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9月17日(水) 玄鳥去(つばめさる) 居待月
雨のなかの京都・東寺の僧侶たち。 女ばかりがワイワイとかしましく働くふらんす堂であるが、スタッフたちの目指すところは男気である。 いかに雄々しくかっこよく仕事をするか…… そういうことからするとなんといってもスタッフの優明美さんには誰もかなわない。 名前はきわめて女らしいのだが、ときどきわたしは彼女の仕事ぶりを眺めて、(ハンサムだなあ…)ってほれぼれすることがある。 まず、きゃあ、きゃあ言わない。絶叫なんて金輪際ない。クールでパソコンに強く、「これをプログラムして下さる…」って頼むと「はい」と物静かに答えて、いつの間にか出来上がっている。 そしてクールだ…。どんなに複雑なことを頼んでも、平然と受けさらりとこなす。 しかも雑用も率先してこなし、仕事に優劣をつけない。 てんでカッコいいったらない…。 この間、おやつの時間にわたしがアイスクリームをかじりながら彼女のそばをぶらぶらしていたら、 「yamaokaさん! かわいいですよっ」 さわやかに笑いかけられて、………すっごく恥ずかしかった。 その優明美さんが明日から、大学の集中講義で半月ほどお休みする。 (彼女は一度社会に出て働らき結婚もし再び大学生となり英文学を勉強している) 英語学の優秀な外部の教授たちを呼んで、毎日その講義があるらしい。 スタッフでチーフの律子さんに、 「携帯に電話をしても出られませんから…」と釘をさしていた。 律子さんの心もとなさ、よくわかるわ。わたしもおんなじ…。 早く帰ってきてほしい、と今から願っているyamaokaである。 待望の365日入門シリーズの『色の一句』と『芭蕉の一句が出来上がってくる。予約注文もそれなりにありいい手ごたえだ。 『色の一句』は片山由美子さん、『芭蕉の一句』は高柳克弘さん。お二人の著者の方には一年間にわたって、ホームページで毎日お原稿をいただくという労をとっていただいた。つくづくと大変なことだったと思う。こうして一冊になるとまたあらためて感慨ふかい。お二人には密度の濃い仕事をしていただいた。心から感謝を申し上げたい。 見本をお送りして、片山さんからは「美しい本にしてくださって…」という感謝のことばをいただいた。 若い高柳さんは、「十五夜のお月さまにささげます」というメールをくださった。 まず著者のおふたりが喜んでくださったのが何よりもうれしい。 書店には今週末には並ぶ予定である。 お二人が渾身の力をそそいだこの二冊が多くの人のもとに届きますように…。
by fragie777
| 2008-09-17 19:59
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