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10月26日(日)
三時すぎから仕事場にて、句稿を読んだりして仕事する。 送られてきた句集、詩集に返事を書かなくてはイカン、イカンと思いながら、うしろに積み上げられた本をながめる。 そういえば、昨日草月ホールに向かう途中で、詩人の手塚敦史さんと話題にしていた詩誌「SOOHA(スーハ)」のことを思い出しそれを手にとる。 少し前に送ってもらったこの詩誌によって、わたしは「古賀忠昭」という詩人をはじめて知ったのだった。しかし、この詩人のその肉体はもはやこの世にない。今年の4月14日、聖マリア病院のホスピス病棟で息をひきとったのだ。享年63。娘の繭さんがこの「SOOHA」において、「父、古賀忠昭」について語っている。そのことばに引かれてわたしはこの知らない詩人に初めて出合ったのだった。2007年10月に刊行された詩集『血のたらちね』(書肆山田刊)で、「第17回丸山豊現代詩賞を受賞している。この詩人に心を寄せた詩人たちがそれぞれ文章を書いている。 「中尾太一さんの文章読みました?」って、手塚さんから尋ねられた。 「ああ、それはまだ読んでない……」 「いいんですよ、文章がとても。書かれている内容も。中尾さんが鈍行で久留米まで行くんですよね。古賀さんの家に着いたときは、もうみんな、有明海に散骨に行ってしまったあとで、中尾さんは、ご仏前にと持ってきた手紙とお菓子と紙風船を置いてくる、っていう内容なんです」 郵便受けに入れられていたという「紙風船」と「手紙」も繭さんによって写真に撮られて紹介されていた。 ウエッブマガジン「週刊俳句」にて、対中いずみさんが、川島葵さんの句集『草に花』について紹介している。 耕しのときをり跪きにけり 句集のなかで対中さんが一番好きだという句。 「葵さんは、これからも野にあって、風を嗅ぐ鹿のように、そのように句を詠み続けられるのだろう。」と。 「風を嗅ぐ鹿」とは、まさに! 川島葵さんにドンピシャリですね。対中さん!
by fragie777
| 2008-10-26 21:23
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Comments(2)
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Daxiongmao
at 2008-10-26 22:47
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久々にお会いできてうれしかったです。
今日も午後から、お仕事だったのですか。 豊かなエネルギー&感性・・・いつもブログを拝見しては、 「yamaokaさん すごいなぁ・・」と 遠い目をしているんですよ。 見習え、私!(←かけ声ばかり) またお会いできる日を楽しみにしています。
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fragie777 at 2008-10-27 18:58
こちらこそ。
本当に久しぶりでした。 明るい笑顔にあえて、そしてやっぱ ひさしぶりにすばらしい○○語を聞いて、 おお、これよ、これっ、これでなくちゃ、ここに来た甲斐がないわっ、 と思った次第です。 乞う、再見! (yamaoka)
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