯、表紙の色などどれもこれ以上ないというくらい、私の希望にぴったりです。できたての句集を 手にして、これからもあきらめずに病気と共に進もうという気持ちが わいてきました。<br/>
難病と闘っておられる近江さんからのあたたかな言葉はわたしたちを喜ばせた。一度ふらんす堂にいらしてくださったことがあるが、あとから思うとたいへんな思いをしてご来社くださったのだった。わたしたちはずい分呑気に対応してしまったけれど……。暗い淵を覗きこむような毎日であるかもしれない。<br/>
わたしの好きな一句はこれ。<br/>
　<br/>
　あたたかき言葉育ててゐるところ<br/>
<br/>
どうです。この心意気と余裕。<br/>
参りました…。<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<br/>

 ]]> 
</description>
        <dc:subject>未分類</dc:subject>
        <dc:creator>fragie777</dc:creator>
    <pubDate>Wed, 23 May 2012 20:05:24 +0900</pubDate>
    <dc:date>2012-05-23T20:05:24+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
        <title>鳥を見つけました！</title>
        <link>http://fragie.exblog.jp/17570859/</link>
        <guid isPermaLink="true">http://fragie.exblog.jp/17570859/</guid>
        <description>
<![CDATA[  
5月２２日（火）<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/22/80/f0071480_1913368.jpg" border="0" width="482" height="361"/></center>じゃがいも畑。じゃがいもの花が咲いている。<br/>
じゃがいもは大好物さ…。<br/>
<br/>
<br/>
さて、さっそく新刊紹介をしたい。<br/>
（じつはいままで書いていたブログの記事がおおかた消えてしまったのだ。<img src="http://pds.exblog.jp/pds/1/skype/emoticon/emoticon-0106-crying.gif" height="19" width="19"/>。気をとりなおしてガンバ、yamaoka!）<br/>
紹介するのは新刊の詩集である。<br/>
 中村梨々詩集『たくさんの窓から手を振る』だ。中村梨々（なかむら・りり）さんの第一詩集となる。栞には川口晴美さんと杉本真維子さんが文章を寄せている。おふたりの栞文を読むと、中村梨々さんは「現代詩手帖」の投稿者で、お二人はその投稿の詩ですでに中村梨々さんの作品に触れ忘れがたい印象を抱いていたようだ。<br/>
この詩集はスピード感に満ちた軽快な語り口ではじまり一気に読ませる力をもつが、後半は短調の陰翳を加え深度を増していく。<br/>
冒頭におかれた詩をまず紹介したい。<br/>
<br/>
　ロシア<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
　ナオちゃんがいうには、あたしたち自転車に乗って<br/>
　ロシアの平原を突っ走っていたって<br/>
　すごいねぇ、ロシアなんて行ったこともないし行きたいと<br/>
　思ったこともないのに、ロシア<br/>
　ロシアロシアロシア、あたしはもう駅とか空港とか<br/>
　思い切り空とかすっ飛ばして、ロシアにいる<br/>
　ロシアにいるナオちゃんとあたし<br/>
　羽も生えていないのに方角さえわからないの　に、よ<br/>
　ロシアだって<br/>
　おまけにあたしとナオちゃんはいま海を隔てて離れている<br/>
　離れてるあたしたちだから、もーーっと離れたとこでは一緒にいられる<br/>
　ってーーことが、ロシアなロシアっ<br/>
　ほら、マトリョーシカがやってきてさ、小さいのから大きいのまで<br/>
　ボルシチはいかがですかぁ、たっぷり煮込んであるです寒い夜にはもってこいです。<br/>
　ウオッカはお好みでショーカ、どうですか<br/>
　自転車をこぎながらロシアというようなものを全部拾い集めてしまうと<br/>
　ナオちゃんとあたしは抜群に寒さに強くなってた抜群に<br/>
　暖かさ、が怖くなってた<br/>
<br/>
　あたしたち、自転車に乗ってどこまででも行けてたよね<br/>
　とにかくペダルを踏めばどこへだって行けた<br/>
　だから今だってふたりでロシアに行って<br/>
　ナオちゃんのブラウンの自転車とあたしの水色自転車は<br/>
　まだ走ってる走ってる<br/>
　今度はいつ<br/>
　暖かさを暖かさとして受け取れる場所　まだ行ったことのない<br/>
　呼んだことのないところへ行けるんかな<br/>
　ところで　ナオちゃん　<br/>
　ロシア語わかったん？　<br/>
　『わかるわけないじゃん、閃きよ』<br/>
<br/>
初めて読んだ梨々さんの詩は「ロシア」だった。二〇〇七年だ。行から行へ軽やかに飛び移ってゆくリズミカルな勢いとスピードのなかで、瑞々しく澄んだ光が眩しいほどなのに剝き出しの肌に風が触れてひんやりするような、さみしさとあかるさに満たされた広い場所にぽんと連れ出されたような心地がした。<br/>
川口晴美さんの栞はこんな風にはじまる。そして、<br/>
現実の世界の意味や論理の枠組みからこぼれ落ちてしまうことで女の子たちが解き放たれる姿を、私はたとえば岡崎京子の漫画では見たことがあったけど、詩でこんなに生き生きと描かれたのを読んだのは初めてだった。<br/>
栞のタイトルは「飛び立った言葉たちはどこまででも行ける」だ。「〈鳥〉が幾編もの詩を横切って飛ぶ」と語る。「飛び立った言葉は羽ばたき、遠くで手を振るような軌跡を、読み手の内側に静かに残していくのだ」と。<br/>
そう、〈鳥〉なのだ。<br/>
この〈鳥〉は、この詩集を象徴するなにかであり、奥義にふれている。<br/>
杉本真維子さんはこんな風に語る。<br/>
叡智のようなものが詩を支えてもいる。その詩が、感触から身を離している。感触を引き寄せようとする詩が多いなか、それは独特の身振りだと思える。たとえば「肌というもの／に敏感であればもう少し自分を人ごとにはし／なかった。／　　　　　ふれあったところ／／　　　の、深いかぎざき／／（白い鳥が飛んでいる）」という美しい詩行がある。白い鳥が空白を示唆することで、文脈は反り返る。これは感触が誘う後悔を記すことで、感触を手離している行為だと思う。大事なものはもう指先ごと放ったのだと、作者は語っている。だから離さなければならない。それこそが、遠く離れた誰かと、さらに遠く離れた場所で会うための方法であると。<br/>
やはり「鳥」がいる。杉本真維子さんのタイトルは「同じ空におおわれるまで」だ。さらにつづけてこう書く。<br/>
それを確信する気持が、恐れることなく、言葉さえも遠くへと放っている。「かぎざき」の痛みを、塞ぐことなく、光の「窓」へと届かせている。そういうことができる詩人は、中村梨々さん、あなたしかいないだろう。きっとその窓は手を振りあうほどに無数に拡がり、何度でも振ることが促されている。今は会えない〝誰か〟と私たちが、同じ空におおわれるまで。<br/>
<br/>
この詩集の担当はＰさん。Ｐさんは次の詩が好きだという。<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
　夜、鳥を飛ばす<br/>
<br/>
<br/>
　さまざまな眠りに就いた。鳥の数が増えた。<br/>
　鳥の数が増えたぶんだけわたしの数も増えた。<br/>
　夜明けに飛び立つ鳥は、帰って来るとき数を<br/>
　減らした。飛べないわたしは夜明けになると<br/>
　わたしを集めて組み立てる。雨も雪もわかる<br/>
　のだけど、雨に近いもの雪に近いものがみん<br/>
　な、うっすらとした灰色に覆われていくし、<br/>
　いたずらな数を言うので増えたり減ったりし<br/>
　たような気分が味わえる。<br/>
<br/>
　覗き見ができなくなった。灰色に打ち寄せら<br/>
　れたベランダからは、何を見ても覗き見のよ<br/>
　うになる。知らない人の後ろ姿が遠ざかって<br/>
　いくとき、とても懐かしい形を見たと思う。<br/>
　なぜ声をかけなかったの。わたしの鳥たちが<br/>
　騒ぐ。何羽かが飛び立って行き、そして帰っ<br/>
　てこない。<br/>
<br/>
　美しい模様の湖が見える。ライトグリーンの<br/>
　配色がゆれている。あれは遠いから、かすか<br/>
　な音が聞こえる。近いものは渦を巻いて、鳥<br/>
　が嬉しそうに周囲を飛んで遊ぶ。渦から飛び<br/>
　出す豆粒のようなものをつついて更に遊ぶ。<br/>
<br/>
　遠いところが希望ではなかったし、手のひら<br/>
　の上にも砂漠はあった。砂漠にも鳥は飛んで<br/>
　ゆくえは知らない。砂漠に伏した一羽を見た<br/>
　ことがあった。目を凝らすと、鳥はほとんど<br/>
　そのからだを砂にあずけていた。もとは砂な<br/>
　のかもしれないと思うほどに、さらさらと崩<br/>
　れてあとに綿花が尽きるように咲いた。<br/>
　<br/>
　もとは砂だったり森だったりする鳥たちが飛<br/>
　ぶのは、飛行という能力だけではなくて歩く<br/>
　困難と眠りの操作からではないか、と書いて<br/>
