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10月15日(水)
散り始めた金木犀であるが、色はあいかわらず鮮やかだ。その香りはやや失せはじめている。 「ふらんす堂通信」の編集作業に追われているので、スタッフたちの何人かはまだ残っている。 カトさんところは、よく坊やたちから電話が来る。「今日はね、ママ、まだ帰れないよ…」「あと少ししてからね、待っててね」そんな携帯電話でのやりとりが聞こえてくる。真紀さんは、いつもかなり遅くまでもくもくと仕事をこなす。ふらんす堂の屋台骨のような存在である。「ダンナさんの帰りも遅いので…」と言うけど、いいのかしらん。そして律子さん、今日は休みの日なのであるが、休みを返上しての仕事。先日出来あがった『銀化歳時記』に乱丁本があったと「銀化」の会員の方何名かの方から連絡をもらってしまった。そのことを聞くやいなや、書庫にあってお預かりしているたくさんの「銀化歳時記」を検品するためにすっとんでいった。几帳面な彼女のこと、一冊一冊丁寧に確かめたんだと思う。 ふらんす堂は大きくわけて、アバウト派ときっちり派にわかれるのだが、アバウト派の代表がわたしであるとすれば、律子さんはきっちり派の代表だ。 「あら、このくらいいいんじゃない…」っていうものが、彼女においては、「ダメです」ということになり、この彼女の几帳面な誠意は、ここまでの「ふらんす堂史(?)」において大きな役割をはたしているのだ。 こんかいの「通信118号」より、全員が編集後記を書くことに、朝のミーティングで決まった。それゆえ、全員がなんらかのかたちでこの冊子の編集にかかわることにしようということになった。(いやもうとうに関わっていた) リエさんは、「bois et boix 」などの担当。春奈さん、啓子さんはもっぱら「かわら版つくり」など、小冊子とはいえ、多くの手を必要とするのだ。 わたし? 今日のわたしが「通信」に関してやったことと言えば、「わたしたちが虫だとすれば」のカットを描いているブックデザイナーの君嶋さんの後ろからのぞきこんで、「それじゃあ、いやだあ」と文句をいい、「きれいに描いてね」と注文をつけことくらいかな……。 ああ、それと「編集室から」をやっと一ページ書き上げました。 今日はこれで勘弁してもらったのだ……。 さあ、夕食はパスタだ! ねえ、もうみんな帰ろうよ…… …………… (みなひたすら仕事) わったし、帰る。 帰ります。 帰らせていただきますけどっ…。
by fragie777
| 2008-10-15 20:04
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