　わたしは今日ずっと眠っていたことがばれる。<br/>
　<br/>
　なにもない。たぶん、ばれてもなにもないく<br/>
　らい静か。（夜なんて）。<br/>
<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/22/80/f0071480_19395291.jpg" border="0" width="454" height="340"/></center>ペーパバックスタイルの造本となった。装画は、中村梨々さんのお知り合いのcocaさん。ブックデザインは和兎さん。パール箔をうまく使って大人の仕上がりとなった。あまりライトに女の子っぽくならないようにと色を抑えた。栞の用紙も詩集に響き合うものを少し色の濃いものを。<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/22/80/f0071480_19444711.jpg" border="0" width="454" height="340"/></center>表紙の用紙はもっと明るくて白いのだが、うまく再現できていない。ここは箔押しの感じを見てほしい。<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/22/80/f0071480_194678.jpg" border="0" width="255" height="368"/></center>本といっしょにこんなポストカードが添えられて贈られた。それも著者の心づくしだ。<br/>
<br/>
実はこの本の制作過程でちょっと困ったことが起きた。箔押し屋さんが指定していないところに箔を押してしまったのだ。それはあまりにも突拍子もない箇所であったのだが、ほんの小さな気づくひとはわずかではないか、というものだ。製本屋さんがそのための相談にわざわざやって来た。やり直してもらうかどうか、思案のしどころだった。やり直すのなら一刻も早いほうがいい。しかし……。（もしこれがわたしの本だったら、わたしは面白がっちゃうけどなあ……）さて、どうする。これをやり直させるのは現場の人たちには大きな痛手だ。あきらなかなミスならともかく……。思案したあげくともかくも著者の中村さんに見本を送ろう、ということになった。そのことは敢えて触れないで、中村さんのご判断にまかせよう、ということにした。<br/>
<br/>
で、<br/>
<br/>
中村さんからのお返事は……<br/>
<br/>
「すごく気に入りました。ありがとうございます。鳥を見つけました！。」<br/>
<br/>
良かった！　<br/>
実はこの「鳥」が問題の余計な箔押しだったのだ。<br/>
確かに「鳥」に見える。<br/>
不思議なパールの輝きをもった鳥。<br/>
担当のＰさんはほっとしながら「さすが詩人でいらっしゃる」とひと言。<br/>
<br/>
さて、この「鳥」がこの 詩集『たくさんの窓から手を振る』のどこにいるか、まだ見つけていない人は探してみてください。<br/>
ちゃんと飛んでいるんですよ。<br/>
<br/>
<br/>
　何かを言わず何かを呼ぶということがあるなら、そのとき窓はひら<br/>
　いている。誰かが手を振っていた。大きな空があって幻だった。幻<br/>
　を飛ぶ鳥。静かに降ってくるもの。<br/>
<br/>
<br/>
この詩集のなかでもっとも好きな詩行である。<br/>
<br/>

 ]]> 
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        <dc:subject>未分類</dc:subject>
        <dc:creator>fragie777</dc:creator>
    <pubDate>Tue, 22 May 2012 20:18:06 +0900</pubDate>
    <dc:date>2012-05-22T20:18:06+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
        <title>薔薇のアイスクリーム。</title>
        <link>http://fragie.exblog.jp/17566654/</link>
        <guid isPermaLink="true">http://fragie.exblog.jp/17566654/</guid>
        <description>
<![CDATA[  
５月２１日（月）<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/21/80/f0071480_18322511.jpg" border="0" width="482" height="361"/></center>薔薇のアーチの家。<br/>
<br/>
<br/>
「金環日食、ご覧になりましたか？好奇心旺盛なyamaokaさんなら見逃しませんよね。」<br/>
って白濱一羊さんからいただいたメールにあった。わたしは、<br/>
「日食、かろうじて見ました。天体系にあんまり感動しないyamaokaでした」とちょっと白けたお返事を返してしまったのだった。<br/>
<br/>
この度の金環日食はなかなかそう見られるものではないらしく、巷の人はかなり昂奮していたようだ。わたしは朝起きて、（今日は曇日だな……）と思い、階下に降りて行った。そこではすでにテレビがつけられていて、「見えました！見えました！」とテレビは昂奮状態だった。（おお、そうか……）とわたしは思い出し、「ねえ、日食をみる眼鏡を貰っているのだけど見る？」とご飯を食べている人間に云うと、「見る」というので二つもらったうちの一つを渡して二階の窓から眼鏡を顔にあてて見た。くっきりと環が見えた。（ふーん……）って思った。隣の人間も（ふーん）って思っているようだった。眼鏡をそこにおいて食事をしに階下に降りていった。テレビは相変わらずの昂奮状態で、「日食、日食」と叫んでいる。わたしは「朝食、朝食」といいながら納豆をかきまぜたのだった。どうもいまひとつ乗れないのよね……。<br/>
（ただ、本人はその気ではないのだが、どういうわけか日食用の眼鏡をふたつもいただき、たまたま起きた時がまさに金環日食真っ最中というわけで期せずしてしっかりと見たことになった。）<br/>
<br/>
<br/>
暑い一日となった。おやつにアイスクリームを食べようということになった。<br/>
ふらんす堂からあるいて２０秒ほどのところにアイスクリーム屋さんが出来たのだ。<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/21/80/f0071480_19232249.jpg" border="0" width="454" height="340"/></center>どうです！おしゃれなお店でしょ。フランスからやってきたアイスクリーム屋さんだ。カップ一個がなんと４２０円もする。<br/>
高いよなあ、って思っていると、<img src="http://pds.exblog.jp/pds/1/skype/emoticon/emoticon-0171-star.gif" height="19" width="19"/><img src="http://pds.exblog.jp/pds/1/skype/emoticon/emoticon-0171-star.gif" height="19" width="19"/>素晴らしいことを思いだした。ヒミツのお金があるのだ。<br/>
「ねえ、今日はあのヒミツのお金を使いましょ！」と言うと、スタッフたちは「わーい！！」って言って喜んだのだった。わたしはうやうやしくヒミツのお金が入っている封筒を取り出し、そこからアイスクリーム代をぬいた。Ｐさんが買いに走った。わたしはバニラ、愛さんはココナッツ、緑さんはラズベリー、奈緒さんはローズミルク、ＰさんとＳさんはフロマージュを食べた。みんな多くを語らず黙々と食べたのだった。アイスクリームを食べているときが一番静かな時となった。<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/21/80/f0071480_1929181.jpg" border="0" width="454" height="340"/></center>奈緒さんの食べたローズミルクは、中国で有機栽培した薔薇の蕾をたっぷり使ったものであるという。薔薇のアイスクリームなんてさすがフランス的だ。<br/>
<br/>
<br/>
今日の毎日新聞の新刊紹介で、柴田美佐句集『如月』が紹介されている。<br/>
　春の雲欅にかかりては離れ<br/>
1963年生まれの著者の第２句集。自然の恵みに心をゆだね、ゆったりと言葉を紡ぐ清々しい作風に、「雲母」「白露」で学んできたことがうかがえる。<br/>
<br/>
<br/>
おなじく毎日新聞の坪内稔典さんによる「季語刻々」は、現代俳句文庫70『藤本美和子句集』<br/>
より。<br/>
　一滴のうすくちしやうゆ緑さす<br/>
水原秋櫻子編「新装版俳句小歳時記」（2005年）はこの季語を「若葉影が映ること」と定義している。つまり、若葉の光が照り映える感じ、それが「緑さす」である。ちなみにこの季語は「広辞苑」にもまだ出ていない。俳句発のきれいな言葉として広めたい。今日の句、緑さす一滴の薄口しょうゆがまるで宝石みたい。<br/>
<br/>
<br/>
明日は新刊詩集の紹介をします。<br/>
<br/>
<br/>
日食は生態系に影響をあたえるのだろうか…。<br/>
我が家の猫の白猫のほうは、洋服ダンスの奥深く隠れてしまい、呼んでも決して出てこようとしなかった。<br/>
みなさんの家の猫はどうでした？<br/>
あるいは他の動物たちは？<br/>
<br/>
<br/>
<br/>

 ]]> 
</description>
        <dc:subject>未分類</dc:subject>
        <dc:creator>fragie777</dc:creator>
    <pubDate>Mon, 21 May 2012 19:55:31 +0900</pubDate>
    <dc:date>2012-05-21T19:55:31+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
        <title>鳥や獣に近くいて……</title>
        <link>http://fragie.exblog.jp/17562600/</link>
        <guid isPermaLink="true">http://fragie.exblog.jp/17562600/</guid>
        <description>
<![CDATA[  
5月２０日（日）<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/20/80/f0071480_21125289.jpg" border="0" width="500" height="375"/></center><br/>
これって何の木の花だかわかります？<br/>
<br/>
よく通る新宿副都心の高層ビル街に植えてある大木に今日見事に花が咲いているのに気がついた。もう10年近くここに来ているのだが、花に気づいたのも今日がはじめてである。<br/>
このあたりは桜の木も多く、桜にばかり気をとられていてこの木にはきづかなかった。<br/>
白い細かな花がびっしりと咲いていてきらきらとしてとてもきれいだ。呼び止められたように立ち止まってしまった。<br/>
何の花かさっそく調べてみたのだが、間違っていなければ、<br/>
<br/>
樟（くす）の木の花<br/>
<br/>
ではないかと思う。木の種類を調べるのには、葉っぱの形と葉脈をしらべると分かるというが、多分そうではないかと思う。<br/>
「今まで気づかなくてごめんなさい……」と言って写真におさめたのだった。<br/>
<br/>
俳人の石田郷子さんと青葉の季節に雑木林をあるいていたときのことだ。ふっと郷子さんが立ち止まって、<br/>
「……今日は樟若葉の匂いがしないな……」と言う。<br/>
「ええっ、樟若葉に特有の匂いがあるの？」と聞けば、<br/>
「あるよ」と答える。そして<br/>
「いつもこのあたりを歩くときまってこの季節、樟若葉の匂いがするのにどうしたんだろう」と言う。<br/>
こんなに沢山さまざまな木があるのに、どれが樟でどれが椋でどれが樫でどれが欅でいったい……とわたしは思ってしまう。<br/>
石田郷子さんという人はわたしよりもはるかに木や獣に近い人だと思うことが多い。一緒にあるいているとわたしには全然聞こえてこない鳥の声が聞こえる人だ。それが「ひたき」の声であるか、「やまがら」の声であるか、あるいは百舌」の声であるか瞬時に聞き分けられるのだ。<br/>
木の匂いや鳥の声に気づいたときの石田郷子さんは本当に嬉しそうだ。<br/>
何かを知っている嬉しさではなくて、親しいものが自分に挨拶をしたような嬉しさなのだ。<br/>
都会人であることが好きなわたしは全然ちがうなあ……ってよく思う。<br/>
石田郷子さんの俳句はそういう意味で、自然に生きている木や花や獣たちさまざまなものとの喜びの交感があるのだ。<br/>
今日のこの花も郷子さんに聞けばいっぱつで分かると思うのだけど。<br/>
<br/>
　来ることの嬉しき燕きたりけり<br/>
　時雨くることを知りゐる犬の耳<br/>
　目を張つて憩ふわたしもとんぼうも<br/>
　思ふことかがやいてきし小鳥かな<br/>
　小鳥くる昔話をきかせてよ<br/>
　稲子見る稲子に貌の似てくるまで<br/>
　さへづりのだんだん吾を容れにけり<br/>
　堅香子にまみえむ膝をつきにけり<br/>
<br/>
<br/>
以上、『石田郷子作品集1』より。　（再版しました）<br/>
<br/>

 ]]> 
</description>
        <dc:subject>未分類</dc:subject>
        <dc:creator>fragie777</dc:creator>
    <pubDate>Sun, 20 May 2012 21:54:20 +0900</pubDate>
    <dc:date>2012-05-20T21:54:20+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
        <title>青葉闇を抜け来て……。</title>
        <link>http://fragie.exblog.jp/17558726/</link>
        <guid isPermaLink="true">http://fragie.exblog.jp/17558726/</guid>
        <description>
<![CDATA[  
5月１９日（土）<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/19/80/f0071480_211491.jpg" border="0" width="482" height="361"/></center>これは今日見た花茨。<br/>
同じ薔薇科でもこちらは清楚にして野趣に富む。<br/>
<br/>
<br/>
一日武蔵野の青葉若葉を堪能した日となった。<br/>
すでに夕食をすませワインも飲んでホッとしてしまったらブログを書くことが重荷になってしまった。キイを打つ指先にまでアルコールがまわっていてほら、ときどき打ち間違えたりしてしまう。それでもわたしはブログを書くという日課から自由になれずこうして書き始めたのだ。<br/>
馬鹿みたい……<br/>
そう思うときがある。あなたが書かなくても誰もとがめだてはしなくてよ。とも思うのだが、つまるところは勤勉なのよ。こうやって酔っ払った指を駆使して書いてるんだから。<br/>
さて、昨日のブログで加藤郁乎について少し触れて故人を偲んだが、かつて大岡信がその評論で初期の加藤郁乎の俳句を評して「明るいトランペットの響き」と書いたことがあってその本がわたしの書棚にあるはずでいまそれを見つけようとしたのだが、どうしても見つからない。高柳重信の俳句とともに論じていた評論であったと思うが引用できずに残念である。わたしは郁乎の俳句というとこの大岡信が言った「明るいトランペットの響き」ということばがかならずといっていいほど口をついて出てくるのだ。じつはもうひとつ、金井美恵子がやはり20代の時のエッセイで加藤郁乎や澁澤龍彦との交流について書いていたことがあってそれもこのブログで紹介しようとしたのだが、そのエッセイ集『夜になっても遊びつづけろ』だったと思うがそれも見当たらない。古本屋にあれは売り飛ばしてはいないはずだ。<br/>
そんなこんなでさっきから本を探し続けていたのだが、これもあきらめた。こんな風に探している本は思いもかけないときにひょっこり出てきたりする。実は昨年の３月１１日の震災のときに書棚から落っこちた本をちゃんと片付けもせずに隅っこに片寄せているだけなので、（わたしは整理整頓という必須項目の単位が取得できないでいる。永久に学ぶことなくして人生とおさらばすることになるかもしれない……ま、いいや）何がどこにあるかなどいつも混沌のうちにある。<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
さて、今日は武蔵野の探検は……。<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/19/80/f0071480_21452266.jpg" border="0" width="482" height="361"/></center>青葉闇、あるいは緑蔭。まるで緑の海原である。<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/19/80/f0071480_21491111.jpg" border="0" width="482" height="361"/></center>美しい芋虫にもであった。「あなた芋虫好きでしょ」と友人がわざわざ呼んでくれた。（好きか？）と思ったが強く否定するとこの小さな芋虫に悪いような気がして、好きということにしておこうと思った。<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/19/80/f0071480_21512387.jpg" border="0" width="482" height="361"/></center>この毛虫の近くにはいろんな虫がいて、これは蜘蛛と黒いのは何だ？　蠅も飛んでいたな……。<br/>
<br/>
<br/>
青葉風の吹く頃には、小さな命もさまざまに闊達な活動を始めているのだ。<br/>
<br/>
<br/>
ここまで書いてどうやらすこし指先からアルコールが抜けてきたようだ。<br/>
キイを打ち間違えずに快適なはこびとなった。<br/>
<br/>
で、<br/>
<br/>
今日のブログはおしまいです。<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<br/>

 ]]> 
</description>
        <dc:subject>未分類</dc:subject>
        <dc:creator>fragie777</dc:creator>
    <pubDate>Sat, 19 May 2012 22:03:07 +0900</pubDate>
    <dc:date>2012-05-19T22:03:07+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
        <title>浮かれ猫。</title>
        <link>http://fragie.exblog.jp/17554793/</link>
        <guid isPermaLink="true">http://fragie.exblog.jp/17554793/</guid>
        <description>
<![CDATA[  
５月１８日（金）<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/18/80/f0071480_17492165.jpg" border="0" width="482" height="361"/></center>この薔薇はグレーがかったローズ色、エレガントさでは抜群の薔薇だ。すこしけだるいアダルトな優美さ。<br/>
この薔薇を贈るとしたら誰がふさわしいか……。<br/>
イギリスの女優ヘレン・ミレンがいいな。好きな女優だ。<br/>
<br/>
<br/>
俳人かつ詩人の加藤郁乎（かとういくや）が亡くなった。<br/>
最近おめにかかる機会がないと思っていた矢先のことである。<br/>
ふらんす堂からは、 加藤郁乎句集『初昔』、ふらんす堂文庫 加藤郁乎精選句集『粋座』を刊行させていただいている。残念ながら両方とも品切れ状態である。再版はいまのところ考えていない。<br/>
『粋座』の刊行をお願いしたときのことだ。編集部の希望としては『球体感覚』を中心に精選をしていただきたいとお願いしたところ、氏の胸中にはもはや『球体感覚』の句はなきに等しく、『球体感覚』からは二句のみの収録となった。<br/>
　花に花ふれぬ二つの句を考へ<br/>
　花蔭に花ひそとある入船や<br/>
の二句である。「昼顔の見えるひるすぎぽるとがる」やかの有名な「冬の波冬の波止場に来て返す」がどうしても郁乎の句としてはまず頭に浮かんでしまう。<br/>
　沙羅は双樹に肉の寺院を傾ける　　　　　『えくとぷらずま』<br/>
　栗の花ててなしに来たのだ帰る　　　　　『形而情学』<br/>
　牡丹ていっくに蕪村ずること二三片　　　『牧歌メロン』<br/>
　一秒のかなしみたたむ柿の花　　　　　　『出イクヤ忌』<br/>
　人間の水をぬくめて梅暦　　　　　　　　　『佳気颪』<br/>
　このひととすることもなき秋の暮　　　　　『秋の暮』<br/>
　句には句の位ありけり江戸桜　　　　　　　『江戸桜』<br/>
以上は 句集『粋座』収録より。<br/>
 句集『初昔』は１９９８年４月刊行の１０００句以上を収録する第十一句集。限定八百冊での刊行となった。署名をいただき全部が署名本だったと思う。<br/>
若くして世を去った父親の跡を継いで俳人になろうなどとは、考えてもいなかった。それでも俳書を含む江戸風流が好きで、机辺には其角、南畝、京伝、あるいは荷風の書があった。しかし、詩作を始め、西欧文学に傾き神道書に親しむなど、まわり道に手間取りながらの俳句精進であった。ために、風狂では奥手に属すると言ってよい。野暮は言いたくないが、明和のころより深川の岡場所に流行した粋、意気の心を忘れて俳句全盛の時代でもあるまい。<br/>
これは 句集『粋座』の「あとがき」の一部である。 句集『初昔』を読みかえしてみるとこの「心意気」が当時の俳壇や俳人・詩人へのシニカルな批評精神となって一句をなしていることがよくわかる。なかなか毒舌なのだがどこかとぼけた味がいい。圧倒的な古典の素養がありそのれをふまえた言葉遊びが多いのも加藤郁乎の特質だ。紹介するのは批評精神が躍動するものを中心にいくつか紹介したい。<br/>
　米こぼす日本および日本人<br/>
　世わたりを問はず語らず根深汁<br/>
　このひとに膝小僧ある湯ざめかな<br/>
　俳人も小粒になりぬわらび餅<br/>
　定型にすぎぬ凡句やにぎり飯<br/>
　俳壇をよそから見やれ秋の風<br/>
　どこまでを定型といふ秋の風<br/>
　虚名より無名ゆたかに梅の花<br/>
　うつすらと汗ばむもまた作法かな<br/>
　俳諧に片尻かけて月を見よ<br/>
　かげ口は男子に多し秋の暮<br/>
　月並を大骨頂の朧かな<br/>
　春泥にこける客観写生風<br/>
　月並に云へば芭蕉のしぐれかな<br/>
　俳諧は良くも悪くもぼらのへそ<br/>
　俳人に出来不出来あり心太<br/>
　新しみ歳時記に見ず夜蛤<br/>
　さかしらを詩的と云へり浮寝鳥<br/>
　春の泥俳人よりはたいこもち<br/>
　詩に痩せる詩人さらなり糸柳<br/>
　時代より一歩先んじ蚊帳の外<br/>
　名ばかりの俳人の世を子規忌かな<br/>
　どうであれ生涯一句初昔<br/>
　様子ぶる詩人は知らずさんま焼く<br/>
　句碑よりは紙の碑のこる芒かな<br/>
　サングラスアルファロメオをぶつとばす<br/>
　こころ太たはけ尽さぬたはけもの<br/>
なかなか辛辣な顔が見える。わたしは加藤郁乎氏にお目にかかる機会がかなりあったが、氏がどなたかと激論を交わすという風景をみたことがない。いつもおっとりとした物言いで、泰然自若の感があった。氏の批判精神は俳諧という遊びのなかにこうして織り込まれていったのだ。<br/>
　反骨は群れをつくらず浮かれ猫<br/>
わたしはこの句が好きだ。「浮かれ猫」がいい。肩肘はらんとするこころの硬さをふっと笑い飛ばす、それが「粋」であるというものだ。大人（たいじん）の風流がある。<br/>
　一景にわが師と酌めり桃の花<br/>
「三月朔吉田一穂先生の忌日なり」という前書きがある。郁乎はいまや父・加藤紫舟やその師・吉田一穂とともに盃をかわしうまい酒を飲んでいることだろう。<br/>
こころよりの哀悼を申し上げたい。<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/18/80/f0071480_19454625.jpg" border="0" width="454" height="340"/></center>ふらんす堂刊行の加藤郁乎句集。<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
　<br/>
　
 ]]> 
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        <dc:subject>未分類</dc:subject>
        <dc:creator>fragie777</dc:creator>
    <pubDate>Fri, 18 May 2012 20:06:41 +0900</pubDate>
    <dc:date>2012-05-18T20:06:41+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
        <title>終りから始まる話。</title>
        <link>http://fragie.exblog.jp/17551093/</link>
        <guid isPermaLink="true">http://fragie.exblog.jp/17551093/</guid>
        <description>
<![CDATA[  
5月１７日（木）<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/17/80/f0071480_1910216.jpg" border="0" width="482" height="361"/></center>今日は黄色の薔薇。<br/>
<br/>
　一<br/>
　<br/>
　薔薇ノ木二<br/>
　薔薇ノ花サク。<br/>
　<br/>
　ナニゴトノ不思議ナケレド。<br/>
<br/>
　<br/>
　二<br/>
<br/>
　薔薇ノ花。<br/>
　ナニゴトノ不思議ナケレド。<br/>
<br/>
　照リ極マレバ木ヨリコボルル。<br/>
　光リコボルル。<br/>
<br/>
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（北原白秋「薔薇二曲」）<br/>
<br/>
<br/>
いまちょっと前歯医者から戻ったところである。<br/>
いやよねえ、歯医者って、すごく緊張してもうクタクタでこのまま家に帰っちゃおうかなともおもったが、やはり仕事熱心なyamaokaであるので、仕事場に戻ってブログを書きはじめた次第である。まだ口の中は麻酔がきいていて左半分がよそに行っている感じだ。「いい歯医者さんらしいわよ」と友人に紹介されていたのだが、なかなか踏ん切りがつかず一日のばしにしていたのだがいよいよ傷みが本格的になりどうにもごまかせなくなってエイヤッと勇気をふりしぼって行くことにしたのだ。行ってみた結果どうだったかって。なかなかよき歯医者さまだったと思う。最初の「アンケート」のところに「傷みにすごく弱いです。過敏症です」と強調しておいたのが良かったのか、全然痛くなく麻酔も上手でなによりも丁寧に説明をしてくれる落ち着いたお医者さまだった。<br/>
わたしったら診察台の上で緊張してしまって身体をビーンとはりつめて冷や汗をかきながら（きっと痛いぞ、きっと痛いぞ）って痛さがやってくるのに全身で備えていた。しかし、大丈夫だった。今日はこれで終わりですとかわいい女性の助手さんに言われたときは、小躍りしたいくらいホッとしたのだった。<br/>
行きは予約時間に遅刻しそうで緊張もしていて余裕がなかったが、ひさしぶりに降り立った夕暮れの下北沢の駅には若者があふれていてカッコいいイケメン集団などがわんさかいることに治療を終えたわたしは気づき、（これはすごいぞ）としばしわたしの眼と心を潤してあげたのだった。美しい若者をみることも治療に耐えたわたしへのご褒美ね。ウフフフフ……。（誰よっ、安上がりな女だって言うヤツは！）<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
さて、今日の「増殖する歳時記」は、三宅やよいさんによって、朝吹英和句集『光の槍』より。<br/>
<br/>
　終りから始まる話青葉木莵<br/>
<br/>
書き出しから、終わっている話ってあるなぁ、とこの句を読んでそんな小説の書きだしを思い出してみた。結末は予想されないけど、何かしらことが終わった回想で筋を追う形式のものか、コロンボや古畑任三郎のように犯人も結末も提示した中で話が始める推理物か。ともかくも、後ろから読み手が展開を追う話だろう。暗闇でずっと目を開けて、鋭い爪で獲物をとらえるふくろうは知の神とされていて、ギリシャの女神アテナイの使いでもある。何もかも知っている青葉木莵の低い鳴き声で神秘的なドラマが展開される。「夏燕王妃の胸を掠めけり」「降り注ぐラヴェルの和音新樹光」など古典や音楽から題材をとった句が多いこの句集全体の語り手も青葉木莵なのかもしれない。<br/>
<br/>
<br/>
「終りから始まる話」ってたくさん読んだような気がするけど、具体的には思い出せない。<br/>
「黙示録」なども終わりから始まるのだろうか、いやあれは終りについて語られているものか。<br/>
終末からはじまり神の王国の再臨であるから「終わりから始まる話」でもあるか。<br/>
しかしこれはどうでもいいことかもしれない。大切なのはわれわれが震撼することなのだ。<br/>
<br/>
　熱いか冷たいかであれ、<br/>
　生ぬるければわが口より吐き出さん<br/>
<br/>
コワイよ……。<br/>
<br/>
<br/>

 ]]> 
</description>
        <dc:subject>未分類</dc:subject>
        <dc:creator>fragie777</dc:creator>
    <pubDate>Thu, 17 May 2012 20:14:44 +0900</pubDate>
    <dc:date>2012-05-17T20:14:44+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
        <title>恋文を貰ったら……</title>
        <link>http://fragie.exblog.jp/17547324/</link>
        <guid isPermaLink="true">http://fragie.exblog.jp/17547324/</guid>
        <description>
<![CDATA[  
５月１６日（水）<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/16/80/f0071480_18213424.jpg" border="0" width="482" height="361"/></center>今日は薔薇の旅をして仕事場に行った。<br/>
家から仕事場までに薔薇を育てている家がたくさんあって、それはもうとりどりの薔薇を堪能できるのだ。<br/>
これはまず最初の家の薔薇垣。<br/>
<br/>
<br/>
このピンクの薔薇を今日これから紹介する句集の作者の田中遥子さんに捧げたい。<br/>
その新刊句集とは、田中遥子句集『薔薇垣』（ばらがき）である。<br/>
田中遥子さんは、俳誌「椋」所属、この句集が第一句集となる。序文を代表の石田郷子さん、栞を対中いずみさんが寄せている。<br/>
　いつも来てけふ咲き満てる薔薇の垣<br/>
句集名となった作品である。<br/>
作者自身に向けた祝句であろうか。なんの変哲もないような日常に、季節の移ろいを見出し喜ぶ心。〈俳句は生活の裡に満目季節をのぞみ、蕭々又朗々たる打座即刻のうた也〉。石田波郷がこういったように、生活の中で季節を諷詠する俳句は、これからも田中遥子さんのかたわらにあるだろう。<br/>
と石田郷子さんは書き、第一句集の刊行を祝福している。<br/>
　仮りの宿なれども浅蜊汁うまし<br/>
　ともに生く籘椅子の飴色の艶<br/>
　白髪にいつしか馴染み初化粧<br/>
この句集の刊行は、体調を崩し、ふた月ほど自宅で静養なさった時に、思い立たれたようである。その頃を境にして外に向けられていた作者の眼差しは、少しずつ内に向かって深化して行ったのかもしれない。自身に対する慈しみの気持ちが、これらの句にはある。俳句は自分のために作る。結果的に、自分のために作った俳句が読む人を潤し、慰める。<br/>
ふたたび石田郷子さんの序文のことばである。ともに吟行をしながら田中遥子さんをみつづけてきた優しい眼差しに満ちた序文である。<br/>
対中いずみさんは、「聡明な童心」というタイトルで栞を寄せている。<br/>
　囀に色あり時に翻り<br/>
　半分の半分冬至南瓜煮る<br/>
　木耳に触れてをみなら波立ちぬ<br/>
　石据ゑてあれば渡りぬ冬の川<br/>
人生にはいろんなことがある。悲嘆も退屈も痛みも。けれど、俳句を作ることは楽しい。それは師の石田郷子さんが、あるいは所属誌の「椋」という場が発しているオーラのようなもので、そのことを遥子さんは持ち前の純真さでまっすぐに受け止めている。遥子さんが守り続けてきた童心が俳句形式と出会って踊り出したのだ。その喜びとひたむきさが、句集『薔薇垣』の読者の心を打つのだろう。<br/>
対中いずみさんもまた著者を知るひとりとして良き理解とあたたかなエールを送っている。<br/>
「白髪に」と詠む田中遥子さんは今年で81歳になられるお方であるが、この句集制作の過程でなんどもふらんす堂に足を運んでくださった。若々しさに溢れ、カジュアルな装いで気どらないお方であるが、どこか華やぎがあって明るい雰囲気を漂わせている。よくとおる美声がいっそうそう思わせるのかもしれない。前向きな闊達さと聡明さがこの若さを保つ秘訣なのだろうか。<br/>
　麗日の公園の柵のり越えむ<br/>
　ぐつと口結びぬ蝌蚪を掬はむと<br/>
　軽鳧の子を数へ直して九羽かな<br/>
　川の水眩しかりけり布団干す<br/>
　眼は遠くまでゆきたがる冬紅葉<br/>
　蜘蛛のよく働く朝のひかりかな<br/>
　冬あたたか海を枕にねむる人<br/>
　梅の香や理髪店くるくるくると<br/>
　囀に色あり時に翻り<br/>
　雲の峰ぎよぎよしぎよぎよしと鳴いてをり<br/>
　まなかひに冬鹿の目の残りけり<br/>
　春鶫吾もまた胸を張りてみる<br/>
　つばくろの帰りてよりの五番線<br/>
「童心」と対中さんは書いたが、まさにこの句集にはまっすぐな目をした童女が生きている。素心をうしなわず手垢のつかないこころを持っている。それは誰にでもあたえられるものじゃない。そこがこの作者のすばらしいところだとわたしは思う。<br/>
思い切って句集を出してみたら何か良いことがあるかしら……と思った。ありました。句稿整理の段階で、自らの拙さ未熟さ貧しさに、気付いたのです。その気付きを大切な糧として、これから俳句の道を進んでゆくつもりです。人真似でなく、自分だけの表現、自分だけの句作りを目指して……。<br/>
この「あとがき」もどうだろう。若々しい躍動感と前向きな姿勢があり、こころの思いが直球でバシッと来る。いいなあ……って思う。<br/>
　凍星や防空壕に入りし夜も<br/>
　凍てし頰われにありけり開戦日<br/>
　ともに生く籘椅子の飴色の艶<br/>
　年ふりてほほづきの朱ほどの恋<br/>
　開戦を告げし師の息白かりし<br/>
余情あるこれらの俳句は、「童女」に歴史があることを物語っている。そのこともまた、この『薔薇垣』に陰翳を与えているのだ。<br/>
<br/>
さて、この句集『薔薇垣』であるが、たいへん美しい本に仕上がった。著者のイメージにぴったりであると思う。<br/>
装丁は和兎さん。しかし、写真でそれを撮りきれているか、ちょっと難しいが……。<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/16/80/f0071480_19404216.jpg" border="0" width="454" height="340"/></center>和兎さんは、赤の見返しにこだわった。当初は見返しを入れる予定ではなかったが、和兎さんの要望でこの赤をいれた。薔薇をのぞくと（今日の写真で確認してほしい）花びらの奥深くこの赤がかくれているのである。<br/>
<br/>
そして用紙だ。うっすらと模様のある白の紙をもちいたのだが、紙の表情が出ているだろうか……。<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/16/80/f0071480_19433446.jpg" border="0" width="454" height="340"/></center>写真の解像度が低いのでむずかしいか。目を凝らしてようく見ないとここではわかならい。縦にウエーブが流れている用紙なのだ。<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/16/80/f0071480_19452241.jpg" border="0" width="454" height="340"/></center>扉の金箔の薔薇。<br/>
<br/>
ソフトカバーの軽装な本のつくりであるが、ゴージャスな仕上がりとなった。「軽ろやかにしてゴージャス」とは、まさに田中遥子さんそのものであるとわたしは思う。<br/>
<br/>
担当の愛さんは、次の句を選んだ。<br/>
　唐辛子連ねて空の青さかな<br/>
「色の美しさが見えてきて、好きな句ですね」ということ。わたしは、これ。<br/>
　恋文は銀木犀の下で読む<br/>
「銀木犀」がすごくいい。「金木犀」だったら台無しってわたしは思う。どうしてだろう。「金」という色が通俗的に思えてきてしまう。銀木犀の清潔なかがやきが手紙の白に響き合って、きっと素敵な恋をしてんだろうなあ、羨ましいぞ。恋文を読む女性も楚々として見えてくる。「金木犀」だとちょっとアダルトな女性を想像するな。やっぱここは「銀木犀」だ。もっともわたしは「銀木犀」の下で読むような恋文なんて貰ったことはありませんが。金輪際ないとしてよもや「ほほづきの朱ほどの恋」をしたら、恋文をもらって「銀木犀」のところに飛んでいって読むんだ、ゼッタイ。<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<br/>

 ]]> 
</description>
        <dc:subject>未分類</dc:subject>
        <dc:creator>fragie777</dc:creator>
    <pubDate>Wed, 16 May 2012 20:05:40 +0900</pubDate>
    <dc:date>2012-05-16T20:05:40+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
        <title>書店さんは応援してくれています。</title>
        <link>http://fragie.exblog.jp/17543617/</link>
        <guid isPermaLink="true">http://fragie.exblog.jp/17543617/</guid>
        <description>
<![CDATA[  
５月１５日（火）<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/15/80/f0071480_18272442.jpg" border="0" width="482" height="361"/></center>この日は風が強かった。<br/>
俳人たちは、「青嵐」とも「薫風」とも言って喜ぶ。<br/>
<br/>
<br/>
スタッフのＰさんがパソコンをじっと覗いていたと思ったらやおら、<br/>
「わたし髪のばそう！」って言った。<br/>
「どうして？」と愛さんが尋ねると、<br/>
「いやあ、『猫帖』に使う写真を見つけていたら自分の写真がいろいろと出てきて、つくづくわたし気の毒なヤツだなっておもったんですよ」<br/>
「そ、そんなことないんじゃない」と愛さん。<br/>
「いやあ、わたし終ってんな……と思ったんですよ、でもね、大分前に髪にエクステつけていた時期の写真が出てきて、これはまあ、どうにか見られるかなあ……、っていうことで髪をのばすことに決めたんです」<br/>
そうか？<br/>
十分かわいいと思うけど……、わたしはわたし以外の女子はみんな可愛く見える。<br/>
そういうわたしだってもう何十年と自分の顔と付き合ってきたので、そこそこへちゃむくれでも愛しい顔だ。<br/>
だからいつもこう思っている。<br/>
（鏡にうつったわたしの顔はわたしにはなかなか素敵だ。だが、この素敵さはわたしにだけ見えるのであって、この世の人には隠されている。だから悲観してはいけない、彼らには分からないのだから……）<br/>
けなげでしょ。人生長くやってるとどうにだって理由を見つけてそこそここんなふうに自分を励ましてさ、生きられるわけなのよ。ファイト！<br/>
Ｐさんにはこんなことばは通じないけど……。<br/>
きっと来週あたりエクステでもつけて登場するんじゃないかしら……<br/>
<br/>
<br/>
今日の「増殖する歳時記」は、土肥あき子さんによって 小池康生句集『旧の渚』 より。<br/>
<br/>
　縦書きの詩を愛すなり五月の木<br/>
<br/>
雨がものを伝うのを見て、あるいは花や葉が風に舞い落ちるのを眺め、人は文字を縦書きに書くことを思いついたのではないか。視線を上から下へおろすことは、人間の両目の配置からして不自然なことだそうで、横書きの文章の方が早く理解できるといわれる。しかし、ものを縦になぞることには、引力のならいでもある安心感がある。パソコンに向かっていると横書きに見慣れ、常に目は左から右ばかりに移動する。紙面の美しい縦書きを追うことは、目のごちそうとも思える。立夏から梅雨に入るまでのひととき、木々は瑞々しく茂り、雲は美しく流れる。青葉に縁取られた五月の木の健やかさのもとでは、やはり縦書きの文字を追いたいと、目が欲するのではないか。一年のなかでも特別美しい月である五月に、目にもたっぷりとごちそうをふるまってあげたい。〈ペン先を湯に浸しおく青嵐〉〈家族とは濡れし水着の一緒くた〉『旧の渚』（2012）所収。<br/>
<br/>
「雨がものを伝うのを見て、あるいは花や葉が風に舞い落ちるのを眺め、人は文字を縦書きに書くことを思いついたのではないか」なんて、土肥あき子さんは素敵なことを思う人だ。<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
スタッフのＳさんに昨日今日と書店営業に行ってもらう。<br/>
「第三回田中裕明賞」の反響なども書店さんから聞いてくるようにと希望を伝えた。<br/>
池袋のジュンク堂、東京堂書店、紀伊国屋新宿本店、八重洲ブックセンターとまわってもらった。<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/15/80/f0071480_1981937.jpg" border="0" width="454" height="340"/></center>池袋ジュンク堂書店。<br/>
「田中裕明賞」を受賞した関悦史さんの句集は、売り切れてしまっていま邑書林へ追加注文を出してある、ということだった。これは嬉しい。<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/15/80/f0071480_19103188.jpg" border="0" width="454" height="340"/></center>東京堂書店。<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/15/80/f0071480_19112756.jpg" border="0" width="454" height="340"/></center>こちらも東京堂書店。<br/>
ふらんす堂の本がいい感じで目立っている。こちらでは「田中裕明賞」のことはまだ浸透していないようだ。<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/15/80/f0071480_19141577.jpg" border="0" width="482" height="361"/></center>新宿紀伊国屋書店。<br/>
こちらではポップを立てて宣伝をしている。受賞の発表があったとき20冊以上がバタバタと売れたということで主催者側としては嬉しい思いだ。<br/>
担当の書店員さんがツイートもしてくれていた。<br/>
【２階文学】ふらんす堂主催・第三回田中裕明賞は『六十億本の回転する曲がつた棒』（関悦史・邑書林）に決定しました。在庫ございます。田中裕明賞とは、45歳までの俳人の句集のみに与えられる新しい俳句の賞です。ここ数年で俳句・詩歌のジャンルにも新世代がたくさん出てきています。注目です。<br/>
こういう応援は嬉しい。担当者さま、ありがとうございます！<br/>
「田中裕明賞」を多くの人に知ってもらいたい。<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/15/80/f0071480_19182597.jpg" border="0" width="454" height="340"/></center>紀伊国屋新宿本店。<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/15/80/f0071480_1919491.jpg" border="0" width="454" height="340"/></center>こちらも新宿本店。東直子歌集と岡井隆歌集の「短歌日記」は相変わらず強い。<br/>
<br/>
<br/>
いま書店状況を紹介しながらわたしは思いましたね。<br/>
大事な営業を忘れていたことを。<br/>
輝かしい「第１回田中裕明賞」を受賞した高柳克弘句集『未踏』をふたたび店頭に並べてもらうことを。<br/>
句集『六十億本の回転する曲がつた棒』とともにさらに売れて行って欲しい句集だ。<br/>
<br/>
<br/>
<br/>

 ]]> 
</description>
        <dc:subject>未分類</dc:subject>
        <dc:creator>fragie777</dc:creator>
    <pubDate>Tue, 15 May 2012 19:34:05 +0900</pubDate>
    <dc:date>2012-05-15T19:34:05+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
        <title>すがすがしい速さ。</title>
        <link>http://fragie.exblog.jp/17539704/</link>
        <guid isPermaLink="true">http://fragie.exblog.jp/17539704/</guid>
        <description>
<![CDATA[  
５月１４日（月）<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/14/80/f0071480_16111749.jpg" border="0" width="482" height="361"/></center>「あおはだ」の花。<br/>
わが家の雑木林のなかの山の木の一本である。<br/>
雑木林と言えばかっこうがいいが、歩いて５歩の雑木林である。<br/>
「えご」は清らかに咲いてよい香りを放ち、「あおはだ」は花と気づかないほど地味だ。<br/>
もうすぐ山法師やりょうぶに花が咲く。<br/>
<br/>
<br/>
新刊句集を紹介したい。<br/>
 高畑浩平句集『風』（かぜ） 。<br/>
第４６回角川俳句賞受賞作家である。この度の句集『風』は『雲』『水』につづく第三句集となる。飯田龍太に師事し昭和５６年「雲母」入会、「雲母」終刊後は「白露」に所属し廣瀬直人に師事、しかし「白露」は六月号で終刊となる。著者の高畑浩平さんにとっても思いもかけなかったことだろう。<br/>
 句集『風』（かぜ）は、文庫本サイズの５句組、収録句数は７００句以上、しかし手軽な大きさであるとうこと、「風」というタイトルであること、装丁がシンプルであること、などによってその収録句数の多さがそれほど気にならない。<br/>
今回の句集は、未発表の作品をできるだけ入れてみて、外出や旅行の際などでも気軽に持ち歩けるように、文庫本にしました。句集名は、既刊が『雲』『水』ですので、同じ一字の『風』。時間をみつけて読んでいただければ幸いです。<br/>
「あとがき」のことばである。<br/>
一ページ５句組ということだが、作品にスピード感があり一気によませる気迫のある句集だ。<br/>
　つまはじきされし鶏春疾風<br/>
　はじめての空へぐんぐん揚雲雀<br/>
　一つづつたたなづく山春の月<br/>
　木洩日をおたまじやくしの横切れり<br/>
　柿の花掃いていちにちはじまれり<br/>
句集の最初の方におかれた５句である。すがすがしい速度がある。<br/>
「雲」「水」「風」と句集名をつける著者ならではのこと、どれも流れゆく速さを持つ。その自然の運行の速度に身をまかせてその速度を自身のものとして闊達に俳句を詠む。<br/>
　渓川の音さきざきへ花山葵　<br/>
　山ひとつおーしんつくつくつくつくし<br/>
　水仙にしぶきを上げてつぎの波<br/>
　風吹いてゐるあたらしき蟬の穴<br/>
　流れゐる水に映れる額の花<br/>
　山楝蛇ふしぎな音を残しけり<br/>
　みづうみの国の大きな茅の輪かな<br/>
　線香の束に焰が百千鳥<br/>
　八月の雨の大きな水たまり<br/>
　伊勢参り水平線の見えてきし<br/>
　雪吊の仕上りて空遠くなる<br/>
　音立てて差しかはる潮冬椿<br/>
　なかぞらを走りゆく雨ちんぐるま<br/>
　雨脚の過ぎたる螢袋かな<br/>
　お手玉はいろいろな布雪の国<br/>
　観音は一木造り雪起し<br/>
　未草さざ波に日を返しをり<br/>
　白南風やいま赤ん坊はどんなゆめ<br/>
　ゆきあひの空や木賊のみづみづし<br/>
　あをぞらの広がるはやさ杜鵑草<br/>
　雪兎一時間目にでき上る<br/>
たくさんの作品のなかからほんの少しを紹介する。こうして句集を読んでいくとわたしたちの身体の中を気持のよい時間が流れていく。それが「風」や「水」や「雲」に関わる時間の早さであることにやがて気づく。万物は流転している。とどまることを知らない。それが自然だ。その自然の運行の気息がすなわちこの著者高畑浩平の身体を貫いているのだ。<br/>
<br/>
装丁は奥川はるみさん。「シンプルに仕上げて欲しい」という著者の意向を反映したものとなった。<br/>
ソフトカバーの薄紙（グラシン）巻き、瀟洒な文庫本である。<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/14/80/f0071480_18504439.jpg" border="0" width="454" height="340"/></center>グラシンに巻かれているので、ちょっと用紙の材質がわかりにくい。<br/>
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<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/14/80/f0071480_1852299.jpg" border="0" width="454" height="340"/></center>用紙の模様がグラシンをとおして見えるだろうか。この紙はとても好きな紙である。<br/>
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<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/14/80/f0071480_18531532.jpg" border="0" width="454" height="340"/></center>こちらは扉。カバーと同じ用紙を用い、小さな本なのでできるだけいろんな要素を入れず抑えてもらった。いい風合いの紙でしょう！<br/>
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色をブルーとこの黄土色のものを用意したのだが、著者の高畑さんはこの黄土色を選ばれた。それがかえって個性的になったのではないだろうか。<br/>
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この句集の担当スタッフは愛さん。彼女が選んだおすすめの一句は、<br/>
　会津郷短日の山どつしりと<br/>
「この間のゴールデンウイークに会津を旅行しましたので、ついなつかしく……」ということである。<br/>
　ゆく雲に手のとどきさうかき氷<br/>
わたしはこの句がけっこう好きだ。今年はぜひこんな風にかき氷を食べてみたい。「氷苺」が青空にはえて美しいから「氷あずき」を食べたくても「氷苺」にしよう。<br/>
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今日はブックデザイナーの君嶋真理子さんが、長男の芳郎君を伴って秋田からやってきた。<br/>
新聞記者であるご夫君の用事がありいっしょに上京してきたということである。<br/>
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<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/14/80/f0071480_19124751.jpg" border="0" width="454" height="340"/></center>三歳になったという芳郎くん。<br/>
君嶋さんはすこしふっくらとしていよいよお母さんらしくなって。<br/>
「秋田はお米が美味しいし、野菜も貝類もおいしいし、太っちゃったんですよ」とのこと。<br/>
「君嶋さん、相変わらずお酒飲んでるの？」と愛さんが聞けば、<br/>
「ガンガン飲んでますよっ」と景気のいい返事。<br/>
昨日も「お酒愛好会」の人たちと会って、夜を徹して飲みまくったという相変わらずの酒豪ぶりは健在だった。<br/>
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        <dc:subject>未分類</dc:subject>
        <dc:creator>fragie777</dc:creator>
    <pubDate>Mon, 14 May 2012 19:26:36 +0900</pubDate>
    <dc:date>2012-05-14T19:26:36+09:00</dc:date>
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        <title>なりたいもの。</title>
        <link>http://fragie.exblog.jp/17536017/</link>
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        <description>
<![CDATA[  
５月１３日（日）<br/>
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<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/13/80/f0071480_19344263.jpg" border="0" width="482" height="361"/></center>五月は薔薇の美しい季節だ。<br/>
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今朝電車に乗っているときのことだ。<br/>
空いている車両の端っこにわたしは坐って本を読んでいたのだが、そのうちに少し眠くなりウトウトとしだした。<br/>
するとわたしの隣少し離れたところに二人の若者が乗ってきて並んだ。<br/>
「おまえ、どんな授業をうけてるの？」<br/>
「ええっとさ、〇〇先生の授業と〇〇先生のゼミと……」どうやら学生らしい。<br/>
わたしは今日は帽子を目深にかぶって人の視線の埒外にいる。だから当然二人の顔も見えない。<br/>
ふたりの会話ははずんでいる。。<br/>
彼らはもっぱら大学の授業のことや、先生のこと、就職への思いなどをおしゃべりしている。するとその内のひとりが、小さな声でもうひとりに<br/>
「オレ、なりたいものがあるんだよ」と唐突に言った。<br/>
「なんだよ、話せよ」もう一人は興味深そうに聞く。<br/>
<br/>
「オレ、神になりたいんだよ」<br/>
<br/>
「…………」<br/>
（ムムム……）わたしは夢うつつの夢かと思って態勢を立て直し聞き耳を立てた。<br/>
少しの沈黙のうちにもう一人が聞く。<br/>
「神になりたいの？」それほど驚いた調子もない。<br/>
「そう、神になりたいんだ」<br/>
（うっそだろう！）とわたしは帽子がさえぎって見えない彼らの声にさらに耳をとがらせた。<br/>
「神になるってさ、いまはその達成感がどのくらいなの」<br/>
呑気な声がする。<br/>
そういう角度の質問になるのか！<br/>
しばらく沈黙。<br/>
「ウーン、３割くらいかな、でも確実に神に近づいているんだ」<br/>
（いったいどんな顔をしているヤツなんだ）<br/>
その後ふたたび彼らはごく普通の会話に戻っていったのだ。<br/>
電車は地下に入った。一瞬暗くなって向こう側のガラス窓に彼らの顔が映った。<br/>
「神になりたい」といったその男子の顔は……<br/>
きわめて普通のやさしそうな顔をしたひょろりとした青年だった。<br/>
わたしは聞き間違えたのだろうか。<br/>
それともパソコンのゲームの話でもあるのだろうか……よくわからない。<br/>
終点の新宿でわたしは降り、彼らももちろん降りてどこかに去った。<br/>
「神になりたい…」<br/>
わたしが夢うつつのなかで聴いた幻聴だったのだろうか……<br/>
<br/>
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今日の夕飯はチキンカレーライス。<br/>
「母の日」ということでわたしを「母」と呼ぶ人間のひとりが作ってくれた。<br/>
「カレーライスがいい」とわたしが望んだのだ。<br/>
美味かった。<br/>
おかえしにアボガドのサラダをご馳走した。<br/>
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<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/13/80/f0071480_19573357.jpg" border="0" width="454" height="340"/></center><br/>
汚い靴、なんて思わないで。<br/>
これが例の１０年間はきつぶした白靴。<br/>
修理がおわって今日もどってきたもの。<br/>
なかなかきれいになったでしょう。<br/>
これで雨が漏るということもなくなった。<br/>
あと１０年は履きつづけたいのだけれど……。<br/>
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        <dc:subject>未分類</dc:subject>
        <dc:creator>fragie777</dc:creator>
    <pubDate>Sun, 13 May 2012 20:56:45 +0900</pubDate>
    <dc:date>2012-05-13T20:56:45+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
        <title>「大（ひろ）」ご一行さま。</title>
        <link>http://fragie.exblog.jp/17533014/</link>
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<![CDATA[  
５月１２日（土）<br/>
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<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/12/80/f0071480_2246205.jpg" border="0" width="482" height="361"/></center>自転車にまたがってさあ出発だと気合をいれ、ふと上を見た。満開のえごの花だ。わが家のえごの花がこんなに咲いていたとは。<br/>
大好きな花である。<br/>
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さっきまで友人とひさしぶりにお酒を飲んでいた。<br/>
友人と酒をくみかわすのは本当にひさしぶりである。<br/>
いつもほとんど一人キッチンワインが多い。（これはこれで十分においしく素晴らしい）<br/>
今日はワインでなくやはりひさしぶりに焼酎を飲んだ。<br/>
「森伊蔵」という銘柄のヤツである。わたしはワイン同様焼酎にも全然くわしくないのだが、有名な焼酎であるらしいということは知っている。たまたまそこにおいてあったので目にとまりロックにしてもらって飲んだ。美味しかった。が、べつに「森伊蔵」だから美味しいというよりは焼酎をロックで飲むのはきらいじゃないし、いつも美味いと思うのでいつものように美味かった。香りが高く甘かった。すみません。そのくらいのことしかいえないな……。<br/>
結構いい感じに酔っ払って、帰りの自転車をこぐのが辛かった。ギアをときどきいれかえてヒイヒイいいながらこいでいるとママチャリにのって男子がさっそうと抜いていく。いやあ、君たちは若いよ……。<br/>
燕に追い越される亀のようなもんだね、わたしは。しかも酔っ払った年増の亀。<br/>
<br/>
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<br/>
今日の夕方のふらんす堂は賑やかだった。<br/>
境野大波さん率いるところの「大（ひろ）」のご一行さまが吟行帰りに立ち寄ってくださったのだ。<br/>
ふらんす堂ちかくの武者小路実篤公園に吟行に来たその帰り道のことである。先日ちょっと立ち寄ってくださった境野大波さんに、「是非によってください」と申しあげてあったので皆さん、寄ってくださったのだ。「大（ひろ）」の俳句仲間を中心にゲストの方もいらして、わたしが良く存じ上げている方たちもいる。ふらんす堂で句集を刊行された方も……。<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201205/12/80/f0071480_2344369.jpg" border="0" width="454" height="340"/></center>みんなで記念撮影。<br/>
ご存知の方もいらっしゃるはずですよ。<br/>
<br/>
そこでふらんす堂文庫の高濱虚子句集『遠山』（とおやま）のことが話題となった。買ってくださっている方もいらっしゃって、「いままで一番面白く読んだ虚子の句集だった」という声を聞いたときは嬉しかった。<br/>
（深見先生、良かったですね！と心でガッツポーズをしましたね、わたしは。）<br/>
<br/>
俳誌「大（ひろ）」春号では、境野大波さんがこの高濱虚子句集『遠山』（とおやま）を紹介してくださっている。<br/>
<br/>
文庫本の虚子句集は、岩波文庫の『虚子五句集』や朝日文庫の「俳句の世界」シリーズのものなど、これまでも例がなかったわけではないが、虚子晩年の高弟であった深見けん二先生の編集となると、幅広くて深い究極の精選句集となる筈なので、あらためて虚子の句業を知るために、手にとってみたくなる。ページを開くと、確かにいつもとはすこし違う新鮮な虚子と出会うことができたような気がする。<br/>
　河豚食うふや短き命短き日<br/>
　野を焼いて帰れば灯下母やさし<br/>
　浴衣着て少女の乳房高からず<br/>
　眉目良しといふにはあらねど紺浴衣<br/>
　悴める手は憎しみに震へをり<br/>
　過ちは過ちとして爽やかに<br/>
「客観写生」などの指導理念は別として、こんなに自由に俳句を詠んだ人はいないだろうと思った。<br/>
<br/>
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「大」ご一行の皆さま、今日はお目にかかれて嬉しく存じました。<br/>
ところでわたしが紹介した「飲み屋」さん、いかがでした？<br/>
すこし若者向きすぎたでしょうか？<br/>
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まだどうぞいらっしゃってくださいませ。<br/>
こんどは別のお店を紹介します。<br/>
<br/>
もっと大人向けの。<br/>
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        <dc:subject>未分類</dc:subject>
        <dc:creator>fragie777</dc:creator>
    <pubDate>Sat, 12 May 2012 23:23:23 +0900</pubDate>
    <dc:date>2012-05-12T23:23:23+09:00</dc:date>
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